富士山まで家族旅行にでかけたオキエです。
夫氏の体調に気をもみながら、月曜日の大雪の様子にハラハラしながら、己の疲労と対峙しながらの大冒険でしたが、なんとか行って来れました。
おかげさまで夫氏、今日は眠り姫ならぬ眠りおじさんになってますけど。まぁ道中死んでもおかしくない状態ではありましたので。
でも夫がそれを夢にしてここまで頑張って生きて来てたので、先生が「緩和ケアにおいて医師の助言は本人の意志より尊重される事はない」と、道中の万が一のための手紙を書いてくださり、それを御守りにしてなんとか行って帰ってくることが出来ました。
オキエも眠りおじさんの横で眠り姫しつつ、ブログを書いています。
なんせゆっくりゆっくりの旅で山梨県に入った時にはもう真っ暗で、しかも脇道には雪がどっさり積もっていて、何かと心労が重なりつつではありましたが、朝起きて窓を見た瞬間全ての苦労が吹き飛んで「来てよかった」と思う事ができました。
素晴らしかった。
またテラスからは河口湖も眺める事が出来て、ここまで心が震えるというのもそうないんちゃうかなと思うくらい感動しました。
最高の時間を家族で共有する事が出来ました。
今回利用したホテルはバリアフリーの精神が充実していて、それも本当に良かった。
介護用ベットが入った客室、車椅子のまま入れるトイレやお風呂、それ以外の備品ぞろえも完璧で、スタッフさんも慣れてはってどんなお願いにも素早く対応をしてくださいました。
それでも夫が温泉に入るのはやっぱり無理だったので、富士山の見える貸切風呂で贅沢な足湯を存分に楽しんでもらいました。
(もちろんオキエらは大浴場を楽しみました)
今回の旅はいろんな方のいろんなご助力により決行する事が出来たので、その事もすべて記録しておきたいのですが、時間的になかなかままならぬ現状ですので、せめて感謝の気持ちだけでもここに残したいと思います。
そして
何より強い意志で私たち家族をここに連れて来てくれて、最後まで楽しませてくれて感動を与えてくれる夫氏に、心からありがとうを伝えたいと思います。