今回は蓮メンバーと久しぶりの旅でした。車の中で近況を報告し合いながら、おやつをバリバリ食べながら、たどり着いた石切。
懐かしい道を歩きます。
一度訪れた場所が「懐かしい場所」になっている感じ、好きです。訪れるということは、自分の一部になるということなんだな~
まずは前回にも訪れた上之社へ。
饒速日の「荒魂」が祀られています。
人影まばらでしたが、歴史的にはこちらのほうが古く由緒もあり、静かに深く祈るのには最適かと思われます。
見えない誰かに誘われるように、その周辺も散策してみました。
この池の祠の前に置かれているミニ亀の置物は、念願成就した人々が御礼に置いていったものらしい。
※ちなみに念願祈願のミニ亀というのもあって、それは下之社の祠に置くらしい。
お隣の白光大神さんにもお参り。
白蛇さんが神使として祀られているそうです。
蛇年生まれ人間としては、ご挨拶しとかなあかん。
上之社とそのかいわいで神々しいありがたさを受け取った後は、いざ行かん下之社へ。そして商店街へ!!
お久しぶりの大仏様。
前回はここで折り返したんです。
でも今回は、もう迷わず前進あるのみ。
やっと会えたよ石切参道商店街。
こちらの商店街には占い屋さんがたくさんあります。
ありとあらゆる占い師さんがいらっしゃいます。手相が一回500円からという店もあって、気軽に占ってもらえる感じです。どこのお店も結構流行っていて、だからか若い観光客が多かったな。
BKとKMも500円で手相を占ってもらってて、めちゃめちゃ当たっているらしくて、ビックリ!オキエも横で聞いていましたが、何も話してないのに仕事の有無とかもちゃんと見極めてお話されてて、流石やなと思いました。
でもオキエは占ってもらわなかったです。
旦那の病気のことを簡単に助言されてしまうのが少し怖いというのもあったし、昔高名な占い師とのやり取りで不快な思いをして、占い師の人間性を知ってからでなきゃ見てもらいたくないと思ってるというのもあります。
※お酒の席で女性に近づく手段に使ってる感じに嫌悪したねん。俺様が占ってやるってってんだよ!みたいな…誰が見させるかバーカ、みたいな…
そして「やっとお参りに来ることができました」の、石切神社・下之社。
お百度参りしてる人が沢山いて、ドドドドドド・・・という勢いで回っておられたので、ビックリ。みんな叶えたい願いがあるんやな~
ここでちょうどお昼になったので、神社のすぐ前の村田屋さんで、おそばとおでんの大根をいただきました。
おでん美味しかった・・・
140年前からここでおでんを炊いてはるらしい。
梅月堂さんでいただいたみたらしだんご。
※BKだけよもぎみたらし。
これまた美味しかった・・・
みたらし団子が食べられる世界線に生きてて良かった。
など
商店街散策がいちいち楽しくてなかなか前に進まず、やっと乗った車の中から見える景色がこれまた素晴らしく。
大阪って本当に面白い。
やっとの思いで前に進み、山道を走り、幾多の急カーブをくぐりぬけ、次に目指したのは奈良の信貴山。
(下道ばかりでも石切から40分くらい)
信貴山朝護孫子寺 - 信貴山真言宗 総本山 朝護孫子寺 公式サイト
たどり着けばこちらも春爛漫でした。
バンジージャンプ客でにぎわう開運橋から見える、信貴大橋と大門ダム。
大寅様もおひさしぶりです。
今から1400余年の昔、聖徳太子がこの山で毘沙門天王をご感得され、大変にご利益をいただかれましたのが寅の年、寅の日、寅の刻であったといわれています。
だからポストまで寅なんです。
寅年の方はぜひお参りください。
前回来た時は本当にわけが分からず、やっとの思いで本堂にたどりついただけでした。なので今回は事前に地図をチェック、行きたいところは全部回る覚悟でスタートしました。
まずは普通に来てたら絶対見過ごしそうな階段を上って、「開山堂」を目指しました。
ここに来たのには理由がありました。
実はこの参道の赤い縁石と庭石は、BKの友人・K美ちゃんが造ったものです。人生のどん底にいた人がこの開山堂にお参りをして運気逆転して大成功を納め、「御礼にこの参道を綺麗に整備したい」と、モルタル造形デザイナーのK美ちゃんに施工を依頼されたのだとか。
そんなん見てみたいに決まってるやん。
行ってみたいに決まってるやん。
モルタルアートの話は噂には聞いていましたが、実物を見てすごい技術なんだと改めて感動しました。
そして
確かにすごかった、開山堂さんのパワー。
四国八十八ヶ所ご本尊さまを四面にお祀りしているお堂で、足元には八十八カ所各寺のお砂が敷かれています。お砂踏みめぐり(お砂を踏みながらお堂を一周)をすると、八十八カ所めぐりをしたのと同じご利益があるのだとか。
いやすごかった。
素晴らしかった。
K美ちゃんに教えてもらわないと絶対に出来なかった素晴らしい体験でした。
もう良い事ある予感しかない。
最初の一ヶ所でこんなにパワーもらってええんかいな。と思いつつ、次の場所に向かって歩みを進めます。
今回はしっかり「聖徳太子像」も認識できました。
そして「本堂」にて毘沙門天様にご挨拶。
もちろん修行(戒壇めぐり)も忘れずに。
前回来た時はオキエのほかに誰もいなかったので本当に怖かったですが、今回はたくさん人がいて、少し間をあけて誰かの気配を感じながら歩けたので、恐怖はやわらいでいました。
みんながいるから怖くないよ。
そう教えてもらったような気がしました。
家族や友人、みんなまだまだ元気でいてね。
オキエもちゃんと元気でいるからね。
さて
お次は、最大にして最高のチャレンジの時間です。
ゆるい階段を20分歩いて上がった場所にある「空鉢護法堂」に行くことにしました。
途中何度も休憩しながらおっちらこっちら。
上りきった時の爽快感たるや如何に。
左手に奈良、右手に大阪の街並みが見えてるらしい。
景色をのんびり眺めていたら、モルタルのK美ちゃんから電話がかかってきました。ひょっとしたら今回のお参り、ご一緒していたのかしら?
家族や友人と支え合って楽しく笑い合って時に旅して、使命があるなそれをさせていただき、この天命尽きるまで元気で暮らせますように。
つきつめて考えれば、祈る事はそれだけです。
下り道では、足がガクガクブルブルとなる感じを久しぶりに味わいました。
でも、嬉しかったです。
もう貧血じゃないから、しんどくてもちゃんと上れるんです。その事が何より嬉しかった。
ありがとうございます。
こちらは「成福院」の融通さん。
「融通がきく」って、神通力だって知ってました!?
「融通をきかす」というのは、融通様のお力をお借りするという事だったんだそうです。
ビックリー!!
たぶん今日一番の衝撃の事実です。
そうなんや。
そうやったんや。
でもなんか腑に落ちる。
めちゃめちゃお世話になってる神様やん!!
ホンマに八百万の神々に守られてるよ日本。
そして信貴山巡り、いよいよクライマックスの「玉蔵院」さんへ。
玉蔵院について | 信貴山大本山 玉蔵院 | 大阪・奈良の県境にある祈祷寺・宿坊
院内浴油堂の出世毘沙門天にご挨拶。
こちらの浴油堂さん、実は堂内に上げていただけます。なので出世毘沙門天さんの近くまで行くことが出来るのです。KMが御朱印を書いてもらった時にお坊さんが教えてくださいました。知らないで外から挨拶して帰ってる人が多かったので、もったいないと思って書き記しておきます。
玉蔵院の大地蔵と融通堂。
これで目的地をほぼまわり終えることが出来て、安堵でしばしたたずむおばちゃん三人組でした。
※疲れ切って呆然としていたとも言える。
帰り道に最終目的地「千手院」に立ちより、前回来た時「なんじゃこりゃ?」くらいにしか思わなかった三寅の福・胎内くぐりをして、本日のお参り終了!!
K美ちゃんのお勧めの美味しいジェラードを食べて、楽しい一日を締めくくりました。
美味しかったよおおおおお!!
五臓六腑に染みわたる美味しさでした。
でも夕方に外で食べるにはまだちょっと寒い季節でした。
蓮メンバーとK美ちゃんのおかげで、楽しい一日になりました。
かつての石切さんにたどり着けなかった後悔も、信貴山を回り切れなかった無念も、全てはこの幸せの経験のためにあったのかもしれません。
エンジェル、次はどんな楽しい奇跡を見せてくれるのか。
石切さんと信貴山でいただいたパワーをワクワクに変えて、楽しみにしています。