まるでもう春の陽ざしの中、今日も一人おでかけしたオキエです。
本日の目的地は亀岡市のお隣、緑豊かな大阪府豊能郡能勢町。二年前のお正月に妙見山に行って以来です。
本梅町から能勢町に入ってしばらく走ると、現れたのは30キロ制限の標識。
え、30キロ?
ゾーン30ってこと???
30キロ制限の道を走るなんて、初めてかもしれん。
でも走ってみて納得しましたが、この道路は生活道路で、住民の皆さんはけっこう自由な感じで歩かれていました。
ルールには、そう決まった理由があるもんだ。
などと感心している間に、野間地区に到着。
まずは天然記念物として有名なけやきの木にご挨拶です。
毎年初夏にはアオバズクが訪れて、写真家さんでいっぱいになるらしい。
ここは元々、祭神を紀貫之とする蟻無宮(有無宮)の境内で、紀貫之のこの句が名前の由来という説もあるとかないとか。
手にむすぶ 水にやとれる 月影の
あるかなきかの 世にこそありけれ
上手いな~
素晴らしいな~
素晴らしすぎるなぁ~
言葉で生を表現する事を愛するひとりの人間として、めちゃくちゃ尊敬してしまう。嫉妬すら感じる素晴らしさです。
歌徳説話も多く残っているという紀貫之さん。
歌集とかあるのかな。
ちょっと読んでみたいな。
などと
たまらなく感動していたら、けやきの木が素敵な撮影ポイントを教えてくれました。ちょうど枝がお日様を遮っていて、やっと綺麗に撮れた。
お日様と けやきと私の 春の夢 <おきゑ>
さて
この能勢町は、実は知る人ぞ知るグルメシティです。おしゃれで趣のあるカフェやレストランがたくさんあるのです。
今日はその中の一つにランチを食べに行きました。また古民家。
能勢の古民家カフェ&レストラン Dear Ns Kitchen (エヌズキッチン)
ここも見渡す限り山と田園風景の中にポツンとあるお店です。
こちらのお店は完全予約制です。
前日までに電話で必ず予約をしてから行きましょう。
古民家を洋風にリノベーションした雰囲気が魅力的。
席と席の間にオシャレな感じで上手くパーテーションを立ててくださっていて、感染症対策的にものんびり気分的にもとっても嬉しい配慮だと思いました。
こちらの名物は、サラダにかける
ドレッシング。
これは玉ねぎと人参のドレッシング。
めっちゃ美味しかった!!
今旦那の食事には毎食必ずサラダをつけるので、ドレッシングは結構悩みの種なんです。なので美味しそうな手作りドレッシングを見つけれるのは嬉しい。
早速、購入。
一本600円+税でした。
でもたぶん半分以上自分で食べる自信がある。
このドレッシング、通販もしているそうです。
人気なんですね。
その後も、全てのお料理を美味しくいただきました。
パンも美味しかった~!!
デザート付きのBコース、いくらだったかな。
税を入れて3,000円ちょっとくらい。
帰りには、お招きいただいた感謝を地元の神様に申し上げたく、野間神社に立ち寄ることにしました。
ナビさんが気をきかせて、わざわざ10分ほど遠回りして能勢の山々の美しい景色を見せてくれはりました。
(10分山道を回ってお店に戻る大規模Uターン)
ほんとうに素敵な時間をすごさせていただいて、ありがとうございました。
おだやかな境内を歩いていて、ギョッと目を引いたこちらの忠魂碑。
詳しく調べられた方のブログによると、大東亜戦の敗戦時に村の小学校から移動されたものらしいです。
小学校にこんな碑が立っていた時代があったんやね。
時間の流れって、すごいな。
オキエの小学校は二宮尊徳の石像だったよ。
そんな感じで
全部入れても3時間ちょっとの超小旅行でしたが、めっちゃ楽しかったです。
誰とも話さないからこそ、その地にいらっしゃる八百万の神々とすごく深く触れあえたような気がして、これは新しい旅の面白さ発見です。
だってずっとしゃべってたよ私。
しゃべり疲れの疲労感あるよ。
(車の中での歌の練習の疲労感かもしれんけど)
ああ
もっと旅がしたい。
日本のいろんな神様に、会いに行きたい。
宣言解除と共に訪れる春を、私はどうやって迎えたらいいんだろう。