猛烈に疲れが出てきているオキエです。
本当にもう無茶はできないと改めて感じ入っております。まぁ今回は暑さと帰宅後の在宅ワークが過酷だったせいもあるけど。
ただそれも含めて旅の面白さなので、甘んじて疲労を受け入れ、夏休み中盤はゆっくり静かに過ごしてHP回復に努めたいと思います。
さて
NZから帰国して来たらんちゃんと急遽決まったプチ旅行、最初はどこか避暑地に行こうと話してたのですが、お互いスケジュールに若干の不安があり、近場の近江八幡に行くことにしました。
近江八幡と言えば4年前に行って「いつか必ずもう一度訪れたい」と思っていた町でした。なんせあの時は小欲に目がくらんで弾丸ツアーになってしまい、ゆっくり風情を楽しめなかったので。
ここで弾丸ツアーの時に全く気付きもしなかった衝撃の事実を知ることになります。
左義長まつりのダシ、実は食材で作られているんだそうです。
えええええええ!!
いやホンマに上滑りだけで見てると世界の面白さには気づけんよ。
前回休館日で入れなかったヴォーリズ記念館にも入ることが出来ました。
前回は篤志家としてのヴォーリズの一面を見て憧れに胸をふるわせたけど、今回は宗教家として、そして実業家としての彼の側面を見て、ひとりの人間としてとてもパワフルな人生を送られていたことに親近感をおぼえました。
朝ドラとかでやってくれたら面白そうなのに。
そして前回乗れなかった八幡堀の船めぐりにも乗船することが出来ました。
ただこの日はもう満席だったので、翌日朝一番の予約だけ入れて、八幡さんへお参りに。
八幡山に向かうロープウェイに乗って、
前回来た時に「素晴らしかったけどもう二度と来なくていいや。」と思った坂道をひたすら歩き、
再びたどり着いた絶景。
地上ではミンミン蝉が大合唱してたのに、山頂ではヒグラシが鳴いていました。
過行くものは夏なのか、それとも泡沫のような人生なのか。
そして、道を間違えて地獄を見る私。
さらに上の方に登りたいらんちゃんと分かれて先に下山したつもりが、違う道に入っていました。確かにここを進めばロープウェイの入り口に繋がるらしいのですが、【険しい・高齢者やヒール靴は禁止】との看板があって、見るからに怖そうな道が続いてるではありませんか。
もちろん、無理。
「パパ、この道から行きたい!」と喜ぶ活発そうな男の子の家族連れが一組進んでいかはったけど。
そりゃ私にもパパがいたら進みたかったけど。
パパがいないオキエは、降りて来た階段を再び上って正規ルートに戻りました。
ぷるぷるになった足を休めるべく、吸い寄せられるように「たねや」さんに入った私達。
ここも初来店。
入ってビックリ、めっちゃ素敵なお茶屋さんでした。
焼きたてのつぶら餅と冷たい抹茶。
息を吹き返し、宿まで歩く元気を回復しました。
そして蔵の宿にチェックインを済ませ、
目をつけていたお食事処に夕食を食べに出かけました。
普通のお食事処なんですが、ここがまた美味しかった。
この案内の通り、めちゃくちゃ美味しい近江牛がお手頃価格で提供されてました。もう何もかも忘れて写真を撮るのも忘れて美味しくいただきました。
思い出したらお腹が鳴る、よだれが出る。
近所だったら今すぐ走って行きたいくらいです。
このお店も相当な古民家で、親切な店主さんにからくり扉の仕組みや昔の建築物の工夫など、解説してもらいました。
面白かった。
そして宿に帰って倒れるように寝入ったおばさん達でした。
が
夜中に目が覚めてしまったオキエは、ふとある点と点が結びつき、気になって色々とネット検索などをして、驚愕の事実を知る事となりました。
私のひぃおじいちゃんの一族は近江八幡の出身で、なんと近江商人だったのです。
えええええええええええ!!
これってルーツをたどる旅やん!!
こうなったら叔母に色々と聞いてみたい気もするのですが、叔母の弾丸トークにつき合うというハードルを越えてまで知りたいとも思わないので、まぁゆるくご縁を喜んでおきましょう。
二日目の朝は早々からヴォーリズ建築を巡りました。
そして、前日予約した八幡堀の船めぐりに。モーターではなく、船頭さん手漕ぎタイプの方に乗りました。
近江八幡の歴史について色々と教えてもらいながら、ゆらゆらゆらとゆれる時間は素晴らしかった。
ご先祖様…
こうやって遠い故郷を旅出来て、今オキエはとっても幸せです。
ゆらゆら揺れながら、思いを伝えてみました。
そして、長浜へ。
つづく