新しい車に買い替えて嬉しくてしょうがない藤ちゃんに誘われて、ドライブに行ってきたオキエです。
道中の半分は車の話。でもあんまりその価値も意味も分からない私。
まぁ藤ちゃんが幸せなことだけはよくわかった。
今日の目的地は、大好きな滋賀県。
まず最初に、米原市にある「醒井宿」という清水の郷に向かいました。
心を癒してくれる、水辺の美しい風景がここに。滋賀県「醒ヶ井」の魅力とは | icotto(イコット)
地蔵川が流れる散策エリアは(地域の方以外)車で入ってはいけないので、まずは醒ケ井駅前パーキングに車を停めます。
2時間ぐらい停めてて200円とかだった。
安い、良心的。
※京都の町中のコインパーキングは本気で要注意ですから、料金システムは目を皿にしてよく読んでください。
さぁ、レッツ散策!!
美しい~、水が本当に美しい。
清流にしか生息しない梅花藻がいっぱい!!
針江を思い出す~
最初にでくわした名所は、西行水。
西行法師所縁の水場です。
お地蔵さまたちに、御礼のご挨拶。
キラキラ、キラキラと水が光って絹のよう。
柔らかくて冷たくて美味しかった。
次の名所は十王水。
こちらは浄蔵法師所縁の水場ですが、近くに十王堂があったためこの名前になったそうです。
十王堂とは、閻魔大王を筆頭とする 十人の王たちが祀られている場所。いつお堂がなくなったのかは知りませんが、この清い水で亡者の罪が洗われて、皆極楽浄土に行けていたらいいですね。
今日は罪ではなく野菜が洗われていましたけど。
キラキラ~
キラキラ~
間違いなくここは極楽浄土。
完全な形で当時のまま現存する問屋場。
問屋場:江戸時代、街道の宿駅で、宿場を通行する大名や役人に人足や馬の提供、荷物の積替えの引継ぎ事務を行なっていたところ。
ちょっとタイムスリップ気分。
私は絶対に滋賀県に縁があると思う。
たぶん先祖か前世が近江商人やと思う。
※そうか琵琶湖の水を飲んで育った己のDNAの水の記憶かもしれん。
コスモスの花びらが散って、秋の終わりを告げて・・・いるはずやのに、めっちゃ暑かった。気温も26度とかあったし、入道雲も出てた。
温暖化ねぇ~
もうほんと南国だねぇ~。
川を見ながらベンチに座ってのんびりと藤ちゃんがにぎってくれたおにぎりを食べました。梅シソのおにぎり、美味しかったよ!!
こちらは居醒の清水、地蔵川の源泉です。
伊吹山の神との戦いで毒気にあたったヤマトタケルノミコトを癒した水だそうです。どんだけ昔の話。
雨森芳洲の和歌
雨森芳洲:江戸時代の儒学者、教育者、外交家(滋賀県髙月町雨森出身)
水清き 人の心を さめが井や 底のさざれも 玉とみるまで
地蔵川の袂に鎮座する加茂神社。
祭神は別雷神命で、雨・治水の神、農業の神として信仰されています。
こちらは鳥居前にてご挨拶。
ここでもトンビが美しく飛んでいました。
野生のカラー。
華やかだわ・・・
そしてこの町にもヴィーリズ設計の建物がありました。
旧醒井郵便局、現在は資料館になっています。
すっかり身も心も清められたような気分になって、次の目的地へと出発です。道中、伊吹山に車中からご挨拶のみ。
大きい~
キレイ~
しあわせ~
そして「バームクーヘンが食べたい」藤ちゃん念願のクラブハリエへ。
が、しかし。
帰り道で一番近くにあるクラブハリエと思って行ったら、ここはパン専門でバームクーヘンが売ってなかった。
クラブハリエのパン専門店 J'oublie le temps(ジュブリルタン)
ギャポーン・・・
仕方がないので(でも美味しそうだったので)パンを買ったけど、なんとこちらのクラブハリエ、消費税の関係で琵琶湖の見える絶景のイートインでお食事ができなくなってた。二重のギャポーン。
悲しみをこらえて車でパンを食べて、でも藤ちゃんがバームクーヘンをあきらめきれないというので再度検索してみたら、すぐお隣の彦根市に洋菓子のクラブハリエが見つかりました。ということで、レッツゴー。
彦根城さんにも車中より、ご挨拶のみ。
一気にひこにゃん化してきた通りを抜けて、やっとたどりついたバームクーヘンを売ってるクラブハリエ。
「こんなことになるってわかってたらパン食べへんかったのに。」と恨めし気にショーケースの洋菓子を見つめながら、コーヒーを飲みました。
なので、お土産としてバームクーヘンを購入。
「あれ、藤ちゃんは買わないの?」
「ああ、もういいですわ。」
えーーー!!
あんだけバームクーヘンにこだわってここまでやって来て、結局食べもせず買いもせずなんや。
意味わからん・・・
あなたのココロがつかめません。
※幼児にはよくある現象ですけど。
藤ちゃんの心と秋の空にふりまわされて、オキエのドライブ同行は幕を下ろしたのでした。
しかし、楽しかった。
こんな素敵な水の名所、オキエは全く知らなかった。
持つべきものは「十人十色、違う色を持つ友達」だと思いました。
「次回は牡丹燈籠のルーツを訪ねに岡山に行きましょう。」
「・・・・・。」
素敵な新車で計り知れない冒険の旅へとまだまだ誘ってくれるみたいなので、た、楽しみにしています。