金沢滞在二日目の朝も元気に迎えたオキエです。
前日は金沢市内の観光名所を夫婦でまわりましたが、この日は旦那が仕事だったので(そもそもそのために来た)、いよいよ待ちに待った一人旅の時がやってきました。
出発の瞬間、気持ちがシャンとして、自分でもビックリするくらいテンションが上がった。
私は本当に一人旅が好き。
大好きなんだと、改めて自覚しました。
旅のスタートは、旦那に送ってもらって金沢駅。
ここから歩いて金沢市街を周る予定です。
ふと見たら駅前にNHKのカメラがポツンと立っていて、何だろうと思っていましたが、夜に疑問が解決されました。
VRカメラを使った実験をしていたそうで。
これからの観光の新しいスタイルみたいな話でした。
観光案内所で地図をもらって、さぁ、出発です。
まず最初の目的地に向かって、歩く事30分(途中寄り道したり道を間違えたりしつつ)、昨日旦那と行った近江町市場が見えてきました。
今日はここには立ち寄らず、前の道を通過。そこから歩くこと数分の場所にある尾張町町民文化館。
尾張町町民文化館|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語|観光・体験|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語
※入場無料
明治40年に建てられた銀行がそのままの形で残っています。
近江町市場がある「近江町」の隣が「尾張町」なわけですが、これは加賀藩が治める城下町に近江商人や尾張商人がやってきて、そこに市を開いた名残と考えられています。
戦火や都市開発から逃れたこの城下町は、古い歴史を感じさせる道や建物がたくさん残っていて、とても不思議な街なのだ。と、地元の方に教えていただきました。
地下の金庫室は展示室に。
古いお札、懐かしいお札が展示されていました。
オキエの世代は普通に五百円札使ってたよね?百円札はめっちゃ小さい時にギリ使ったような気がするんだけどねぇ。
文化館の横には老舗交流館がありました。
※入場無料
当時の街道沿いの商店街の様子がわかる展示物。
にぎやかだったんですねぇ。
そんな当時の風情を残す建物にいちいち感動しながら、再び歩く事10分。
最初の目的日、主計町茶屋街に到着しました。
主計町茶屋街|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語|観光・体験|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語
なんだかおいでおいでと誘われている気がして、泉鏡花記念館に入ってみた。
なるほど。
ここは目に見えぬ存在と共生してきた町なんですね。
常々京都は妖怪シティだと思っているオキエですが、金沢もたいがいなものなのですね。
泉鏡花記念館の入場料は310円でしたが、ここで市街地の指定文化施設にフリーで入れる1Dayパスポートなるものを購入しました。520円なので2館以上入ればお得になる計算。
※入れない場所もあります。
<カチッ。>
もう一施設は何が何でも入らなくてはいけない使命感にスイッチが入りました。
主計町茶屋街はどこからどの道を見ても本当に素敵。
ほとんど現役のお店として活躍しているのも、すごい。
川のほとりをのんびり歩きながら、隣のひがし茶屋街に移動。
ひがし茶屋街|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語|観光・体験|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語
こっちのほうが観光の中心地なのかな?
お店がいっぱいあって、人も多かったです。
金箔ソフトクリーム、食べるにはもう少し気温が欲しいところでした。
残念。
そろそろランチをしようと洋食店を数軒回りましたがどこもいっぱいで、仕方が無いのでちょっと奮発してフレンチのお店に入ることにしました。
(海鮮系はウッとなったので)
それでもランチコース3,000円はリーズナブルな金額だったと思う。それまでに見て回っていた洋食屋さんの定食も2,000円は下らなかったので、お得だったかも。
海鮮も、形を変えればあら美味しい。
美味しかった。
めっちゃ美味しかった!!
もう一回金沢に遊びに来るときがあるなら、また入りたいと思うくらい美味しかったです。
デザートまで最高に美味しかったのですが、写真撮り忘れました。
良いお店に出逢えて感謝。
ひがし茶屋街にはいろんなショップがあって、見ているだけで幸せになれる小物がいっぱい売っていて、もうここで一日ぶらぶらしているだけで充分だと思えるくらいでした。
が、買ってしまった1Dayパスポート。
またいつかゆっくり来ようと胸に誓いつつ、茶屋街を出て、再びてくてく歩きだしました。
金沢城公園のお堀の周りの遊歩道を歩き続け・・・
次の目的地、尾山神社へ。
中に足を一歩踏み入れた途端、聖域とわかる心地よさ。地元の人々に大切にされている場所だとよくわかる清々しさに満ちている場所でした。
前田利家公とおまつの方をお祀りするこちらの神社。
慶次はいないのかな。
注:壮一帆様のことです。
国重文指定の神門は圧巻でした。
夜のライトアップも見事なのだとか。
見たいなぁ。と思ってたら、夜のNHKの地域番組で映してくださってました。
すごい!
今日はなんかNHKとリンクしてる!!
そして最後に向かったのは、長町武家屋敷界隈です。
長町武家屋敷跡界隈|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語|観光・体験|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語
武家屋敷跡野村家で当時の武家(中級だったかな?)の暮らしぶりに思いを馳せます。
そして1Dayパスポート二件目ミッションクリアの前田土佐守家資料館と、
老舗記念館へ。
前田土佐守家資料館はよくわからなかったけど、この老舗記念館は面白かった。
当時の老舗の薬屋さんの様子が再現されていました。
混元丹という薬を扱う中屋薬舗さんのお店だったらしいです。この薬、今でもあるっぽい?飴としてかな?こっちのほうではみんな知ってるらしい。私たちにとっての陀羅尼助のようなもんかな?
加賀手毬の展示会も開催されてました。
見事やなぁ~
この武家屋敷界隈を一通り歩いたところで、ついにオキエの電池が切れました。ここまでの歩数18,000歩、金沢駅までのあと1.2キロが歩けなくなってしまった。
あたりも薄暗くなってきたので、仕方なくバス移動に切り替えました。
そして最終の目的「美味しい和菓子でお茶をする」は、金沢駅に着いてから実行することにしました。
加賀麩専門店「不室屋」のカフェで、麩入りあんみつ。
これにて本日の金沢シティ散策、終了です。
この時点でお腹いっぱいだったので、夜ご飯はおにぎりと能登牛のコロッケと加賀のお茶を買って、お宿に帰りました。
でもやっぱりちょっと足りなかったけどね。
今回の旅費は旦那が出してくれているので、オキエの出費はこの日一日のお会計だけでした。
ざっとここにまとめておきたいと思います。
1Dayパスポート 520円
武家屋敷跡野村家 550円
フレンチランチ 3,300円
あんみつ 880円
おにぎりとお茶 675円
合計 5,925円
二日間金沢をまわっていて、一番ストレスフリーに感じたのは、水分補給をこまめにしなくてはならない!という強迫的観念から解放されていた事でしょうか。
やっぱり秋の旅はいいです。
まぁ金箔ソフトクリームへの無念さは残りますけど、この涼しさの中だからこそ歩けた2万歩だと思います。
それと「金沢は歩いてまわれる。」と事前に聞いていましたが、観光スポットをくまなく回るためには、あるいはひとところでゆっくり時間を取る場合には、バスなども上手く利用した方が良いと思いました。
金沢シンプルマップ-金沢の街は歩いて移動できます | 金沢を観光してみたいかも | 金沢は歩いて楽しむ不思議感覚の街です
三日くらいあったら話は別かもだけど。
オキエ的にはまだまだ行きたかったところ・見たかったもの・やってみたかった体験などがあるので、次の出張の時もまた一緒について行こうかな♪ などと画策しています。
もうここまでの妻孝行はしてもらえないかもですけど。
でも全くいいのです。
オキエ旅の基本は、一人旅だから。
さぁ
旅の神様に心からの感謝をして、また今日も旦那の食べられそうなもの作りに励みたいと思います。
愛する日常あっての旅ですから。
がんばろう。