久しぶりの九州の旅二日目は、長崎を訪れたオキエです。
移動の高速道路で別府温泉のバスとすれ違いました。
ああ…
ちょっとついていきたいかも…
でもまぁそれはまた次の夢といたしまして。
やって来ました長崎市!
街全体が美しいレトロパーク!!
元ウォーカー商会のラムネ工場、今は綱屋さん
旧香港上海銀行長崎支店記念館
明治中期に建てられた木造2階建ての洋風住宅を利用した、長崎市須加五々道美術館。
ここは中に入りました。西洋の技術を取り入れた水墨画で、とても素敵な優しい絵でした。
そして長崎は坂の街、階段の街。
ということで、今回のウォーキングはなかなかハードでした。
そびえ立つ大浦天主堂
マリア様、がんばって歩いてきました。
長崎と言えば隠れキリシタンが有名で、実際にあちこちでその片鱗を見るわけですが、リアルに戦争を憂いている昨今、色々な資料を見るのは正直しんどかったです。
時の統治者の皆さん、どうか民を大切にしてくださいな (´;ω;`)。
スコットランドの貿易商人、トーマス・ブレーク・グラバーの邸宅跡です。
海の見える街は、やっぱりなんか美しい。
お目当ての一つだった、レトロな衣装で写真が撮れる写真館。
閉館していました。
でもよく読んだら違う場所に移転していたらしい。この時はよく読まなかったから断念してしまった。めっちゃ悔しい!!
よく読まずに失敗するパターン、何回目のデジャブやねん。我ながら泣けてくるで。
でも昨日の涙は海に置いて行こう。
白龍、青龍、子供の龍?
長崎くんちは一度だけ生で観たことがあります。一番鮮明に残る記憶は、地元のテレビ局のレポーターさんに感想を聞かれたことでしょうか。
グラバー園の後はオランダ坂を歩く予定でしたが、旦那がちょっとしんどくなってきたので、お昼ご飯を食べて一旦ホテルに戻ることにしました。
しんどい旦那と歩く海沿いの道も、いつか良い思い出になるでしょうか。
というのも、北海道に行ったときはオキエが調子悪かったので、今もまだ良い思い出として振り返る気持ちになれない感じなんです。
いつか二人そろってもりもり食べてガンガン歩く元気な旅に出かけられる日が来ますように。
それでも
ホテルに戻って少し休んだら、次の目的地に向かってまた出発しました。
19世紀初頭の「出島」を復元する事業が、長崎市では進められています。
鎖国時代、日本と西欧を結ぶ唯一の窓口であった出島は、経済・文化・学術の交流拠点として、日本の近代化に大きな役割を果たしました。しかし、明治以降、出島周辺の埋め立てが進み、明治37年の第2期港湾改良工事により、海に浮かぶ扇形の原形を失ってしまいました。出島は、日本だけではなく世界史上においても貴重な歴史的遺産であり、その復元は市民はもちろん、国内外の多くの人々が待ち望んでいます。
出島は大正11年に国の史跡に指定されました。長崎市では昭和26年度から整備計画に着手し、昭和27年度以来、史跡内の民有地の公有化や施設整備に取り組んでいます。これまで研究会や審議会での検討を経て、平成8年度からは本格的な復元整備事業を実施。平成13年度には民有地のすべてを公有化するなど、完全復元に向けて整備は着々と進んでいます。
まだその事業は道半ばらしいですが、完成した部分は見ることが出来ます。
お侍さんもいらっしゃいました。
レッツ散策!
建物の中には色々な資料が展示されています。象がやってきた時のエピソードが面白かった。
本物の出島の欄干の端っこ。
荷物を運んだ外国の船
いまは気持ち的にウンザリしてしまう大砲
こちらは出島の料理室だった場所。
この中で屠殺も行われていたんですね。
アンビリーバボー!
こちらは船長さんの宿舎。
船員さん達は船で寝泊まりしてたらしいです。
もうやんなっちゃうや。
人が立身出世を願うのも無理のない話なんやな。
蔵もいくつかありました。
ここは砂糖蔵。
商館長の住宅
それぞれの思惑を隠し持ちつつ、みんなで飲み食いしてたんでしょうか。
出島のミニチュアに、日が暮れていきます。
出島を出たのは、ちょうど夕食の時間帯でした。
そんな時間にうまい具合に中華街を通ったのですが、旦那が中華を受け付けられる状態ではなく、楽しく見物だけして、コンビニでお惣菜を買って帰りました。
コンビニおにぎりは美味しいです。
一夜明けて最終日の朝は亀山社中址(記念館)に行く予定でしたが、たどり着くには細い坂道をけっこう歩かねばならないらしく、今回は断念。
最後に平和公園に立ち寄りました。
防空壕址
平和の泉
そして、平和祈念像
今ここに静かに立って平和を祈れるその事実こそ、平和の証。心から感謝するとともに、改めて世界が平和であることを祈りました。
ところで
長崎は「猫の街」と言われていることをご存知でしょうか。オキエはNHK長崎のローカル情報番組を見て初めて知りました。
にもかかわらず、ここまで一度もお目にかかれず残念な気持ちでいましたが、最後に平和公園でやっとお会いすることが出来ました。
日向ぼっこする白猫さん。
近づいても微動だにせずくつろいでおられました。
まるで平和の権化のようでした。
異国文化と日本の近代化への葛藤・そして平和の祈りに満ちていた長崎の街散策は、これにて終了です。
あとは名門店カステラの食べ比べを実行するのみ。
この様子はまた後日、お伝えしたいと思います。