※ICOCAは使えません。
駅で海上保安庁の方に「海の緊急電話、118を知っていますか?」と聞かれました。知らないと答えたら、お礼にクリアホルダーなどが入った袋をくださいました。
さすが、海と暮らす町。
京都駅ではぜったいやらないよね。
中に制帽ペーパークラフトが入ってました。
欲しい人いるかな。
松山駅のパン屋さんのイートインで朝ごはんを食べて、いよいよ伊予大洲に出発です。
特急に乗って1,470円。
のはずが。
指定席にしますか?と聞かれて咄嗟にはい、と答えてしまった。
特急に乗って2,220円。
もちろん自由席は自由に座れていました。
私は咄嗟に弱い。
咄嗟の判断が甘いんです。
でも、JR四国さんも昨年の大雨被害では苦労しはったんなろな…と思って今回は悔やまない事にしました。
イェーイ!
伊予大洲駅、到着。
もう説明するのも嫌になるくらいウッカリしてバスも乗り損ねて、タクシーで観光名所が集まっている肱南エリアへ移動しました。でも運転手さんとお話できて良かった。大雨以降だいぶん落ち着いたけど、まだ仮設住宅で暮らしている人もいらっしゃるそうです。
市役所さん、お招きありがとうございます。
まず最初に向かったのは大洲高校。
今も中江藤樹先生の教えを大切にしているこの高校の中には、先生の邸宅を復元した至徳堂があります。
事務所で申し出をすれば誰でも見せていただけます。
安曇川に行った時からいつか来たかった場所です。
来れて嬉しい!
先生、ご無沙汰しています。
縁側に座ってお庭を見ながら、先日落ち込んだ時の事や自分の未熟さについてなど、先生に相談してみました。
花びらがふわっと揺れて、大丈夫、と言ってもらったような気がしました。
先生の 教え伝える 梅子弟 〈おきゑ〉
先生のそばで、優しい時間を過ごすことができました。
次は大洲城へ、向かいます。
道中、また句碑発見。
こちらにも中江藤樹先生の像が。
どれだけ町の人にとって大切な人か、わかります。
安曇川もそうだったけど…
肱川。
この美しく穏やかな川も、時に大災害を起こすんですね。
災害は必ず起こる。
そう思って暮らさないといけないんだな。
と、改めて思いました。
大洲城、両サイドの台所櫓と高欄櫓は現存していて重要文化財となっていますが、天守は解体されていたので、平成16年に復元したものです。
大洲市役所から送っていただいた入場券で入れてもらいました。ありがとうございます。
入ってすぐのところにあった模型では、昨日のオキエの疑問に答えるかの如く、石を運ぶ現場が再現されていました。
高欄櫓から見る景色
と。
お城恒例、石落としと狭間。
復元された天守
肱川が美しく見えます。
戦さなき 平和な城の 寒椿 〈おきゑ〉
城を出て、ランチ場所を求めて古い町並みを散策。
引菓子の木型。
綺麗やなあ。
もうみんな、隠居生活か?
もったいないなあ。
お!!
亀岡・綾部でお馴染みの大本さんの節分大祓のポルター発見!!こんなところにも信者さんがいはるんか。
同じ日本なんやなあ。
昔の大洲商業銀行本店、赤煉瓦館。
その前にあった油屋さんでランチを食べることにしました。
古民家のステキな店構え、炉端焼き屋さんのランチです。
夜も来たくなるなあ。
そしてまた宇和島鯛めし。
美味しいんやもん。
油屋さんから少し歩いた場所にある、ポコペン横丁の思ひ出倉庫はめちゃめちゃ面白かった。
昭和30年代をテーマにした懐かしい空間がリアルに表現されています。
ただひたすら面白かった。
居間でしばらくほっこりさせてもらいました。
次は大洲神社にて大洲の神様にご挨拶。
ここは東京ラブストーリーの撮影地らしいです。
カンチ💖
絶賛子育て中で全然見てなかったけど。
こちらの御祭神は大国様と恵比寿様という事で、福がいっぱいやって来そう!
今日は大洲と内子を回る気でいましたが、大洲が楽しすぎて内子に行く時間がなくなりました。内子には、またいつか行けますように。
豪商河内寅次郎が建てた邸宅です。
大洲と京都の名大工の共同建築らしい!
おお!!
その節はお世話になりました!
中でも、崖の上に立つ不老庵は素晴らしい建物でした。
肱川がまるで絵画のようにうつります。
天井は竹編み、川に映った月の光が反射して、星のようにキラキラ光るそうです。
すごい!
感動しすぎて、泣く。
ネットもテレビも無い時代、人々は自然の恩恵を最大限に生かして楽しんでいたんやなあ。そんな風な暮らし方、オキエもこれから少しずつ増やしていきたいな。
槙の生木の捨て柱。
何もかもが、調和でした。
山荘近くの和菓子屋さんで一休みのお茶の時間。
二葉屋さんの志ぐれ餅、こちらの銘菓らしい。
最後に道の駅に戻って、ここから帰りは20分くらい、大洲駅まで歩くことにしました。
がんばれ大洲、がんばれオキエ。
うかい船がたくさん並んでいます。
歩く目的は、駅まで続く商店街。
この商店街には大洲出身のタカラジェンヌ、彩風咲奈ちゃんの写真が貼ってあって、聞いたらエピソードなど話してくれるお店がある、という話を聞いたので。
でもオキエにはそのお店が見つけられなかった。
残念。
でもでもなんとなく、ああ咲ちゃんが育った町っぽいなあ。と感じる瞬間がいくつかありました。それだけで十分、嬉しくて楽しかったです。
楽しすぎた大洲の町に別れを告げて、帰りは特急を使わずに、各駅停車の電車でゆっくり帰ることにしました。
電車の中にゴミ箱あってびっくり。
一時間半の車窓の旅もとても楽しかった。
田畑に海
もう菜の花が咲いてる!
そして、みかん。
途中の下灘駅では沢山の人が降りていきました。
駅構内にも老若男女が沢山いて、なんでなんで?
キムタクのHIROの撮影地だから?
調べてみたら、海に沈む夕日の絶景ポイントなんだそうです。
なるほど!!
たしかにそういう時間だった。
松山に着いたら路面電車に乗り換えて、大急ぎで大街道まで帰って来て、間に合いました。今日こそみかんジュースの飲み比べ!!
甘夏が一番好みかな。
温州はみかんそのものだった。
河内晩柑はグレープフルーツみたいだった。
念願叶って安心しました。
この中で一番美味しいみかんジュースをうちのお土産に買って送ってもらおうかとも思いましたが、小瓶で一本500円とかの値段だったので断念しました。息子がこの500円を5秒で飲み干してノーコメントの状況が目に浮かんだので。バヤリースで十分。娘がなんや酒ちゃうんかとプチがっかりする様子も浮かんだので。もうみんな大人だし。
気がつけば町は夜のキラメキ。
下灘駅の皆さんが感嘆されている頃でしょうか。
この後はなぜか晩ご飯に博多ラーメンを食べて、幸せな二日目が終わりました。
今日の出費
路面電車 160×2円
JR行き 2,220円
JR帰り 950円
パン屋さんの朝ごはん 513円
油屋鯛めし 1,300円
博多ラーメンと餃子 1,200円
お菓子とお茶 400円
思ひ出倉庫 200円
お茶 120円
タクシー 650円
みかん飲み比べ 500円
合計 8,373円
明日はいよいよ道後温泉へ。必ずクリアしたい目標は今日で全てクリアできたので、呑んで食べて気の向くまま風の吹くまま、ゆっくりしたいと思います!