50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

明治村②京都の教会と帝国ホテル

 

 

見どころ満載の建物たちに圧巻されつつ、一番の目的地に向かって歩みを早めたオキエです。

明治村①懐かしの京都と日本赤十字社 - 50女の遊び方

 

 

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再びここで足を止めてしまった。

「なにあの建物。めっちゃ惹かれるんですけど」

 

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「聖ザビエル天主堂」

(旧所在地:京都市中京区河原町三條、建設年代:明治23年

 

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ええ~!!

 

こちらは京都市河原町三条にある「カトリック河原町教会」の旧聖堂なんですね。オキエが生まれてすぐぐらいにこちらに移動されてる計算になります。

カトリック河原町教会

 

教会のホームページで歴史を見ていたら、キリシタン禁令時代の壮絶な出来事に目を見張りました。鴨川の正面橋の付近では52名の信徒が火あぶりの殉教を遂げてるとか。

 

マジか。

 

そもそもあの辺りは古くから刑場だったそうで、石田三成さんもそこで打ち首になっておられるんですね。

六条河原 - Wikipedia

 

歴史って、ホントおそろしや。

 

教会の中はとても美しく厳かで、その美しさの深みにあるであろう様々な出来事に思いを馳せずにはいられません。

 

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♪マリアさ~ま、お救いください~

 

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これはクリスマスツリーでしょうか。

 

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静寂のひと時をすごさせていただきました。

 

京都の教会つながりで、こちら1丁目にある「聖ヨハネ教会堂」も先にご紹介しておきましょう。

(旧所在地:京都市下京区河原町通五條、建設年代:明治40年

 

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これまた美しく、圧巻。

 

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こちらの教会は河原町五条にあったのですね。

なんなん京都。

社寺仏閣だけではすまされない宗教激戦区やん。

※教団や移築後の跡地が今京都でどのようになってるのかの情報は見つけられませんでした。

 

中に入ってみると、一階はフリースペースでした。現役時代は幼稚園として使われていたそうです。なので二階へ上がると・・・

 

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おお~~~!!!

 

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先ほどのザビエル天主堂とはまた違って、質素な感じの美しさが魅力的でした。天井はなんと竹の簀で出来ています。京都の気候に合わせて使ったらしい。

 

そしてこちらのオルガン。

 

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実際にこの教会で使われていたものだそうですが、音は出ませんでした。そこで2年前にオルガン修復のためのクラウドファンディングが立ち上がっていたんですね。

明治時代のオルガンの音色を新しい時代に蘇らせたい!(博物館明治村 2018/11/05 公開) - クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)

 

無事にプロジェクトは達成し、長野県のオルガン修復師・和久井さんの手によって見事に修復され、現在はその音色を楽しめるようになっているみたいです。

わがまちの手仕事:オルガン修復師

 

 ※昨年のイベントです。

 

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ここには終盤に訪れたのでもう疲れ切っていて、椅子で休憩させてもらおうと思いましたが、ギィギィいうのが怖くて断念しました。

 

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これも当時のものなのかな~

明治村の博物館としての本気度には頭が下がります。

 

 

さて

 

話を元に戻しまして。

 

 

聖ザビエル天主堂を出て、ようやく第一の目的地に到着しました。

 

「帝国ホテル中央玄関」

(旧所在地:東京都千代田区内幸町、建設年代:大正12年

 

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20世紀建築界の巨匠、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライト氏によって設計されたホテルです。NHK美の壺」で特集されていたのをたまたま見ていて、もう会いたくて居ても立っても居られなくなったのです。

「“空間の魔術師”フランク・ロイド・ライト」 - 美の壺・選 - NHK

 

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中でも大谷石の職人さん達のお話が面白かった。

すごすぎる日本の伝統と技。

 

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この帝国ホテル、ライト氏のすごすぎるこだわりが強すぎて当初予算の6倍の費用が掛かったのだとか。結果ライト氏は完成を見る前に日本から追い出されることになってしまいました。

 

ですが

なんと

 

落成記念披露宴の宴の準備中に、関東大震災が起こったのです。

 

周辺の多くの建物が倒壊したり火災に見舞われる中、帝国ホテルはほとんど無傷のままそこに堂々と聳え立っていたそうです。

 

後にライト氏の名誉は回復され、その後もご活躍されたようです。

 

 

そんな帝国ホテルでお茶の時間。

 

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この日は小春日和の温かい気候で、加えて歩き疲れて喉が渇いたというのもあって、オレンジジュースをいただきました。全開の窓の横で、ホッコリ。

 

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生き返った。

 

生き返りながら、ここから折り返しの帰り道の散策ルートをプランニングしました。

 

 

まだまだ道、半ば。

 

 

つづく