視界スッキリなオキエです。
今日の午前中は調子悪かったコンタクトレンズの更新に行きました。オキエは毎月定額制のハードレンズを使用しているので、いつでも好きな時に新品に交換してもらえるのです。(月額1,800円+税)
※半年に一回くらい交換してもらってるのでお得で安心だと思います。
やっぱり左右逆になってた。
なんか見えにくかったのはそのせいでした。でももう半年たっててレンズもまぁまぁ汚れていたので、サッパリ新しいのに交換してもらいました。
視界にさわやかさを取り戻すことが出来たので、昼からは嵯峨野に行ってみることにしました。前に仕事で嵯峨野界隈をうろうろしていて、ゆっくり遊びに来たいと思っていたので。
むぅわっ。
嵐電嵐山駅で降りた瞬間、「やっぱりやめようか。」と思いました。
蒸し暑さマックス。
とりあえず、歩いてみる。
そして老松の前で、立ち止まる。
えっ、老松でかき氷って・・・
食べてみたいに決まってるやん。
取り急ぎ三時のおやつに無限の情熱を注いでいるN氏に報告ラインを送って、帰りに必ず寄ろうと心に誓って、お昼ご飯を食べる場所を探して再び歩く事にしました。
嵯峨野名物、竹林。
「ご飯食べるとこ、見つかるんかな。」
嵐山界隈の料金高めのお店をことごとくスルーして、節約トラベラーに適したお店を探しながら歩きます。なんせ嵐山は近所なんでご当地グルメにこだわらなくていいので。
途中で見つけた「小倉百人一首文芸苑」
天智天皇、蝉丸、陽成院、元良親王、三条右大臣、文屋朝康、参議等の歌碑が置かれています。
これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも あふ坂の関 <蝉丸>
子供の頃のオキエの勝負札(何があっても絶対ゲットすると決めてる札)でした。
※オキエ家実家ではお正月に百人一首大会が開催されていました。
お腹をすかせて美しい道を歩きます。
そして出逢った「たまごや」さん。
たまごかけご飯をいただきました。
美味しかった!!
本当はゆで卵の方を食べたかったけど、ランチなのでご飯が食べれる方にしました。
節約トラベラーの財布に優しい350円。
やったぜ。
そして見えて来た、目的地。
落柿舎
松尾芭蕉はここに18日間滞在して、嵯峨日記を誌したそうです。
嵯峨日記「落柿舎」
元禄四辛未卯月十八日 嵯峨にあそびて去来ガ落柿舎に到。凡兆共ニ来りて暮に及びて京ニ帰る。予ハ猶暫とゞむべき由にて、障子つゞくり、葎引きかなぐり、舎中の片隅一間なる所伏処ト定ム。机一・硯・文庫・白氏集・本朝一人一首・世継物語・源氏物語・土佐日記・松葉集を置。并唐の蒔絵書たる五重の器にさまゞの菓子ヲ盛、名酒一壺盃を添たり。夜るの衾・調菜の物共、京より持来りて乏しからず。我貧賤をわすれて清閑ニ楽。
東山魁夷も絵に描いた落柿舎。
縁側に座ってオキエも一句詠んでみました。
汗をかき 訪ねし落柿舎 秋の風 <おきゑ>
いやしかしとにかく暑かった。
でも、時折吹く涼やかな風が秋の気配をかすかに運んでくるように感じました。
落柿舎を出た後は、ちょっと気になってた場所に立ち寄りました。
日本一ちいちゃな美術館
フランスのニースで名画の委託制作を請け負っているアトリエに、仲介してる(していた?)、というご夫婦が嵯峨野に引っ越してきて、持っていた名画を展示されています。
気さくなお母さんがいっぱいしゃべってくれはって面白かった。その時いたお客さんみんなで写真も撮ってくれはった。
隣に座っていた青年の入れ墨の日付が私の誕生日だったので、その話でなんとなく会話もできて楽しかった。
「でもこれで僕は温泉に入れないんだよね。」くらいは聞き取ることができた。
みなさん日本をとても気に入ってくださっているようでした。ぜひ良い旅を続けていただきたいと思います。
お母さんが入れてくれた甘酒、400円。
このあとは常寂光寺や大河内山荘にも行ってみたかったのですが、さすがにちょっと50女にはキツい暑さだったので、無理せず帰ることにしました。
なんせ近所だし。
帰りがけに老松の茶房には寄りましたが、人がけっこう並んでた上に雷がゴロゴロ鳴り出したので、こちらも今日はあきらめることにしました。
ゲリラ豪雨恐怖症やし。
暑かったけど無理せずのんびり節約の嵯峨野めぐり、これにて終了です。
今日の旅費
※眼科への交通費は除く
交通費 並河ー嵯峨嵐山 240円×2
たまごかけご飯 350円
落柿舎入館 250円
美術館入館料 100円
美術館で甘酒 400円
お水 120円
合計 1,700円
お昼はさすがにボリューム少な目でちょっと小腹はすきながらだったけど、しっかり節約旅を楽しむことができました。老松で宇治金時を食べて丁度いい腹具合にする予定だったんだけど。
でもまぁ
晩ごはんめっちゃ美味しかったし。
めでたしめでたし。