朝からビンゴの鐘が鳴り。
オキエです。
「こ、これだ!!」
自由とは、身体の細胞たちが新しい環境に触れたときに、グンと起動する喜びのことである。自由とはとても具体的なのだ。観念としての自由、たとえば「あぁ、今日から自由の身だ」などは中身ではなく、自由の入れ物に過ぎない。移動せよ、移動することで私たちの最小単位の意識が、鋭利に起動する。
— 名越康文 (@nakoshiyasufumi) 2018年3月22日
精神科医の名越康文先生のこの言葉を読んで、オキエが感じていたことの正体がつかめた気がしました。
心細くてOK、
寂しくてOK、
罪悪感があってもOK、
来なきゃよかったって思ってOK、
一人で経験するなんてもったいない、と思っててもOK。
それでも自分の身体と心はそんな表面意識にお構いなしに、新たな道や場所や空気や出来事との出会いによって、自分自身を勝手に成長させて活性化させている。
そんな気がするんだなぁ。
「い、移動しなきゃ・・・。 」
なぜか血迷って朝から山積の家の用事を投げ出して家を出たオキエ。車をぐるぐる走らせて出かけた先は近所の総合施設、ガレリア亀岡。今から思えば全く新しい環境ではなかった。
生涯学習施設・道の駅 ガレリアかめおか | 京都府亀岡市の生涯学習施設・道の駅
ここは道の駅あり、産直販売あり、ホールや会議室あり、図書館あり、バラ園あり、子供の遊具あり、自由に座れる椅子とテーブルあり、と、亀岡市民の憩いの場でもあります。
時間もお昼に近かったので、とりあえずお昼ご飯を買って広場でピクニック気分を味わうことにしました。小川のせせらぎを聴きながら、のんびり過ごせる場所です。
咳をしてもひとり。
でも、やっぱりまだ寒い。
今日は亀岡牛の牛丼を購入。「電子レンジであたためてください。」と書いてあるご飯を冷たいまま寒さをこらえていただきました。
こりゃなんの修行だ~
ここは亀岡の町中にある施設であるにもかかわらず、人工的とはいえ川や林が整備されていて、夏には蛍も飛んでいます。感動します。
それにつけても、移動したい。
そして
せめて気持ちだけでもと図書館で旅の本を読み漁り、山や滝の本を読んでいて、小心者で体力が無いということはどれほど損なことかを思い知りショックを受けました。
この世の素晴らしい景色は、オキエが一人じゃ行けない場所にいっぱいある。
ど、どうしよう。
うふ。
泣きたくなったのもつかの間。
ここで私の有能な小さいおっちゃんの天使脈がキラリ✧と光って、友達から「今度は飲み会じゃなくて山登り会にしよう!」というラインが入ってきました。
私は魔法使い。
ズボラーシャー!!
山登りやアウトドア系のリクレーションは、ひとりではなく誰かと一緒や団体でチャレンジすればいいんだね。でも体力にほんとうに自信がないから、皆さんに迷惑かけなさそうな難易度の低い山旅からチャレンジしてみようかな。
いろいろ本を借りこんで気持ちが落ち着いたところで、現実に生還。
まずはありきたりな愛しい毎日に感謝する気持ちを取り戻して、私に心を開こうとしない弟の犬を預かる準備にとりかかるとしましょう。