50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

懐かしの東山・作陶展

 

今日は生まれ育った懐かしい町を歩いて来たオキエです。

 

一緒に行ったエイミちゃんに、リトルオキエの庭「今熊野商店街」を案内しました。

WEBタウン京都 - 今熊野商店街

 

まずは新熊野(いまくまの)神社でご挨拶。

新熊野神社ホームページ

 

 

ご無沙汰しております。この町に育んでいただいた私は、今を幸せに生きております。


 

今回お参りする際に改めて知ったのですが、この神社は熊野の新宮・別宮として創建されたのだそうです。

 

そうなんや~

知らなかった。

 

大人になった目線で見る故郷は、なかなか奥が深かった。


しかも後白河上皇手植えの楠があるなんて、ビックリした。

 


野間の大けやきみたいに広い場所にポツンと立っているのではなく、ぎゅうぎゅうな感じで町中に立っていると、存在感が全く違ってて面白いです。エイミちゃんがすごく慄いてはった。



商店街の中を「昔と変わらずある店」「昔とは変わったけどまだある店」「もう無い店」「昔は無かった店」というふうに確認しながら歩きました。

 

それにしても月輪中学区民のソウルフード・コロッケの京屋さんが閉店していたのはショックでした。夏休みにお昼ご飯のコロッケを買いに行くのはオキエの仕事やったなあ。食べたかったなあ。

【閉店】京家コロッケ - 東福寺/コロッケ・フライ | 食べログ

 

わりと最近まで、まだやってはるという噂は聞いてたけど。ちょっと遅かったようです。

 

ここは「昔は無かった店」。たぶん。ひょっとしたら回転寿司じゃなかっただけでお寿司屋さんはあったかもしれん。で、ランチを食べることにしました。



カウンター席ばかりの小さな店です。

だから全然期待してなかったんです。

 

絶対食べたい目的のものを食べる前に、ちょっとお腹を満たすためだけに入ったんです。

 

でも、めちゃくちゃ美味しかった。


 

魚の切り方も厚くて、しかも一番高い緑のお皿で250円。ウナギも緑のお皿で、しっかりとした食べ応え。

 

色んな人の食レポとか見ててもけっこう評価高めでした。これは納得!!

すし丸 今熊野店(東福寺/和食) | ホットペッパーグルメ

 

どうやら個人営業のお寿司屋さんらしく、大将は腕のいい職人さんなんだろうと思います。職人さんの回転寿司屋、最強でした。

 

めっちゃ得した気分。

 

で…

 

そこそこお腹もふくれて、ついに目的のあの場所に行く時がやってきました。



リトルオキエ達の青春の味、友達とおしゃべりしながら何時間も居座った甘味処「梅香堂」。

京都の昭和レトロな甘味処「梅香堂」を満喫♪ | icotto(イコット)

 

外装内装ともに変わっていましたが、愛したメニューはちゃんとそこに在りました。味も昔のまま!!

(だと思う。なんせ40年ぶりとかなんで)

 

 

本当はホットケーキを食べたかったのですが、お寿司の美味しさに負けてけっこうお腹をふくらませてしまってたので、ソフトクリームぜんざいにしました。

 

こちらのソフトクリームは名物で、今日もひっきりなしにお客さんが買い求めてました。インバウンドによる京都ブームを経て、さらに有名店にならはったんかな?

 

そして数十年の時を超えて、初めて知る真実。私たちは「ばいかどう」と呼んでいましたが、正式名称は「ばいこうどう」なんですね。

 

いやぁ~。

なんともはや。

 

 

懐かしい庭で食べて遊んだ後は、懐かしい母屋に移動です。オキエの実家のすぐ近く、東福寺の横にあるカホ・ギャラリーさんへ。

KAHO GALLERY / カホ・ギャラリー

 

 

静かな住宅街の中にある建物は、数奇屋建築の第一人者である中村外二氏が手掛けたものなのだそうです。

数寄屋造り - Wikipedia

 

 

そんなお宅がほんご近所にあったなんて。

 

この建物の隣にある崇徳天皇皇后聖子様月輪南陵はリトルオキエ達のラジオ体操の場所でした。犬も歩けば陵に当たる京都。神聖な場所が民から隔離されておらず、共に暮らしの中にあった時代の話ですね。

 

 

こちらに、出口鯉太郎氏の作陶展を観に来ました。

 

 

昨年の手術の際には御祈祷くださった鯉太郎さん、久しぶりに会えて嬉しかったです。全然お変わりなく相変わらずフェアリーでした。

 

岡山の個展が4年前、窯焚きを手伝わせてもらったのももう3年前の話なんですね。

倉敷シティ - 50女の遊び方

うりずんで窯焚き体験 - 50女の遊び方

 

 

 

 

美しかった。

買えるもんなら買ってみたい。

 

 

今回の個展は「源流を辿る」ということで、鯉太郎さんの祖父・出口王仁三郎氏の作品も展示されていました。

 

 

うわ~

 

こんな間近で聖師の器が見れるなんて、感動・・・

 

感動だらけの作陶展でした。

 

しかも何時間でもボーっとしていられそうな素晴らしい空間で、ホンマにゆっくり過ごさせてもらいました。

 

 

懐かしいけど知らなかった事だらけの東山遊び、楽しかったです。通る道々には近所のおばちゃんや幼なじみの姿もこっそり見つけて感無量。

 

今と昔が交差する不思議な時間をすごして、まだ自分は亀岡民になり切れていないんやなぁ、と思ったり。でもやっぱり亀岡民として、最後までここで楽しく暮らしたいなぁ、と願ったり。

 

「場」と「時間」が生み出すまだら模様をじんわり味わいながら、今夜は眠りにつきたいと思います。