原爆ドーム前の桟橋から宮島へ移動した、オキエです。
世界遺産航路
名前に惹かれて利用してみたものの、ただずっと海を渡る船でした。(当たり前)
片道 2,000円。
路面電車(280円)とJR船(180円)を利用して宮島口経由で行けば、460円で行けたことなんか、ほとんど下調べをしていなかったこの頃のオキエは知らなかったんだから、しょうがない。
こんなことで、もうクヨクヨしない。
このあと待ち受ける史上最大の交通費大散財を思えば、どうってことない。
そして到着、宮島(厳島)。
※宮島とも厳島とも呼ばれているが、どちらが正式とは決まっていないらしい。
厳島神社の鳥居が見えます。
なんとこの鳥居、地面に突き刺さっておらず、鳥居の重みだけで立っているという驚きの現象。
なんでもよく知っているオキエちゃん。
だって・・・
だって・・・
教えてもらったから。
あの人に。
やっちゃったよー
だって。
なんだか足がだるくって。
目の前に椅子があったんよ椅子が。
ちょっと変わった椅子だけど。
で、優しそうなお兄さんが、坂道や行きにくい端のほうまで運んであげるよ、説明もしちゃうよって・・・。
昨日、倉敷を藤野さんに案内してもらって、街のことがよくわかってほんとうに楽しかったし…
遠い異国の地で同郷の人に会えたような懐かしさも手伝って…
京都人ならみんな知ってる
人力車のえびす屋さん
こんなところにもいらっしゃいました。
京都の人はタクシーとして使っている、人力車。
(嘘です)
何時間コースを頼んだか。
いくら使ったか。
墓場まで持っていかなくてはならない秘密がまたひとつ増えました。
でも、さすが、車夫の高野さんの解説はすごく面白くて、ほんとうに色んなことを教えてもらいました。
美しい景色を見ながら走る心地よさ。テンションも最上級になってきます。
観光客、主に外国人の方々が喜んで手を振って写真を撮ってくれます。今、冷静になってみて、世界中のフェイスブックやブログにオキエがいちびって手を振る様子が公開されているかと思うと、ちょっとめまいです。
そして、知人に気をつけてと言われていた鹿。たくさんいました。
あら、アンニュイさんね。うふ。
(絶好調時発言)
厳島では鹿せんべいなどの餌付けは禁止されているので、奈良の鹿ほど凶暴じゃないですよ、と高野さん。
でも、厳島の鹿は、戦後GHQのハンティングで激減した時期があって、そこで奈良から新たに6頭を譲り受けて、それを繁殖させて保護して現在に至っているそうで、DNAは奈良の鹿なんですって。
(奈良の鹿は怖い。2回も頭突きされたことがある。ワンピースの水玉模様をせんべいと間違ったらしく、脇腹をかじられた事もある。)
※50女の記憶力を元に書いていますので、真実は自分で調べて手に入れよう。
岩惣本店
伊藤博文の常宿、歴史のある老舗旅館です。
お庭がいい。
なんでも、可愛いお茶屋の娘さんの手を見た伊藤博文が、「君の可愛い手を食べちゃいたい。」と言ったことをヒントに、岩惣の女将さんが作ったのがもみじ饅頭の始まりだと言われているようです。
現代ならなんとか砲ギリギリやねぇ。
えびす屋さんから頂きました。
次に向かったのは、
大聖院。
「厳島は神様の島。」
だから、住んでいる人は、生死にまつわる事をここで行ってはならない。という暗黙の決まりがあって、なので、産婦人科、手術の出来る病院、お墓、葬儀場は島内には無い。
よって、大聖院には檀家さんがおらず、拝観料も取っていないのにどうやって維持されているか。それは、信心する人々が釈迦の弟子、羅漢さんを自分の身代わりとして置くことで維持されているそうです。
圧巻の羅漢さんたち。寒い時期は帽子を編んでかぶせてくれはる人がいて、大切に守られている場所です。
ちなみに、こちらがえびす屋さんの羅漢さんだそうです。
景色もいい~。
こんな良いいお天気、幸せ!
厳島の神様、歓迎してくれてありがとうございます。
波切不動明王。
豊臣秀吉が、朝鮮出兵の際に船に積んだといわれている不動明王です。悪い波を切って鎮めてくれるんだそうです。
悪い波を左手の縄で縛って、右手の刀で切って、切ったものを背中の炎で燃やす。までがお仕事。
連れて来たい友達がいます・・・。
こちらは、全国から広島に送られてくる折鶴をお焚き上げする場所です。
弘法大師の時代から1200年燃え続けている火、霊火堂の「消えずの火」で燃やしますが、その火は平和記念公園の平和の火の元火でもあります。
カメラ技術に長けていると自称する車夫、高野さんの匠の写真。
誠心誠意、サービスしようとしてくださるお気持ちは伝わります。
気持ちは嬉しい。
でも凝った写真はあんまり嬉しくない。あとで家族やお友達に見せる時に恥ずかしいから。
複雑なお年頃であることを最後までお知らせすることはできませんでした。
青い空と海と。
こっちは写真も、嬉しい。
宮島にも外国人観光客はたくさんいらっしゃいますが、京都と違うのはヨーロッパ人が多いことだ、と高野さん。
その理由は、フランスのモンサンミッシェルと宮島のある廿日市市が観光友好都市だから。このポスターが、フランスやヨーロッパ中にはりだされているわけです。
美しい。
そんなこんなで。
楽しかった人力車の時間も終わって高野さんとお別れして、自分の足で厳島神社へ。
神社では結婚式を挙げられていました。
おめでとう、お幸せに。
それにしても・・・。
美しいーーー!!!
ちょうど干潮の時間がやってきました。
宮島では誰でも無料で潮干狩りができるそうですよ。
鳥居にかかる扁額の文字は裏表で違います。
海側は「嚴嶋神社」
社殿側は「伊都岐島神社」
宮島では、カラスは神様の使い。
「おがらす様」といって大切にされています。
からすにまつわる面白い話も、それ以外の話も、もっと高野さんからいろいろ聞いたんだけど、もう書ききれないので興味のある方はぜひレッツトライ人力車。
そーしーてー
ランチタイム!!
あなごめしと牡蠣!!
ザ・広島!!!
生で食べても大丈夫な無菌牡蠣だそうです。
おいしいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!
様々なお店が立ち並ぶ通りを歩いていると、巨大なしゃもじに遭遇。宮島がしゃもじで有名だってこと、忘れてた。これを見て思い出しました。
それくらい色々ありすぎた宮島。
それでも、まだまだ経験し切れてない。
あーーー
あと一週間ほしい。
車寅次郎さんって何売ってたっけ?
ガマの油?バナナ?
私も現地で働きながら短期生活できるような何かないかな。
本気で考えました。
でも、やっぱり遊びたいし無理。(結論)
最後に訪れたのは
宮島を愛した豊臣秀吉が建てようとして、彼の死をもって建設が途中で頓挫し、未完成な建造物として今も残る、千畳閣。
歴史の中の人々にずっと愛され続けてきた宮島。
日本にはまだまだ面白い場所が、驚くような話がいっぱいあるね。
ほんとうに快晴と素敵な旅先案内人に恵まれた素晴らしい旅、宮島・厳島神社ひとり旅。
面白いくらいにバスも電車も船もぴったりのタイミングで待つことなくやってきて、自分のアクションの流れの好機であったことに、改めて感じ入ります。
(広島が都会なだけという側面もある)
広島の神様、旅の神様、マイエンジェル、ほんとうにありがとう。
平和で美しい日本、ありがとう。
広島カープ、かげながら応援しているよ!!
阪神タイガースの次にだけど!!