どう考えてもおかしい。
買ったばかりのパソコンのバッテリーが、フルにしてもフルにしても2分で落ちるとか、絶対おかしい。
という現実から目をそらし続けて一か月。
意を決してサポートセンターに電話したら、家にいたまま遠隔操作で説明とかチェックとかしてくれて、簡単にどうしたらいいか導いてもらえました。
アプライド、すごい。
今朝お店でバッテリーを交換してもらって、やっと快適なパソコンライフが戻ってきたオキエです。
せっかく朝から京都まで来たので、このまま帰るのももったいないし、ちょっとどこかで散策してみようかな。
と思い立って寄ってみたのは、京の西山の里・平安京の貴族たちの行楽地、大原野。
源氏物語二十九帖「行幸(みゆき)」の巻には、大原野へと向かう冷泉帝の華やかで美しい行列の様子が描かれているのだとか。
参道は木々の様子が美しく、異世界へ迷い込んだような錯覚を起こしました。
ふと、右を見ると何やらおいしそうな文字が。
お、お蕎麦屋さんがある!
「お腹がすく」って、現実と私を結びつけてくれる最高のライフライン。
そば切り こごろ
時間もちょうど12時まわったところでしたので、ここでランチをいただくことにしました。オープンしてまだ1年の蕎麦屋さん。店内は明るく綺麗で、窓から見える緑も美しく。
なんでも、朝一番にその日に使う蕎麦を石うすで挽き、手打ちされている本格的なお蕎麦屋さんだそうです。なので、売り切れ御免です。
ひるそばセット
とろろそばと鴨めし、温泉卵で1,500円。
そば湯もいただけます。
おおおおおおおおお美味しい・・・・
びっくりするくらい美味しかったです。
また行きたいです。
いや、また必ず行きます。
トイレのカギが面白かったので、パチリ。
鯉沢池、白い水蓮の花が美しい。
美しいよ。
曼荼羅絵、織りたい。
しかし、ここにもやっぱり台風の爪痕。
本殿の横に立っていたご神木も、倒れていました。
もうどうしたものやら、なんでしょうね。
本殿にお参り。
お見舞い申し上げました。
境内を歩きながら、怪しげなキノコにも遭遇しました。
むふ。おもしろい。
大原野神社横のパーキングは終日400円、その管理をされているお茶屋さんで草もちを購入しました。うちに帰ってからいただくことにしましょう。
次に、道中看板を見かけた「花の寺」に行ってみることにしました。
とはいうものの、何の花も咲かない季節なのか?今日はむせかえるような「緑の寺」という感じでした。グリーングリーングリーンの恵子ちゃんを召喚してしまいそうです。
不動堂
石不動明王様がいらっしゃるところです。
弘法大師が平安の始め、眼病になやむ人たちのため、不動明王に病魔退散を祈願されたところ、霊験あらたかでありました。よって石不動明王を刻んで岩窟中に安置されたと伝えられています。以来、諸病平癒の不動様として信仰されています。
ガラス越しでうっすらしか見えない、と思ったら、
ちゃんと裏に回って見えるようになっていました。
なんだか、逢いたかったような気持ち。
ありがとうございます、お会いできてうれしいです。
村人に生贄を要求する妖怪・霊感大王と悟空たちが戦った時、助けてくださいました。霊感大王は元々魚籃観音様の池に住む金魚だったそうです。
ここも良い眺めです。
最後に、勝持寺さんの横にあった願徳寺さんへ。
こちらには国宝の如意輪観世音菩薩半跏像様達がいらっしゃいます。
お庭などはなく、撮影も禁止なので、お部屋でじっと座って拝観させていただくだけですが、心落ち着きます。暑かったけど。
いやぁ
急遽思い立った大原野散策でしたが、とっても楽しいものになりました。
家に帰ってから、草もちも美味しくいただきました。
大原野は実はまだまだ魅力的な散策スポットがいくつもあるので、折を見て再び訪れたいと思います。そば切りこごろさんの鴨そばも食べたいし。でも紅葉の季節は人が多いかな。いや、グリーングリーングリーンな閑散期も良かったけど、あまりにも人がいなくてちょっと寂しかったなぁ。
仕事がしたくなってくるくらい、寂しかったなぁ。
本日の大原野散策
大原野神社P 400円
勝持寺拝観料 400円
願徳寺拝観料 400円
そばランチ 1,500円
草もち 320円
計 3,020 円とおさい銭
それにしても
社寺仏閣のパワーというのは、本当にある。と、最近強く思うようになってきました。神や仏がそこにいらっしゃるのには、意味がある、理由がある。神と人、全ての縁が複雑に絡まり合って日々何かを生み出し、描き出している。そう思うのです。
昨夜はエンジェルと対面することもできました。(この話はまた別枠で。)
一気に寒くなってきそうな今日この頃のお天気、喉が痛い。
という現実から目をそらし、明日は仕事にゴスペルに、普段の暮らしのあわただしい幸せに戻っていきたいと思います。