岡山県まで感傷旅行にでかけたオキエです。
「海か山の見える温泉でゆっくりしたい、そして可能であればそこでマッサージなど受けたい」という思いがふくらみ、五十日祭が終わってからずっとググり続けていました。
しかもいま帰国しているらんちゃんと日曜日に落ち合いやすい場所で。
和歌山、兵庫、大阪、三重、滋賀、ありとあらゆる場所をググりましたが、どれも今一つ噛み合わず。まぁ春休みの土日にお一人様で泊まれる美観な温泉宿っていうのがそもそも無理筋なわけです。
半ば諦め気分で日本地図の瀬戸内界隈を眺めたとき、ふと「宇野」と言う文字が目に入りました。
ググると、そこはまるで私が思い描いた通りの温泉がある街でした。しかもその温泉の系列ホテルには女性専用シングル(セパレートタイプの相部屋)があって、そこを予約することが出来たのです。
そして、岡山駅からバスに乗り込んで宇野駅に到着。チェックインの時間まで、街散策をしました。
宇野は直島に行く船が出る港町です。だからなのか、宇野自体にもかなりアートがちりばめられていました。
駅からしてこれだもの。
レンタル自転車ですら、これだもの。
こちらは海辺に流れ着いたゴミで作られたチヌ。
なかなか圧巻の作品でした。
そして、海。
おだやかな瀬戸内海です。
とても懐かしい、何の気がかりも無い一人の静かな時間…
お昼ご飯は、いかにも「地元の人たちが昔からやってます」的な市場でいただきました。
日替わり定食980円、今日のおかずはアジフライ。
そして宇野のおすすめスポットを調べれば、まず出てくる「おまち堂」さんのかき氷。
めちゃくちゃ美味しかった。
温かい日で良かったです。でも海辺は風が強くて、まだヒートテック極暖を着てたのは我ながらナイス判断でした。電車に乗ってる時は失敗したかな…て思ってたけど。
そして、念願の温泉。
露天風呂が3つもあったんやで。
とにかく広くてホンマにのんびりできました。
オイルマッサージは気持ち良すぎて半分くらい寝てて勿体無かった。
でも「ゆっくりする・自分を労う」という最大目的は見事に達成しました。
そしてホテルも良かった。
UNO HOTEL - SETOUCHIの島旅は、宇野から始まる。
二人以上なら海の見えるテラス付きの部屋に泊まりたいと思いますが、一人ならこのセパレートな相部屋で充分だと思いました。
充分個室として機能してました。
女性ばっかりだと思うと安心だったし。
共有のくつろぎスペースにはお茶とお菓子とアイスクリームが用意されてて、これはこれでとっても良かった。
ディナーはホテルのレストランでいただきました。
瀬戸内レストラン BLUNO | UNO HOTEL - SETOUCHIの島旅は、宇野から始まる。
瀬戸内の地ビール、選べるナイフ、給仕さんのサービス、どれもこれも楽しかった。
牛肉にかかってるのは岡山県産の「皮ごと食べられるバナナ」のソースらしい。
瀬戸内と言えば鯛、そして黒鯛のソースがまたたまらん美味しかった。
その事を給仕さんに言ったら「でしょう?そうなんですよ、わかります!?」みたいな感じで返ってくるのがめちゃくちゃ面白かった。
その日オキエのテーブルの周りには若いカップルと熟年のご夫婦がいらっしゃって、みなさん幸せそうで楽しそうで、見ていて嬉しくなりました。
オキエも夫と一緒やったし。
最初は自分だけ一人で寂しくなるかな…と思ってたけど、全然大丈夫でした。
生きた夫と一緒だったら絶対近くの定食屋か居酒屋に行ってたと思うし、だからオキエの好みのお店に有無を言わさず連れて来れて、しかも食事代は一人分で済んで、ラッキーな気すらします。
今までも大好きだった一人旅ですが、ロケット夫の道連れができて、さらに楽しさに深みがかかっていくかもしれません。
朝ごはんも、同じレストラン。
美味しかった~。
温泉・ホテル・レストランと、オキエはUNOグループの大ファンになりました。また何かに疲れて安らぎを求める時がくれば、迷わずここに心身を癒しに来たいと思います。
何もせず、ゆっくりのんびり。
なんなら次は直島にも行ってみたいし。
瀬戸の海風を受けながら、少しずつ自分に元気が戻ってきているのを感じていました。