キタヨー!!!
「マイ初日(しょにち)」
初日とは、演劇・相撲などの興行物や展覧会などの最初の日。
マイ初日とは、私にとっての初日。
最初の日、ということは、終わりの日がある。
そう、千秋楽(せんしゅうらく)。
私にとっての千秋楽は「マイ楽」。
「え、一回じゃないの?何回見るの?」
はいよく聞かれます。
何回見るかはその時によって違います。
見る回数は、人それぞれ様々な要素がからみあって決まっていきます。
例えば、各組一回ずつ見る人もいれば、好きな組の公演は休日全部を観劇にあてる人もいます。前回でもご説明した通り、立ち見(2,500円)や当日B席(2,000円)など、お求めやすい金額の席などもあって、一回は特別な前の席で、二回は普通の席で、あとは立ち見で、など、それぞれのお財布事情等によって皆さん上手に調整されているようです。
「ええー、同じ作品を何回も観るの?」これもよく聞かれます。
舞台は生ものです。毎日違うんです。とくに本気で好きなジェンヌさんがいたりしたら、初日から千秋楽にかけての演技の洗練のされて行き方、成長の仕方など、しっかり観察したりするファンもいらっしゃいますが(マイ娘とか)、オキエはそこまでプロフェッショナルではありません。
オキエの観劇回数の決め方は
①作品への興味(コメディ、ハッピーエンド、ハートフルがオキエ三種の神器)
②好きな組、好きなジェンヌさんが出ているかどうか(主にのぞ様・珠様)
③名作であるかどうか(観ないと後で後悔するかどうか)
④企業などの企画物で抽選に当たって無料で行ける公演があるかどうか
これらの状況の絡み具合でどれだけ観に行くかを決めていきます。
どうでもいいよね・・
今回で言えば、オキエはチケットを2枚買いました。今のオキエの暮らし方からしたらここいらが精いっぱい。けれども、どうしても都合が悪くて行けなくなった友人たちから「代金はいいから、行ってくれたら助かるよ。」と言われて譲ってもらったりして合計4回観に行けることになりました。
神様は見てくれている。
(え。何を?)
ファンの助け合いまで清く正しく美しい宝塚なのです。
月組・雪組ともに4回観るというのは今までのオキエのスタンダード(注・働いている時)で、とてもバランスよく観れる。ありがたい。
1回目:予備知識なしでとにかく観てみる
2回目:予備知識を入れたうえでとにかく観てみる(この段階で全体の流れがやっと把握できる)
3回目:好きなシーンや見落としていたシーンを中心に、しっかり観る。
4回目:この公演との出逢いに感謝をしながら、その公演で退団するジェンヌさんに感謝をしながら、こころをこめて観る。
ほんと、どうでもいいよね。
珠様演じる真面目な青柳さん。
カッコイイ・・・。
結婚したい・・・。
第2部は、ショー「BADDY」
ステージの上に月が現れました。
全世界が禁煙となって犯罪が皆無になった平和な地球に、かつての犯罪者の流刑地である月から悪者たちがやってくるというお芝居仕立てのショーです。
悪者のリーダー・バッデイ(珠様)と、地球を守る愛のポリス・グッディ(ちゃぴちゃん)の戦いと恋を歌とダンスで表現しています。
楽しい~
珠様演じる悪いヤツ。
カッコイイ・・・
いい奴も悪い奴も、何をさせてもカッコいい珠様でした。
さて
全くの余談ですが。
昔京都ではよく餃子について「珉珉派」か「王将派」か、という議論がされていました。
オキエは珉珉派です。
なぜかスパイダーマンが立っている宝塚の珉珉で、餃子にライスという幸せな夕食を食べて帰ってきました。
宝塚観劇は観る方もエネルギー使いますから。