優秀な我が家の大天使・小さいおっさんの天使脈と、筋金入りのヅカオタ娘の人脈のおかげで 、今日また1枚チケットが回ってきました。
ラッキー50女、オキエです。
運命。
ジャジャジャジャーン!!
R423をひとっ走り、行ってきました宝塚大劇場。
ポスターは、お芝居バージョンのスーツを着た珠様。ハートフルな物語の主人公、誠実な中年男性・青柳さん役の珠様は、それはそれは素敵です。
結婚したい男No.1です。
本日の席は、B席・3,500円。
二階の後ろの端のほうでした。
充分観れます。
全体像も見やすいし、オペラさえあれば全く問題なく表情もキャッチできる。
(宝塚大劇場では500円でオペラの貸し出しもしています。)
何より座っていられるだけで天国。
血沸き肉躍る楽しい時間を過ごしました。
結果。
やらかしてしまいました。
【経費削減】
グッズ購入は、自粛してました。
今年に入ってからは一度も何も買っていない。
(CDやBlu-rayは別)(買ってるんかい!)
カレンダーは、もったいなくて一枚もめくれないまま増え続けるので今年から買わないことにしてたし、
舞台写真も、もう何年も買っていない。
雪組ドン・ジュアンの舞台写真が全部欲しくてどうしても選べなくて全部諦めて以来、一枚も買っていない。
でも。
私・・・
第2部、ショーの「BADDY」を愛しすぎてしまっている。
全世界が禁煙となって犯罪が皆無になった平和な地球に、かつての犯罪者の流刑地である月から、悪党たちがやってくるというお芝居仕立てのショー。悪党のリーダー・バッデイ(珠様)と、地球を守る愛のポリス・グッディ(ちゃぴちゃん)の恋と戦いを歌やダンスで表現しています。
バッディと、恋人のスィートハート。
珠様と、二番手男役スターの美弥るりか様です。
今までの宝塚103年の歴史をひっくり返す勢いの、清くなく正しくない世界観。
でも美しい。
スィートハートは、デンジャラスでワイルドな悪事を働くバッディを愛していたのに、グッディに逢ってからバッディは変わってしまった、と嘆きます。その嘆きの歌と踊りが、また。これが。ぐほ。
最後は炎の中で戦うバッディとグッディ。
悪と善が入り乱れて、この世は得も言われぬ魅力に満ちている、とふたりは歌います。
好きすぎて、つらい。
宝塚を観るようになってから、本当にこの「好きすぎて辛い」という心の現象が不思議でなりません。なんで人(?)を好きになってこんなに苦しくなるんだろう。どういう身体の仕組みなんだろう?
そもそも、好きと感じるものの対象が実は特定できていない。
バッディなのか、バッディと周りの人たちとの関係性なのか、物語としてのバッディなのか、ショーそのものなのか、月組全体なのか、あるいは珠城りょうその人なのか。
最も正確な答えとしては、そのすべてのマッチングが生み出した奇跡のような今この瞬間の舞台芸術への思いなんだけど、
じゃあなぜこんなに辛いのか。苦しいのか。
人体の七不思議です。
そして、ショーの後半。
平和を愛して心穏やかに皆と仲良く幸せに生きてきたグッディが、バッディにひどい悪事を働かれて激怒するシーンがあって、その時に初めて「生きている自分」を感じる、と歌い、それに合わせて娘役さん達が怒りのラインダンスを激しく踊るんですが、このシーンで号泣するというお客さんがけっこういて、いろいろ考えるところがあります。
オキエにしても、昨日節約を誓ったすぐあとの本日の浪費で、脳内節約班が怒りのラインダンスを踊っていそうで怖いです。(意味が違う)
とにかく
ひとつも見逃すことのできない大好きな場面で埋め尽くされたBADDY。
明後日月曜日が千秋楽、私は今日でお別れです。あとはBlu-rayの発売を待つばかり。
でも
東京公演も観に行きたいなぁ。
チケット回って来ないかな・・・。
(行く気かい!!)
あーーー
BADDYに、
会いたーい!!