秋晴れも一休みな曇り空のもと、妙心寺大雄院に行ってきたオキエです。
現在秋の特別拝観実施中。
こちらの大雄院さんは、「柴田是真の寺」として有名です。
柴田是真が若い時に京都へ遊学した際手がけた襖絵が残されています。
柴田是真(しばた ぜしん)
江戸時代末から明治中期にかけて活動した漆工家、絵師・日本画家。
その是真が、明治宮殿の千種の間(戦災にて焼失)の天井に描いた100種類以上の花。
後世の絵師たちが描く花の丸の基本、お手本となっているこの絵を、大雄院の襖絵として復活させようというプロジェクトが今行われています。
絵を描くのは宮絵師の安川如風先生。
名立たる社寺仏閣の重要文化財の修復や天井画、襖絵などを手がけておられます。
映像の中に出てくる高野山別格本山大圓院の襖絵、素晴らしいです。
そして大雄院の襖絵プロジェクト、一期8枚のお披露目拝観。
素晴らしい。
素晴らしすぎて言葉を失いました。
(是真さんの襖絵は撮影不可でしたが、如風先生の襖絵は撮影可でした)
あめんぼやてんとう虫がいるんですよ。
見つけてください、と、ご案内の方がおっしゃいました。
わからんかったので答えも教えてもらいました。
それにしても。
美しい・・・
こちらの大雄院、お庭も建物も見事です。
置屋根作りの蔵
雨水は庭に作られた川を通して池へ。
ご案内の方の解説がとってもわかりやすく親切で、幸せな時間をすごすことが出来ました。
大雄院を出て、駐車場に戻ろうとした私たちの目をくぎ付けにしたこの言葉。
「お抹茶あります。」
カフェ好きN氏の目がキラーンと光ります。
妙心寺桂春院
【京都で抹茶】妙心寺「桂春院」で抹茶と庭園を楽しむ。 | 茶活 CHAKATSU『お茶と毎日を愉しむ』
目に飛び込んできた、秋。
名勝と言われるだけの、美しいお庭です。
こちらは苔の名所としても知られています。
苔の海に南天の赤が美しい・・・
実南天は秋の季語。
ここで一句、浮かばない。
そしてお楽しみの、お抹茶。
拝観料400円、お抹茶500円
お菓子は京菓子「鼓月(こげつ)」の秋の菓子「栗尽(くりづくし)」だそうです。
京菓子處 鼓月 | 京都からこだわりの和菓子をお届け致します
安定の期待越え、美味しく楽しくいただきました。
私、なんだかんだ言ってもやっぱり京都が大好き❤
で
買ってみました。
如風先生ご推薦の色鉛筆と、先生の絵の塗り絵。
わかってる。
明日こそはいいかげんに家の用事せなあかん。
もうやりたいことが多すぎて泣きそうになる芸術の秋の夜長のオキエでした。