50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

道後温泉とおもしろき人々

 

まだ帰りたくないオキエです。

 

今朝は坂の上の雲ミュージアムからスタートしました。

坂の上の雲ミュージアム

 

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産経新聞に連載された司馬遼太郎さんの小説、圧巻です。

 

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いろいろな解説ビデオをはしごして、内容はだいたい掌握できた。

 

明治維新によって、日本人ははじめて近代的な「国家」というものをもった。誰もが「国民」になった。不慣れながら「国民」になった日本人たちは、日本史上の最初の体験者としてその新鮮さに昂揚した。この痛々しいばかりの昂揚がわからなければ、この段階の歴史はわからない。

 

テレビドラマになった時の有名なナレーションの、この昂揚の端っこに触れたような気がして、ちょっと泣けました。

 

明治を解説する映像の中の、建白書の話が面白かった。市川又三さんの尺度統一の話、帰ったらゆっくり調べてみたい。ロシア兵の捕虜が道後温泉でエンジョイしていた話も面白かった。色々と感じることがあったので、また後日まとめてみたいです。

 

窓からは、一昨日行った萬翠荘と、少しだけ松山城が見えました。

 

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時代が変わって行く様を感慨深く眺めました。

 

 

さあ、ここからは難しい話は全部忘れて温泉旅に切り替えです!!

 

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小説坊ちゃんに出てくる汽車を復元させた「坊ちゃん列車」は見ただけ。

 

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最初に道後ハイカラ通りを歩きます。

ザ、温泉街。

活気がありました。

 

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最適なみかんジュースのお土産も発見。

一本162円、これなら5秒で飲まれても悔いはない。

1ケース送ってもらいました。 

 

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憧れの道後温泉に、到着。

 

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補修工事のため目玉の休憩室に入れなかったのが残念でしたが、いいお湯でした。外観はまだ見れる時期だったので良かった。今後の工事の進捗状況はホームページで要確認ですね。

道後温泉本館 | 外湯紹介 | 【公式サイト】道後温泉

 

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脱衣所で一緒だった地元のお母さんに、3時くらいからすごいお客さんになる、午前中がゆっくり入れていいんよ、と教えてもらいました。人混み嫌いのオキエの感、さすが。

 

大浴場には石鹸シャンプーの類は一切置いてないので、必要な人は数十円で購入します。タオルレンタルは30円、ドライヤー利用は3分10円、マッサージ機3分30円。

こんな有名な観光地になってても、昔のスタイルのまま、地元民にも利用されているふつうの温泉なんですね。

 

感動です。

 

そして

 

風呂上がりは…

道後麦酒館

 

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お楽しみビールタイム。

 

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地ビールラインナップ、オキエはやっぱりスタンダードから。坊ちゃんビール、なめらかで美味しかった。

 

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瀬戸内産鯛の刺身と、南予八幡浜浜千鳥のコロコロ焼き。

 

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美味しいー!!

 

ビールも進みます。

2本目は道後オレンジエール。

 

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めっちゃ酔っ払いました。

久しぶり。

 

この後、公園のベンチでしばし昼寝しました。

ええ身分や…

ええ身分すぎる…

帰りたくない…

 

 

目覚めて向かったのは、正岡子規記念博物館。

 

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正岡子規と、彼を取り囲む時代や人々の事を色々と知ることができました。合計一時間くらいビデオ見たよ。

 

子規は旅好きの食いしん坊、親近感。

 

夏目漱石の下宿先に子規が療養のため52日間押しかけ居候していた、という愚陀仏庵を再現したコーナー。

※ここだけ撮影可

 

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大勢の文学人が毎日集まって句を詠んでいたそうです。

中に入って腰掛けて、なんだかちょぴっとだけその仲間に入れたような気分で。

 

博物館の横は道後公園

句碑がたくさんありました。

 

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寝ころんで 蝶泊まらせる 外湯哉  小林一茶

 

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ふゆ枯れや 鏡にうつる 雲の影   正岡子規

半鐘と 並んで高き 冬木哉  夏目漱石

 

子規の郷  梅が句題の 伊予の旅   おきゑ 

 

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こちらの道後公園は、中世の城、湯築城の城跡です。昭和63年から本格的な発掘調査が始まり、その結果に基づいてところどころ再現されています。

 

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スタンプラリーやったら?

と、出会った小学生ガールズに勧められました。

 

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再現された武家屋敷や外堀の土塁展示室をまわります。これは連歌を詠んでるところらしい。

 

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クイズの答えもガールズに教えてもらって、無事に商品ゲット。景品の湯築城ペーパークラフト、誰か欲しい人いるかな。

 

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親切なガールズに質問してみたら、やはり学校で俳句を詠むんだそうです。すご。夏休みは何句、冬休みは何句、と宿題にも出るそうです。すごすぎる!

 

そして素敵すぎる。

大洲もそうなのかな?

咲ちゃんも詠んでたのかな?

 

すっかり酔いも覚めて喉もかわいたので、カフェタイムしにあの一六タルトの茶寮へ行きました。

 

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二階の茶寮の窓からは、すごい迫力で看板が見える。

 

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道後温泉には、昔白鷺が湯治をしていたのがその始まり、という白鷺伝説があります。その白鷺伝説をデザートで表現したのがこちらのしらさぎ、だそうです。

 

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熱いチョコレートソースをかけて、召し上がれ。

 

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食べるたびに違う味、違う食感が楽しめるそうです。

たしかに楽しめました。

 

美味しかったです。

しらさぎの物語がいまひとつつかめませんでしたが。

 

ま、考えるより感じろ、ってとこでしょうか。

 

最後は15分ほど待って坊ちゃん時計のからくりが動くのを見て、道後温泉の旅が終わりました。

 

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夜は胃を休めるためにうどんだけ食べて、本日の出費合計。酔ってたからか、なんかいつもより覚えてない。

 

路面電車160円×2

地元の喫茶店のモーニング 600円くらい

道後温泉全部で500円くらい

ビールと地元料理 2,900円

正岡子規記念館 JAFの割引きいて特別展見て500円くらい

しらさぎ 1,280円やったかな

うどん 400円くらいかな

 

全部で7千円くらいと別にお土産代送料込みで5千円くらい。家に帰ってからちゃんとレシート見て計算します。

 

 

明日は、別で愛媛入りしている娘と合流してから帰ります。

 

松山城に行ったとき、自由につけられる甲冑があったのは見ていました。でもそれを二日後に娘が喜んで着ることになるとは夢にも思いませんでした。

 

お友達と楽しんでいるようです。

 

夢にも思わないような事が起こるから、人生はおもしろい。

おもしろくていいねん。

 

楽しくいこう。

 

 

ね、子規先生。