近年まれに見るくらいぐっすり眠って朝を迎えたオキエです。
疲労感は回復しましたが、あちこち身体が痛い。
たくさん歩いたからだけではなく、五十肩をかばってバスの座り方やカバンの持ち方が変になってたせいで、背中全体や腰がはってる感じ。
水曜日には鍼の予約を入れてあるので、しばし踏ん張りどころです。
さて
木曜日の朝9時に京都駅を出発して、鳴門公園に到着したのはお昼ごろでした。
おー!!
パチパチパチ・・・
しかし・・・
寒い。
風が強くてとても寒かったので、予定していたランチ会場に向かって急いで歩きました。
おがた商店
念願の徳島ラーメンです!!
徳島ラーメンの特徴は、とんこつ醤油味。鳴門名産わかめも入っています。美味しかった。そして、あったまった。
今回の旅はエイミちゃんと一緒の旅でした。
町から離れた海や山の旅は50女的には少し心細く、旅館の多い観光地は一人で宿泊できるホテルが見つかりにくくて困るので、そういう時は友達が一緒に行ってくれるとありがたい。
ラーメンを食べ終わって、ちょうど「本日の見ごろ」を迎えるうず潮を見るために、汽船乗り場へ移動しました。
高速観潮船◎うずしお汽船◎【公式】|うずしおの情報が満載のうずしお汽船のホームページへようこそ!
想定内の迷子になって想定外の坂道や階段の上り下りを繰り返し、やっと乗り場にたどり着いたころにはもうふらふら。
アワライズは興奮と熱気の渦に包まれる阿波踊りで最高のパフォーマンスを発揮したい時のために開発しました。アワライズ - 徳島珈琲オフィシャルサイト
阿波踊りしいひんけど。
ああそうか。
このあと生まれてくるオキエルサのパフォーマンスはこのエナジーのおかげだったのか。
そしていざ出発、うず潮へ。
高い波をけちらして上下に大きくバウンドしながら走る船。
うず潮発生エリアに到着後、デッキに出ました。
今日は中潮の日。
大潮時のように巨大なうず潮は見れませんでしたが、それでもいくつもの渦が現れては消えてたのしく観察できました。
オキエは随分と勘違いをしていました。
うず潮は一個だけ、ガーっと巻き続けているものだと思っていました。だから最初はすごく怖かった。こんなふうにいくつもの渦が現れては消えるものとは知らなかった。
それなら安全に安心して見に行けますね。
このようにうず潮が起こるのは、鳴門海峡の独特の地形のせいなんだそうです。うず潮の見ごろは汽船会社のホームページなどで確認できます。
瀬戸内海の穏やかな海。
トンビはここでもピーヒョロ鳴きながら飛んでいました。
うず潮を楽しんだ後は、近隣にある見どころを渡り歩きました。
昨日もご紹介した大鳴門橋架橋記念館エディ。
こちらはエルサごっこが出来る以外にも、4K360°シアターで阿波踊りの臨場感が楽しめたり、大鳴門橋の建設の歴史が学べたりと、なかなか見ごたえありの施設でした。
こんな橋の建設に携われるなんて、ホントに人間ってすごいと思いました。オキエなんかは想像するだけで震えるのに。
大鳴門橋は道路の地下に電車が通ることを想定して作られましたが、明石海峡大橋ではそれが無かったんだとか。なので電車用スペースに海の上の遊歩道が後から作られました。うず潮はそこから歩いて見ることもできます。
エディの中にはもうひとつ、船がありました。
トンチキなキャプテンの案内で明石海峡を海から空からスリリングに冒険していきます。
子供には楽しいだろう。だといいな。
東洋一長いエレベーターに乗って、展望台を目指しました。途中くらいから高所恐怖症的にめっちゃ怖かった。
展望台から見る景色は美しかったけど、寒さにあっさり敗北してさっさと退散。一階にあるカフェで念願の鳴門金時アイスを食べました。
美味しかったわー!!
これはいける。
お芋の部分はアツアツで、めちゃくちゃ美味しかった。
疲れも吹き飛ぶ勢いで感動しました。
またこのエスカヒルの売店のお姉さんの営業トークが上手くて素敵でお土産を色々と購入しました。 「お酒と一緒に食べると・・・うっ・・・」みたいなお姉さんの思い出し美味しいの顔が美味しそうで美味しそうで。
しかし後から衝撃的な事実が発覚します。
この中でメイドイン徳島は鳴門金時いもけんぴだけ。
それ以外は四国や瀬戸内海近隣地域がメイドインでした。
食材は徳島のものもあるんやけど。
そのまた後から衝撃的な事実に気が付いたのですが、
この「うずしおのポテトチップス」、どう考えてもただの塩(海塩)のポテトチップスやん。
そうか海塩も海峡によって味が違うんか・・・
まぁでもあっさり味で美味しかったです。
うず潮を詠んだ俳句や短歌も色々とあるみたいで、道中見つけた句碑には徳島県出身の俳人、橋本夢道さんの句が刻まれていました。
母の渦子の渦鳴門故郷の渦 <橋本夢道>
正岡子規さんも詠まれていますね。
渡りかけて鷹舞ふ阿波の鳴門かな <正岡子規>
この場合の季語は鷹。
冬の季語なんですね。
トンビ(鳶)の季語も冬。
子規先生が見た景色を、オキエもこの旅で見れたかもしれない。
予定していた見どころを見終わって、宿にチェックイン。
今宵の宿泊場所は鳴門海月さんです。
トイレも阿波踊り。
お部屋は予約をした時にはこの部屋しか空いてなかったので、ちょっといい部屋をとりました。(近々にチェックしたら他の部屋も空いてたけど。どういう仕組みかな?)
最上階の海側のデザインルーム。
通常の部屋より2,000円ほど高めでしたが、とてもくつろぎやすく、大鳴門橋も海も朝日もよく見えて、綺麗な部屋だったので良かったと思います。
備品揃いが完璧で広くてキレイな海の見えるお風呂に入って、ご馳走の夕食をいただいて、この日一日が終わりました。
エイミちゃんはおやすみ3秒で寝たはりましたが、オキエはなかなか眠りに付けず、橋を渡る車と海を渡る風の音を聴きながら布団の中で考え事をしていました。
「私はこれまで本当に大好きな人たちと出逢って生きてこれて幸運だったなぁ。」
と思った次の瞬間に、
「みんなもオキエちゃんのことが大好きなんだよ。その事をもっと信じてごらん。」という声が聴こえました。
なんか泣けちゃって。
身体の痛みと心の感謝と海の風の音と・・・
なんだか整合性の取れない不思議な状況の中で、鳴門の旅の一日目が終わりました。