寒さ半端ない今日この頃、お風邪などおめしになられていませんでしょうか。オキエの町にも昨夜から雪がシャンシャン降っています。
お察しのいい友人たちにはもうお分かりの事と思いますが、大掃除は全く進んでいません。本棚と押し入れエリアには暖房器具が無く、近づくこともできない今の状況です。
さて
オキエはゴスペルサークルに所属しています。年齢層の幅広い女性ばっかりの地域のサークルで、月に3回練習をしています。そしてオキエはソプラノに所属しています。
昨日練習したのはこちら。
Joyful Joyful
天使にラブソングを2、の中に出てくる曲です。
嫌な予感はしたんです。
昨夜の練習、風邪が猛威をふるっているせいか、珍しくソプラノの参加者はたった3人。
うち一人はこの曲を歌うのが初めて、という新人さん。
もう一人のベテランさんはリードボーカル。
ちゃんとしたソプラノのパートを担うのは私一人。
やばい・・・
思い起こせば3年前。たまたま一緒にランチをしたママ友に誘われて、軽い気持ちで入ってみたゴスペルサークル。
元々音符が読めなくて、高校生の時の選択授業で音楽の先生に呼び出されて「なんで音楽を選択したのかな?」と言われるほど悲惨な成績を収めていたけど、まぁ音楽なんて聴いて覚えるもんだし。と気楽に構えていたら。
おぼえられない・・・
まず英語の歌詞がおぼえられない。
私、自分が50女だって忘れてた・・・
そしてソプラノのパートの音程がおぼえられない。
これって・・・楽譜読めないとできないんじゃ・・・
また、歌のリズムが宇宙レベルで意味不明。
Drive it away giver of immortal gladness
特にこの一行、
耳でも聴いている。文字でも読んでいる。
なのに、口から出てこない。口に乗らない。マントラ?
ママ友はアルトだし、こう見えても人見知りの激しいオキエは簡単にソプラノの先輩たちに質問できないし(そもそもどう質問していいかもその時は四次元空間的に謎)。
オキエはPTAの役員をしていた時そのママ友に随分お世話になっていて、仕事で休みがちな私のダメ役員ぶりを嫌な顔一つせず受け入れてくれて、ほんとうに良い人で、彼女が心配そうに練習の後「どうやった?」と聞いてくるたびに、首から下は辞めますって言ってるのになぜか口から「うん、大丈夫。」という言葉が出てしまって。
毎回泣きそうになりながらも珍しく私なりに努力もしてみて、
通勤の車の中ではとにかくゴスペルのCDをかけっぱなしにしたり、
苦手なDrive it away の部分だけ何百回も聴いてみたりして、
Joyful Joyfulがやっと歌えるようになった時の達成感は、たぶん人生の中でもそうそう味わったことのないような大きなものでした。先輩たちと一緒になら、なんとなく勢いよくノリノリで歌える大好きな曲。
でも今日は私一人。
やばい。実にやばい。
ハクハクしながら歌っていると、案の定。
アルトの大先輩が「あれ?」とつぶやいた瞬間の私の緊張度はMAX。
「最後の Light of day !がなんかおかしくない?ハモれてなくない?」
あー
それ、きっと私のせいです。
言ったか言わないかの刹那、テナーサイドから「えぇ、どう歌ってるんかわからんわ~」みたいな声が出て、他からも「ええやん、もういっつもちゃんと歌えてるんやし。」という声が出て。
あぁ。みんな普通のおばちゃん♡みんな大好き♡
と思いました。
そうこう言う間に時間が来てしまって、あとは来週の先生レッスンで解決されることになり。来週までにまたぼちぼち練習しよう。
でも、やっぱり綺麗にハモって歌えたら本当に気持ちいいし、最近は大きな声も出るようになってきて、三年たってやっと面白くなってきたゴスペル。
なんとかジョイフルしていきたいものだと思っています。