50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

I love 東北/N氏の町・盛岡

 

テレビの前で心が忙しい日曜日のオキエです。

 

京都女子駅伝ではドルーリー選手の走りに度肝を抜かれ、待ちに待った望海さんのコンサートでは笑ったり涙を流したりひっくり返ったりしました。

※いやここで凪様の「咲、愛してんで。」が見れるとは思わなかった。WOWOWさん有難う。

 

 

しかしなんで一番集中して聴きたい歌の時に限って、母がお茶を入れに来たり夫が出かける準備をしに来たりとあたりが騒がしくなるのか、全く不思議。

 

よくある現象だけど、本当に不思議。

どなたか研究されていません?

 

 

さて

 

話を東北に戻したいと思います。

 

松島を散策した後、東北新幹線に乗ってやってきたのは岩手県盛岡市

 

そう、N氏の住んでいる町です。

N氏:かつてのオキエの仕事仲間。単身赴任で4年ほど京都暮らしをされていた際、公私共々いろんな場所にご一緒させてもらった(余すところなくブログに記録してある)。人生を楽しむ天才、もはや師匠。

 

ホテルにチェックインした後、合流。

再開を喜こび、早速街に繰り出しました。

 

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まずは盛岡の地ビールで乾杯。

ベアレン醸造所 – 岩手県盛岡市にある、100年以上前の仕込釜で造るヨーロッパスタイルのクラシックなビールブルワリー


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そして、盛岡レーメン発祥の地「食道園」のレーメンをいただきました。

盛岡の冷麺発祥の店 食道園

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美味しすぎ泣いた。

あり得ないくらい美味しかった。

 

ぴょんぴょん舎のレーメンも美味しいけど、これまた格別に美味しい!!

※1万6千歩も歩いたのに昼は牡蠣1個やった、というのもあるかもしれん。

 

そしてここで遊びの天才N氏から耳寄り情報が…


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オキエが「行きたい」とリクエストしていた場所で、明日「和ぐるみのお餅」のふるまいが!ある!!

 

期待に胸は高まります。

 

余談ですが、

盛岡と言う町は本当に素敵な町なんです。

 

山と川が織りなす豊かな自然の中で、古きと新しきが丁度いい感じで混ざり合っていて、静かだけど遊び心にあふれた、何とも言えぬ居心地のいい町です。

 

そう思っているのは私だけで無い事がわかりました。

 

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ミューヨークタイムズ「2023年歩いて回れる珠玉の街第2位」に選ばれたのだそうです。

 

なるほどなぁ。

静かなる遊びの天才N氏が育った土壌なわけですね。

 

 

一夜明けて

 

そんな盛岡の街を、ご案内いただきました。

 

まず最初に向かったのは、高松公園

盛岡高松公園&エコアス広場ガイド/高松公園の概要


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池の大部分は凍っています。

※昔はスケート場になったほど凍ったらしいです。

 

そして、白鳥発見。


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ここは冬になると白鳥をはじめいろんな渡り鳥が渡ってくる、人と鳥の憩いの場です。

 

グレーなのはまだ子供、みにくいアヒルの子から美しい白鳥へ変わりゆく過程ですね。

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どこにでも住めるカラス、ブラボー。


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白鳥は基本的にファミリーで行動するらしい。

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白鳥以外にもいろんな水鳥がいて、楽しすぎた。


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オシドリの夫婦、派手なほうが雄。

たしかにずっと一緒にいたな~

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晴れていればこの公園から岩手山が綺麗に見えるのですが、この日は曇っていて見れませんでした。松島の快晴で調子に乗って喜んでいましたが、やっぱりそこまで善行は積んでなかったみたいで、まぁ納得といったところです。

 

そこから裁判所前で石割桜を鑑賞。

 

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いわての旅:岩手県観光ポータルサイト「いわての旅」

盛岡地方裁判所前に、周囲21メートルの巨大な花崗岩を割ってエドヒガンザクラが伸びています。根回り4.3メートル、高さ10メートルで、樹齢は360年以上ともいわれているこの桜は、毎年4月中旬からきれいに花を咲かせます。春の日差しそそぐ日中もきれいですが、夜桜もまた情緒があります。大正12年(1923)には国の天然記念物に指定されています。

 

「盛岡の桜は石ば割って咲ぐ。」

 

ここから宝塚歌劇団壬生義士伝」へと話が流れるわけです。

 

music-book.jp

 

皆さんに「南部賛歌」をお聴きいただきました。

 

東に遠く 早池峰山 (はやちねさん)
南にそびえる 南昌山 (なんしょうざん)
西のお山は 岩手山 (いわてさん)
北のお山は 姫神山 (ひめかみさん)

ぐるりを山に囲まれて 城下流れる中津川…

 

本当に山が見えなくてウルトラ残念だったので、また行かなくちゃ。

 

そしてオキエがリクエストをしていた「りあすぱーく」に連れて行ってもらいました。

和ぐるみとくるみかご、被災者の手仕事で東北の復興へ | りあすぱーく 《一般社団法人SAVE IWATE》

 

東日本大震災で被災した12市町村の被災者の方たちが、生産した特産品や工芸品などを販売しているお店です。

 

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前日にN氏からもらった情報「和ぐるみのお餅のふるまい(限定50名)」、間に合いました。


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和ぐるみは三陸の特産品です。

木の皮は綺麗にはがれて様々な伝統工芸品へ姿を変えるのです。


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この日は特別割引があったので、らんちゃんは籠を購入してはりました。

 

私はのだ塩の燻製を購入。

プレミアム燻製 薪窯直煮製法 のだ塩「薫海(かおり)」 100g - ネットぱあぷる|岩手県野田村の特産品を販売

 

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美味しいお塩です。

娘にも頼まれていたので。

 

そこから赤レンガ館を見学。

(旧盛岡銀行本店)

 

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岩手銀行赤レンガ館

岩手銀行赤レンガ館は、1911(明治44)年に盛岡銀行の本店行舎として落成し、1936(昭和11)年に岩手殖産銀行(のちに行名を岩手銀行に変更)がこの建物を譲り受け、本店として利用しはじめました。その後、1983(昭和58)年に岩手銀行新社屋完成に伴い中ノ橋支店となりました。
設計は東京駅でも知られる、辰野・葛西建築設計事務所によるもので、辰野金吾が設計した建築としては東北地方に唯一残る作品です。

2012(平成24)年8月3日に銀行としての営業を終了し、約3年半に及ぶ保存修理工事を経て、2016(平成28)年7月17日に一般公開されます。

 

10年前まで現役だったのがすごい。

 


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64のマリオを思い出すのは私だけ?


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創業昭和11年南部煎餅の老舗。

老舗白沢せんべい店


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自分用にお得な割れ煎餅を購入。

 

そして前回(震災の年の夏)来た時に感動して、もう一度行きたかった「ござ九」へ。

竹細工と生活雑貨を商う岩手・盛岡の雑貨屋「ござ九」のオフィシャルサイト

 

 

岩手銀行本店とならぶ景観重要建造物で、いまも現役の商店です。

 



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虚無僧や浪人も御用達。


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こちらはらんちゃんリクエストの光原社。

光原社

大正13年宮沢賢治の生前唯一の童話集「注文の多い料理店」を発刊、社名も賢治の手によって光原社と名づけられました。

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現在は、全国から集めた漆器や焼き物を扱う工芸品店として人気です。

 

敷地内にはカフェや輸入雑貨店もあって、楽しい。


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可否館でコーヒー。


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この「可否館」は、時間の流れが違いました。

宮沢賢治の体内時計でまわってると思いました。

 

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輸入雑貨店「カムパネラ」のウィンドウをのぞき込んでいた時、屋根の雪がオキエのコートのフードに落ちて入りました。


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これはもう賢治氏からの「ようこそ」やんな。

と思って、お店に入って首飾りを買いました。


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裏庭から見えた中津川。


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今回の旅で、宮沢賢治氏に対して初めて興味がわいてきました。


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内向的な自然派の文学青年としか思ってなかったその印象が、見事にひっくり返りました。この話は花巻の記事で書こうと思います。

 

散策の最後はN氏御用達の和菓子屋さんへ。

認定店「梅月堂」|盛岡市公式ホームページ


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ここで松岡修造さんがお店の人と並んでいる写真が飾ってあって、おおお!となりました。

 

小林一三先生を曾祖父に持つ松岡さん、実は10年前に三陸を訪ねた時にお会いしたのです。たまたま入った仮設店舗のラーメン屋さんで、食事をされていました。

 

被災地をくまなく回って皆さんを勇気づけられていたのだと、改めて尊敬してしまった。

 

そして次々とお餅やお菓子を大人買いするN氏にも、尊敬。っていうか「え、そんなに?」レベルの衝撃だったかもしれん。


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久々にN氏がたててくれたお抹茶とともに、お勧めの商品を全部いただきました。


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梅月堂さんは大正元年開業の老舗和菓子店です。100年前から続く美味しさをいただいてるかと思うと感無量でした。

 

実際めっちゃ美味しかったので。

毎日食べても飽きないんじゃないかな。

 

 

それから盛岡市民に愛されてやまない百貨店「カワトク」でお土産を買って、

カワトクドットコム ~岩手県盛岡の百貨店、パルクアベニュー・カワトクです。~

 

またもやN氏御用達のフレンチのお店で、最後の夜を惜しみました。

Restaurant Bellecour | 盛岡のフレンチレストラン

 

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N氏夫妻のお招きで、大変丁重におもてなしいただきました。本当に美味しいお店で楽しいお話、幸せな時間でした。


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冬山の 旅の終わりの 団らんよ

みちのくの 木枯らしすらも あたたかく

目を閉じて 雪と賢治と 山々と

 

思い出すと今も胸にせまりくる情景があります。