検査が終わってから、食欲の暴走が止まらないオキエです。
和歌山で美味しいもん買いすぎた私がいけないんですけど。自業自得やってわかってますけど。
くうっ…
さて
和歌山県南部の旅二日目の始まりは、雨でした。
しかもけっこうガッツリ系の雨。
なんなら暴風すら吹いてる始末。
自称晴れ人間達が束になってかかったにも関わらず。
国の名勝天然記念物「橋杭岩」には激しい波が打ち寄せていました。
え、ここ日本海?
太平洋側ちごたっけ?
と、一瞬混乱するほどに。
が、これもまた見事な景色でした。
「橋杭岩」の次に立ち寄ったのは国の天然記念物「虫喰岩」。
とにかく和歌山県南部は岩が面白いんやね。
そして面白い岩の前には必ず道の駅があるというのがポイントやね。
和歌山県美味しい物包囲網にまんまとはまるご一行でした。
ここからは、熊野三山をめぐる旅です。
とはいえ三山すべてを巡るには時間が足りなすぎなので、今回は二山を目指しました。
三山すべてを回って熊野古道も歩こうと思ったら、それだけで一泊二日は必要と思われます。中でも熊野速玉大社は階段500段とかいう話だったので、今回は断念。
まずは熊野那智大社に向かって走ります。
見えて来た、那智の滝!!
那智大社に着くころには、雨は大雨へと進化していました。
那智大瀧、五感に響く半端ない迫力。
雨なのか瀧のはね返りなのかわからん水しぶきが前面から押し寄せてきました。
これはもはや瀧修行。
瀧修行をさせてもらったのだと理解しました。
おかげさまで全身水浸しになったので、徒歩5分かかる那智大社本殿への参拝は断念。このまま熊野本宮大社へ向かうことにしました。
ここで少し余談ですが、那智は恐るべき和菓子大国でした。
「お滝もち」と「黒飴かりんとうまんじゅう」
なんでもっとたくさん買ってこなかったんやと悔やむほどの美味しさでした。
(賞味期限が短かいからです)
ホンマに美味しい。
職場へのお土産を行きのSAで買ってた友人夫。
※しかも神戸プリン。
「しまった!和歌山がこんなに美味しいもんいっぱい売ってるって知らんかった!知ってたらプリン買わなかったのに!!」と、かりんとうまんじゅうを食べながら嘆いていてはりました。
え、それちょっとどうなん。
みくびるにも程がありすぎちゃうん。
みんなで総突込みをして、永遠に語り継ぐべき良い思い出が出来ました。
ちなみに職場のお土産にはかりんとうまんじゅうも追加されて、同僚の皆さん得という結果になりました。
熊野大宮大社へは、川沿いの景観の良い道を走ります。あちこちに瀧があって、必死で見つけてはカメラのシャッターを切りまくりました。
それにしても、全然紅葉が進んでない。
っていうか、南国なので育っている木が違うんか?
雨に降られてもこんなに寒くならないの、なんならソフトクリームでも食べられちゃうの、さすがの気候でした。
そうこうする間に熊野本宮大社へ到着。
雨は小雨になっていました。
とても圧巻の良い「氣」に満たされた社でした。
友人妻も言ってましたが、なんかお伊勢さんと出雲大社の雰囲気を併せ持った感じ。八咫烏がここから神武天皇を奈良へ導いたんやったっけ。
八咫烏柄のマスク、かっこええやん。
朝ごはんをバイキングでめっちゃ食べたので、遅めのお昼ご飯はお蕎麦。
和歌山の郷土料理、おかかの混ぜご飯を高菜で巻いた「めはり寿司」つき。
熊野から高速道路に向かって走れば、紅葉が現れ始めました。
田辺市の大塔に着くころには、雨も上がっていました。っていうかこの辺は最初から降ってなかったかもしれん。
全国の道の駅をバイクで旅してるというお兄ちゃんに出逢いました。和歌山県はここで最後、ついにコンプリートというめでたい瞬間に立ち会わせてもらった。
その近くのみかんの直売所で、みかんもちゃんと買う事ができました。2.4キロで680円、でもめちゃくちゃ美味しいやつ。
和歌山県、好きだー!!
星を観て、美味しいみかんを買う。
オキエの二大願いが全部叶った旅になりました。
※そこ?みたいな
そして何よりも夫が最後まで元気に旅を楽しめた事、久しぶりに友人夫妻といっぱい話せた事が何よりも幸せでした。
夫に「なにが一番面白かった?」と聞いたら、「オキエと友人妻の会話が一番面白かった。」との事。露天風呂のバカ笑いも全部聞こえていたらしい。
まあ、楽しんでいただけたなら何より。
3月には「夏くらいが山場」と宣告された夫の命でしたが、秋の景色を楽しみながら旅することが出来た奇跡に、ただただ「ありがとう」しかありません。
そうこうするうちにお正月を迎え、春の旅の予定を立てて、願うでもなく、祈るでもなく、木漏れ日のような光に向かって、ただ楽しく歩いて行けたらいいな。
と、思っています。
さぁ、次は何して遊ぼうかな。
いや、明日は大掃除やった。
オキエサロンのリニューアルに向けて、突き進みたいと思います。