台風が来るまでに、愛知県憧れの旅から無事に帰って来れたオキエです。
心配していた雨にも降られることなく、全ての目的地を回り切れて、安堵と足痛に満ち溢れています。
今回の旅で行きたかった憧れの場所は3ヶ所。
③蒲郡クラシックホテル
全部ひっくるめてエイミちゃんも興味を持ってくれたので、久しぶりに一緒にでかけることができました。
今回はそれらを名古屋散策と蒲郡クラシックホテルの二つに分けて、ブログに書いてみたいと思います。
ということで…
まずは初日の夕方、名古屋から東海道本線に乗って着きましたる「蒲郡駅」。
蒲郡市は珠城りょう氏の出身地です。
タクシーの運転手さんに、珠城さんが蒲郡市の観光大使に就任されることを教えてもらいました。
そうやったんか!
珠ちゃん・・・!!
誘ってくれたらまた来るで!!!
思い起こせば
珠様の宝塚時代の御園座公演がコロナで中止になって、このホテルの宿泊予約も泣く泣くキャンセルした、あの日から二年半。
ついに小高い丘の上にあるホテルに到着しました。
明治45年に料理旅館として創業、昭和9年にホテルとして開業。
この空間がたまらなく好き。
クラシカルな空間の何が好きかと言うと、やはり歴史が与えてくれる深みといったところでしょうか。「今」という点の中で日々悩み悲しみ生きている心細さを、歴史と言う深みが安心感で包んでくれるのです。
まぁ言えば「時空間上の隠れ家」みたいな感じ。
不思議ですけど、そうとしか言いようがない。
まだ現役のエレベーターの指針盤。
ホヘーっとしながら見つめてたら乗るのを忘れてしまいそうになります。
そしてこのホテルの素晴らしさの最大の理由、それは部屋から竹島が見える事です。
竹島弁財天を近くに感じながら眠れることの安堵感たるや。
竹島の中にある八百富神社には明朝にお参りする予定でしたが、天気予報で朝から雨と出ていたので、急遽夕食前に変更することにしました。
小高い丘の上から浜に下りるという事は、また帰りに丘に上らねばならぬという事。そうと知っていても、女には行かねばならぬときがある。
海風がビュービュー吹いてて怖かったです。めっちゃビビりながら丸まって歩いていましたが、小さい子供がスキップしてるのを見て少し恥ずかしくなりました。
竹島弁財天様、お久しゅうございます。
どうかオキエに心の平安を保つ強さをください。
そしてこれからも一生懸命生きて行くので、また色々と教えてくださいね。
竹島から帰る道、ホテルが綺麗に見えました。
「マタアソコマデアルクンヤデ…」
ホテルに戻ればかがり火が出迎えてくれました。
ここのホテルの従業員の方々はとても親切なのですが、クラシックな空間を楽しむ客人との距離の取り方が絶妙で、それが本当に心地いいのです。
ディナータイムにはバイオリンの演奏がありました。
なんか、涙出た。
バイオリンの弓がオキエの心の中の弦をなでて、その感触が心地よくて涙が出ました。
何なんこの感じ。
窓から見える竹島も美しすぎて、なんなん。
でも料理が出てきたら料理に一択集中となったあたり、やっぱり私は私って感じで良かった。現実に戻って来れて有難うご馳走様でした。
この二日間だけはダイエットの事も忘れて、三河の神様が与えてくれる食文化を楽しみました。
あらゆる安堵に包まれてぐっすり眠って朝起きたら、やっぱりそこに竹島があって。
あかーん、もう「好き」しかない。
「憧れ」が「大好き」に進化してしまいました。
「いつかもし折れそうになったら、ここに来よう。」そう思える場所が出来たという事が、奇跡みたいなギフトなのかも知れません。
そして
どこかの段階で「珠城りょうさんのディナーショーを宿泊付きでやってください」っていうお手紙書こうと思います。
(すぐには無理やし。ヘソクリ貯めなあかんし。)
深い歴史の中から帰ってくれば、この「現在」の幸せがまた光輝いて見えるのです。夫や家族のみんなに感謝しつつ、明日の台風に備えをしつつ。
名古屋散策の話も書きたいと思います。