新幹線で行ってないけど。
※そもそもなんでこうなったかのお話はこちら。
駅前には、かつてこの地を統治したとされる奴奈川姫の銅像がありました。こちらはまだ幼いバージョン。
出雲の大国主命が求婚に来たお姫様、と古事記に書かれているそうです。でも大国主命は奥さんがたくさんいるんですよね。そのうちのお一人です。
まずはその奴奈川姫が祀られている奴奈川神社に出向いて行ってご挨拶です。瓊瓊杵尊が祀られている天津神社と並んであるそうです。
糸魚川駅南口から歩いて、5分くらい?で鳥居が見えてきました。
(注:奴奈川姫の像があるのは北口です。)
前が天津神社で、後ろに見えるのが奴奈川神社。
とても気のいいところでした。
カラスがめっちゃ楽しそうに遊んでた。
(たぶん)
参拝が終わった後は、北口にまわってヒスイロードを歩きました。ほとんどのお店が閉まっていて、寂しかった。平日(金曜日)だからかな?それともコロナ禍のせいかな。
ヒスイロードだけに、翡翠。
糸魚川は、翡翠をはじめとする様々な石に恵まれた「石のまち」なのだそうです。
なので、ヒスイロードは石だらけ。
そしてなぜか、おちょやん発見。
おちょや~ん。
今週からしばらく見れません。
スカーレットのトラウマが痛みだすのです。
それに高峰ルリ子さんも出なさそうだし。
などと
考えつつ歩いて
やっと開いてるお店を見つけれたので、ランチにありつけることができました。
さすが北陸の気温、無性に温かいものが食べたくて鍋焼きうどんをオーダーしました。こっちはやっぱり関東風のお出汁なのね。濃い色でしたが、美味しかった。疲れた身体に染みた。
そして再びヒスイロードを歩くと、「え、望海さん!?」ではなく、海望の公園がありました。
そこには大人になってお母さんになった奴奈川姫と、その御子がいらっしゃいました。
そして何やら怪しげな建物が・・・
よく見ると、展望台でした。
糸魚川ユネスコ世界ジオパーク - 日本初の世界ジオパーク認定
ジオパークとは:
「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。
ユネスコ世界ジオパークとは、ユネスコの定める基準に基づいて認定された高品質のジオパークで、2015年11月に、第38回ユネスコ総会においてユネスコの正式プログラムとなりました。
この展望台からは、なんと海と山の両方が見えるのです。
北アルプスと、
日本海。
気が遠くなりそうなくらいの大自然に挟まれて怖ろしくて、オキエの足はガクガクブルブルでした。しかも高所恐怖症だし。写真を撮ったら即退散。
でも、素晴らしかった。
本当に美しかったです。
糸魚川にはここ以外にも合計24のジオサイトがあるらしく、それらを巡るバスツアーも出てるみたいです。これは一度参加してみたいかも。でも大自然を一人ぼっちで巡るのは怖いから、コロナ禍が収束してから誰かを誘って行かねば。
そして最後に、駅横にあるヒスイ館を見学。
糸魚川のヒスイの事ならなんでもわかる。
ヒスイは鉱物ではなく、岩石なんだ。
憶えた。
原石から加工して行く過程が見られる作業スペース。
なかなか面白かったです。
それからヒスイの販売所でお買い物。どの商品も綺麗だった。
ここまで来た記念に何かひとつ欲しいな、と思うものの、やっぱり良いヒスイはお値段も良いので、色々迷いました。
結果、小さい亀のネクタイピンを購入。
ヒスイは長寿の石と言われてるみたいなので、まだまだ予断を許さない旦那に「お守り」として渡すことにしました。
亀も長寿の象徴だしね。あ、そういえば天津神社の池にも亀さんがたくさんいらっしゃったっけ。
縁起いい~。
そんな感じで
オキエの新潟県タッチは、楽しく無事に終了しました。
再び旦那と合流するために乗った電車の窓に広がる、日本海。
本当に美しかったです。
でも、ちょっと寂しくなりました。
日本海って、やっぱりどこか寂しい気がする。
でも美しさと寂しさって、似合うねんな。
そんなことをぼんやり考えつつ電車から降りて、旦那の顔を見たら、とっても安心して幸せな気持ちになりました。
ああ…
私って、ほんとうに小さいなぁ。
小さい幸せを胸一杯に広げて、生かしてもらっているありがたみをしみじみ感じる。糸魚川散策ではそんな時間をすごすことが出来ました。
奴奈川姫、ありがとうございました。
タッチ出来て、本当に幸運でした。