今日はA子の都合で外回りの仕事がお休みになったので、久しぶりにN氏とお出かけをしたオキエです。
まずは、鶴屋吉信・本店さんへ。
京都人お馴染みの鶴屋吉信は、享和3年(1803年)に初代鶴屋伊兵衛が上京区にて創業した老舗です。
※200年以上経ってたら老舗って呼んでもいいんやんな?
コロナ禍が起こる前から一度行ってみたかった「菓遊茶屋・お休み処」に、ついに行ってきました。
こちらは予約が出来ないので順番待ち対策のために早めに行ったのですが、おかげさまで一番乗りになりました。
なんとこちらでは職人さんが目の前で生菓子を作ってくださるのです!!昔テレビで見てからめっちゃ憧れてました。
まず、この春の二品から好きなほうのお菓子を選びます。
オキエが選んだのは、ピンクの里桜。「里桜」は実際に存在する桜の種類で、京都御苑でも咲いてるそうです。寒気がするくらい、感動。
すごい・・・
創造って素晴らしい。
職人さんの手によって形作られていく過程を見ていて、意味不明の涙が出てしまった。
指で押して作る花びらには職人さんの個性が出るのだとか。職人さんの数だけ咲く花の種類があるっていうことなのね。
次はN氏が選んだ菜種きんとん。
荒めのそぼろこし器でこした色付きのあんをお箸でそっと置いていくだけ。
緑は透き通るように、黄色はしっかり、それぞれ工夫して色をつけて、春らしい様を見事に演出されているのです。
出来上がり~✨
むねあつー!!!
出来上がった和菓子は、茶房席に移ってお抹茶と一緒にいただきます。あまりにも幸せな気持ちになりすぎて、ビックリするくらいでした。
ここまで至れり尽くせりしていただいた抹茶・生菓子セットは、税込みで1,210円です。
オキエの念願が叶った次は、N氏のリクエストを叶えるべく、国際会館のほうに向かって走り出しました。
関西の趣あるカフェ特集みたいな雑誌で読んでから一度来たかったそうです。
カフェレストラン「ドルフ」。
【京都老舗喫茶】しっとり異国情緒★ケヤキと自家製スコーン★「ドルフ」【国際会館前】 - Kyotopi [キョウトピ] 京都観光情報・旅行・グルメ
お店の方が暖炉に薪をくべると、店中に火のにおいが広がります。ええ感じすぎる。さすが人生を楽しむ天才・N氏のお眼鏡にかなったカフェだけある。
地元の皆さんに愛されているんだな。と思うような賑わいの中、窓側の席に座って、「ドルフランチ」をいただきました。
古き良き時代の定番洋食ランチ、美味しかった!!
飲み物もついて、1,250円(税込み)
庭には樹齢200年以上というケヤキの木が聳え立っておられました。
またまたケヤキの神様にお会いできましたね。
ちなみにケヤキの花言葉は「幸運」「健康」「長寿」だそうです。やった!!花が咲いた長老ケヤキさんにはまだ一度もお目にかかってはいませんが、それでもなんか嬉しい感じ。
でも調べたところにによると、ケヤキは1000年以上は生きるらしくて、それどころか条件がよければ2000年でも生きるとも言われているそうで、え、それって・・・貴方もまだまだ若造の領域っていうわけですか???
ちなみに野間や神明のケヤキは1000歳以上だそうです。さすが天然記念物。
じゃあ2000年生きてるケヤキは実在するのか?と思って調べたところ、新潟県の松之山のケヤキがそうじゃないかと言われていたそうですが、根が腐って倒壊する恐れがあったため、1996年に伐採されたそうです。残念、お会いしたかった・・・
しかし!!
福知山市大江町・才ノ神の藤公園の藤が2000歳という情報を得て、もうすごすぎて言葉が出ませんがいつかお会いしに行ってみたいと思いました。
才ノ神の藤公園:近畿エリア | おでかけガイド:JRおでかけネット
※市のHPによると1200年とありますが、それでもすごい。
幸せな願望達成を成し遂げた後は、窓から見える比叡山に手を合わせながら、
せっかく北の方まで来たので、人気を避けつつどこか行ってみようという話になり、京都蓮華寺さんに立ち寄らせていただくことにしました。
もとは七条塩小路にあった西来院という寺院で、応仁の乱の際に焼失したものを江戸時代初期に、加賀前田藩の家臣・今枝近義が再建したのだそうです。
出た、加賀前田藩。
雨に濡れる苔の緑が美しかった。
本堂や庭園は創建当時のままらしい。
拝観料は400円
小規模ながらも名立たる時の文化人が再興に協力をしたお寺なんだそうです。中でも蓮華寺型といわれている石灯篭は、とても珍しいものなのだとか。
本堂は撮影禁止だったので、写真はここまでです。
それと、ここは修学旅行お断りという京都では珍しい寺院なのですが、なるほどとっても静かというか、何とも言えぬ「静寂」が存在する空間でした。
雨音も加わった静寂を、しばし楽しみました。
何だろう、この不思議な感覚・・・
静寂って、楽しいんや。
ここでならいくらでもステイホームできるかも!
そんな感じでした。
それからあと数か所、近隣の社寺を回ろうという計画でしたが、雨が思った以上にガッツリ降って来たので、今日はここでおひらきすることにしました。
ここまでの行程があまりにも濃くて趣深くて楽しかったので、色々と欲張って経験するよりも、これくらいが丁度いいや。
という気持ちもありました。
N氏も同じような事を言ってました。
そんなN氏と別れて家に帰り着いたのは午後三時、あらお茶の時間。
鶴屋吉信で一目ぼれして買わずにはいられなかった薄い桜色の桜もちを、お抹茶と一緒にいただきました。
それにしても
ホントに楽しい洛中~洛北のドライブでした。
京都のおもてなしサービスは最高。
コロナ禍が終息してまた以前のような賑わいが戻る前に、京都を再発見しながら巡るのもいいなぁ。と、改めて思いました。
次はどこに行ってみようかな。