とある春の日、JRに乗っておでかけをしたオキエです。
新緑の嵐山、ほとんど人がいない美しい道をひたすら歩きました。
※それでも一応マスクはつけてました。
目指したのは、大悲閣千光寺。
このお寺を愛する外国人の人たちが作ってくれたというユニークな看板。
知る人ぞ知る山の上の禅寺ですが、住職さんと知り合いの友人に誘われて、行ってきました。
大悲閣千光寺は、江戸時代の豪商・角倉了以が、大堰川を開削する工事で亡くなった人々をとむらうために、嵯峨の中院にあった千光寺を移転し建立させたものです。
死ぬかと思うくらいの階段を登って、やっとたどり着いた絶景。
すごい・・・
がんばって良かった。
今回は毎月25日に開催されている屋外坐禅会に参加するためにやってきました。
参加者は私たちと別にもうお一人の方のみ。
庭で花や森を眺めながら組む坐禅、心地よかった。
水の音
鳥の声
風のざわめき
揺れる木々
身体にとまる虫
全てを受け入れて、そして流して、己の中で禅問答を繰り返す。
住職さんがとても温かで優しい方だったので、お話もすごく楽しかった。あっという間に時間が流れて行くようでした。
川と、川と共に生きた人々を、御守りくださる観音様。
優しい時間でした。
ありがとうございました。
人影まばらな嵐山。
ただの観光地ではない、京都の懐の深さを知った一日になりました。
今年の6月は日本人が日本を楽しむ、良い時間になるといいですね。