タイムトラベラーのオキエです。
古代の空気が色濃く残る奈良に遊び行ってきました。
朝8時に家を出て、目的の御所駅に到着したのは11時。
遠かった。
近鉄で特急に乗ったらもう少し早く着くんですけどね。
過去のトラウマのせいで特急料金を異常にケチりたがってしまう自分をなんとかしたいところです。
御所駅から、今度はバスに乗りました。
本当は御所駅から高鴨神社まで続く「葛城古道」を歩いてみたいのですが、3~4時間かかるらしいので断念しました。
道中の高天原も見たかったのですが、「けわしい道」なんか一人で絶対無理やし。ひらがなで書かれるとよけい怖い気がするし。
高天原エリア:天上の神々の世界を想わせる神秘的な場所。天照大神が生まれたとされる高天原の伝承地。
高鴨神社の最寄りのバス停は「風の森」。
そのへんにトトロが立ってないかきょろきょろ確認しつつ、かつて「風の森峠」とよばれていた道を歩きます。
梅が綺麗に咲いてた。
めっちゃ良い匂い~
なんかとっても歓迎してもらってるみたいな気分。
この旧峠道から見える山と田園の風景が、何とも言えず素晴らしかった。
写真では伝わりづらいよなぁ。
もう、なんていうか、一人叫んでしまうほど。
きっと神話の時代からここはこの景色やったんや、と思いました。
おそるべし、奈良。
そして高鴨神社に到着。
先日見た不思議な夢について調べているうちに、行きたいと思った場所です。
主祭神は迦毛之大御神。
全国鴨(加茂)社の総本宮で、弥生中期より祭祀を行う日本最古の神社の一つだそうです。また、この地は大和の名門の豪族である鴨の一族の発祥の地で、本社はその鴨族が守護神として祀った社の一つです。
オキエはこの鴨族にすごく興味があってもっと知りたいと思っていて、毎晩ググっては難しそうな文献とにらめっこして(8割がた読むのをあきらめて)います。
また何故ゆえに迦毛之大御神は「大御神」なのか。
いろんな謎がロマンを運んできます。
参拝が終わったら、時間はちょうどランチタイム。
神社の隣にある鴨そばやさんで鴨そばを食べるというありがたみ。
美味しかった!!
社とお店の間にある池にはよく鴨さん達がいらっしゃるそうなんですが、残念ながらお留守でした。
と思ったら、道中の小さな池にいらっしゃった。
真っ黒なカラスさんも歩いていらっしゃった。
「ひょっとして八咫烏さん?指何本あるの?」
という言葉を「カァー」で表現して言ってみましたが、小首をかしげられただけで終わりました。
帰りぎわには、風の森神社さんにもご挨拶。
風の神・志那都比古神が、金剛山麓から吹く風の通り道に降り立って、豊かな水田を古代よりずっと守っておられるのだそうです。
美しく豊かな、まほろばの国。
完全に違う時代を旅していたよな。
参拝が終わったら「奈良シティまで出て紅茶の美味しいお店に行こう!」と思っていたのですが、なんせ遠くて時間がかかるので、今回はあきらめました。
この頃は脳がすっかり「紅茶ラブ」になっているので、カフェでコーヒーを飲む気にもなれず、そのまま直帰。
近鉄急行(またケチった)に揺られながら、ゆっくり現代に戻ってきました。
まほろばの旅費計算
行き交通費 1,990円
帰り交通費 2,250円
並河・京都往復 420×2円=840円
近鉄で京都から御所(乗り換え2回) 1,090円
バス 御所駅前から風の森 480円
バス 風の森から大和八木 930円
近鉄で大和八木から京都(乗り換えなし) 900円
蕎麦 1,300円
帰り道、乗り換え回数を減らしたくてバスに長めに乗ってたら260円余分にかかってしまった。特急代金ケチるくせにこう言ったところの詰めが甘い。
これは何をどう反省したらいいんや。
もうわからなくなってきた。
ま・・・
そんなところも全部ひっくるめて、オキエちゃん大好きやで。
今回の旅で、「歴史」とは本の中にあるものではなく、私たちが暮らしているこの場所の地続きにあるものなのだ、と、なぜか全身全霊で理解する頃が出来ました。
なるほど~
そういうことなのね~
私たちも歴史の一部であって、神話の一部であるんだわ。
衝撃的な発見。
日本人としてのルーツを探究するべく、今年は色々と奈良遊びを楽しんでみたいと思います。
そこでラッキードラゴン!
近鉄特急券を惜しまずに購入できるだけの臨時収入を、どうかよろしくお願いいたします!!