夢のような黄金時間から一夜明け、津市の朝を迎えたオキエです。
雪組/はばたけ黄金の翼よ・Music Revolution! - 50女の遊び方
五十肩の痛みに少し萎えつつも旅人根性をふるいたたせ、お日様の温かさに力を借りて、二日目の旅に出発しました。
一気に三重県を実感させる駅広告。
この日の目的地は、伊賀市。
そうです。
忍者と芭蕉に会いに行く旅です。
一気にテンション上がる。
寝首をかかれないように注意をしながら、伊賀忍者の観光メッカ・上野市駅(通称忍者市駅)に到着しました。
マップをもらいに入った観光案内所で、忍者ショーがあと10分ではじまることを知ったので、まずは伊賀流忍者博物館へ急いでGo!
テンション上がる~
ショーはめちゃめちゃ面白かった。
殺陣パフォーマンス、手裏剣や吹矢・組紐を使った攻撃の実演、どれも迫力があって真剣勝負ですごかった。
真剣すぎて、命の危機さえ感じるほどに。
ショーは撮影禁止なのですが、この瞬間だけ「カメラOKよ」と言ってもらいましたので、撮影。
本物の日本刀、120万円。
外国人の観光客もたくさんいて、忍者の衣装を着せてもらった子供たちのテンションもダダ上がりでした。
楽しかったね~
ショーが終わった後は「くノ一」さんによる忍者屋敷内の案内がありました。
忍者屋敷は、江戸時代末期の土豪屋敷を移築させたもので、実際に忍者が使っていたからくりがそのまま残っている建物なのだそうです。
可愛いくノ一のお姉さんが様々な忍者屋敷の秘密を教えてくれました。
おなじみどんでん返し。
(自然光の下では)こちらからは見えない監視場所。
壁の隠し扉は、ある位置のある方向から押さないと開きません。
その隠し扉から、外に逃げるための通路。
こちらは隠し金庫。忍者は家の外に大事なものを隠すそうです。
床に隠してある刀をサッと取り出して、くノ一さんの決めのポーズ。
カッコいい~!!
こちらのくノ一さん、まだ忍者修行三か月目なんだそうです。でももうちゃんとカッコイイよ~!!
くノ一さん曰く「忍者の仕事は戦うことではなく、逃げることです。」
しっかり逃げのびて得た情報を届ける、そのための訓練を積んだのが忍者なんですね。
なるほど~
そうなのね~
蒼紫は流派が違うんかも。
手裏剣にも様々な種類があるけど、望海さんの佐助が持ってた手裏剣はさすがに見当たらないな~。佐助もかすがも蒼紫もお庭番衆もカッコ良かったな~。※宝塚の話です
織田信長が攻め入るまでの伊賀の郷は、のどかな田園風景がひろがっていたのですね。でも織田信長に本気を出させるくらい、この小さな村は怖い存在だったのですね。
そして恐ろしい戦国の世から平和な江戸時代へと時は移り、後世に名を残す俳諧師が誕生しました。
やまざとは まんざい遅し 梅の花
松尾芭蕉が48歳の時に藤堂修理長定屋敷も句会で詠んだ句だそうです。
そう、伊賀市(旧上野市)は、松尾芭蕉生誕の地なのです。現在生家は耐震等工事のため閉館中でした。
ので、芭蕉翁記念館へ。
こちらのコスチューム、着させてもらえるそうです。
忍者の衣装を着た人は何人も見たけど、こっちはねぇ。そりゃそうかもねぇ。
現在「奥の細道展」が開催されています。
展示物を見て思い出した。
私、古文苦手やった。
全然テンション上がらない。
来年行く予定の東北旅は、奥の細道の跡をたどらなくていいような気がしてきた。
そもそも階段1000段の山寺とか絶対無理やし。
行く前にちゃんと自分の気持ちに気づかせてくれて、エンジェルありがとう。もっとオキエらしいときめく旅程を考え直します。
おんな旅 あきらめもまた 妙の秋 <おきゑ>
芭蕉翁の生誕300年を記念して、1942年に建てられた俳聖殿。
なんや後世の人が建てたもんかいな。と思ったけど、そこからまた年月が流れて今では国の重要文化財だそうです。
伊賀の人にとっては忍者と同じく、芭蕉翁は大切な宝のような存在なんですね。
そして藤堂高虎により築城され、現在は当時の内堀と石垣が残っている伊賀上野城。
この時点で空腹がマックスになっていたので、入城はあきらめました。横山大観の天井画には少し興味があったけど、まぁ大観さんにはまたいつかどこかでお会いしたいと思います。
ランチできる場所を探して歩くこと数分。
こ、これは・・・
かつては凄腕くノ一だったのかしら?という雰囲気をただよわせるお母さんの美味しいお料理いただきました。
伊賀牛焼肉丼。でもどっちかっていうと牛丼の味だった。そしてお弁当のおかずの余りのお惣菜をサービスで付けてくれはった。
ありがたき幸せ・・・
くノ一ママンの牛丼とお弁当のおかず、美味しかったです。
お腹もふくれて元気が回復したところで、最終の目的地に向かいました。
伊賀の組みひも(組紐)販売/教室/体験:三重県組紐協同組合「組匠の里(くみのさと)」
ここでは組みひも体験ができます。
かわいい~
道具の可愛さにつられて、レッツ体験。オキエはピンクとオレンジの糸を選びました。
糸巻の重さ270グラム、中心に下げてある重りの重さ900グラム。重りの重さでバランスを取りながら糸を順番にひねっていきます。
親切で温かいご婦人の優しい指導の下、順番を間違えないようにひねる。重りにゆだねて、人は力をかけないほうがバランスよく綺麗に仕上がるのだとか。う~ん、なんか人生論にも通じる学びがありそうだ。
色糸は50本の絹糸の集合体です。それを約200回ひねって、やっとキーホルダーの長さの出来上がり。
可愛い~💖
感動しました。
大切に使います。
販売されている組みひも商品もどれもとっても可愛くて、予算に応じてハギレならぬハヒモも購入しました。これだけ入って一袋500円。
また人生の様々なシーンで活用したいと思います。
本当に楽しかった三重の旅は、これにて終了です。行きは滋賀県まわりで津まで行きましたが、帰りは伊賀からなので奈良まわりで近鉄に乗りました。
お天気も良くて、こんなに無条件にわくわくした旅は久しぶりだったような気がします。雪組効果も大きいけど、近々の旅は雨や怪我等の困難に出くわし気味だったので。
まぁ今回も信じられないようなミステイクはひとつおかしているのですが。
その辺の話はまた明日、旅費計算でもしながら書いてみたいと思います。