雷がゴロゴロ鳴っています。
昨日、ついに明日海りお(みりりん)さんが宝塚大劇場を卒業されてしまいました。
※退団は東京公演の千秋楽で。
花組宝塚大劇場公演【明日海りお 退団】千秋楽 | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ
同期からのお花渡しは、望海風斗(だいもん)さんから。
タカラジェンヌが退団するときは、千秋楽の舞台あいさつで、組代表からと同期生代表からのお花渡しがあります。同じ組に同期生がいない場合は、他組あるいは退団した同期生がお花を渡しにきます。
宝塚の「同期生」は、同時に宝塚に入団するだけでなく、宝塚音楽学校で2年間共に学んだ同級生でもあるので、特別な意味を持ちます。
この明日海りおさんと望海風斗さんは学生寮時代の同室であり、また花組でいっとき一緒に舞台に立った仲間でもありました。
そして共にトップスターという重役を担った89期生、ということで、「みりだい」というコンビ呼びで、どちらのファンからも、あるいはどちらのファンという枠も飛び越えて、多くの人がその関係性を愛している、そんな二人です。
だいもんが花組でコツコツと成長してきて、さぁこれからスター街道ジャンプアップと思われたタイミングで組替えしてきて、先にトップスターになってしまったみりりん。
※そのあとだいもんは雪組に組替えして、トップスターになりました。
本当にいろんな気持ちが二人の間を交差したと思います。
それでも仲良くいてくれて、健気で美しい姿で、時に面白いパフォーマンスでファンを楽しませてくれ続けた「みりだい」。
「清く正しく美しく」
その型を守り続けようと切磋琢磨するタカラジェンヌは本当に立派だなぁ、と思います。日々、若い娘さん達の背中から、色んなことを教えてもらっています。
「生まれ変わっても、また一緒にやろうね」
お花渡しの瞬間、望海さんからそんな言葉をかけられた、というみりりん。今日のタカラヅカニュースの映像からも読唇術で読み取りました。
ファンとしては生まれ変わりを待つまでもなく二人とも退団したらすぐ同じ舞台に立っていただいていいんですけどね。
※エリザベートのトート役ダブルキャストとかめっちゃ観たいんですけどね。まぁチケット取れるかどうかは別として。
みりりんのご挨拶はとても清々しく力強く、さすが100周年からこっちの新宝塚ブームをけん引してきた人だけはあるなぁ。と思いました。
色んな出来事や気持ちを乗り越えて、だからこそその強くて清々しい姿があるんですね。
みりりん、本当にありがとうございました。
東京公演もどうかその勢いとすがすがしさのまま、元気に駆け抜けてください。
ファンの皆様もあと少し、どうかがんばってくださいね。
いやでも正直に言うと、まだ東京公演があるからかもしれないけど、全く実感がわかない。だってみりりんの存在は私の中では宝塚の「当たり前」だったから。京都に行けば金閣寺や伏見稲荷があるのは当たり前、みたいな。
ちゃぴの時みたいに、あるいはそれ以上に、退団されてからきちゃうパターンかもしれない。
ちょっと怖いかも。やっぱりしっかりお別れをして悲しんでおいたほうがいいような気がしてきた。
東京千秋楽のライブビューイング、取ろう。