今日は綾部に遊びに行ったオキエです。
子供の大学受験で心身ともに疲労困憊の藤ちゃんのリフレッシュのために、久しぶりに温泉でも入ろう、という話になりました。
「オキエちゃん、お腹すいた。」
車に乗ったとたん藤ちゃんのお約束のセリフが出ました。
ということで、まずはランチタイム。
27号線を走っていて見つけたお店へ。
ひと粒 綾部店 | 京都綾部市のうどん、親子丼、定食が食べられる食堂
おうどんは柔らかいけどもちもちしてて、美味しかった。
今日の温泉は、綾部駅前にある栄温泉さん。
栄温泉 うし乃湯(療養泉)|綾部の駅前にある温泉です。|まねきねこ北近畿
昨年行った「大家族の湯」がなんと閉館していて、近場でどこかないかあわててネットで探して見つけました。
そんなに大規模じゃないけど、とても良い温泉でした。
お湯質がすごく良いように感じた。
夜になった今でもお肌がすべすべしているような気がする。
タオルなど持参なら一人500円。
※シャンプー・ボディシャンプーは浴室内にあり
これはなかなかみっけもんの温泉だと思います。近所だったらめっちゃ利用してるのに。
露天風呂もあって、青空を見上げながらお湯につかれて気持ちよかった。
ほんと~に、気持ちよかった・・・
藤ちゃんもとっても癒されたと喜んでました。
良かった💖
ほっこりひと時、私にとっても良い休日になりました。
「人のため」と思ってやることって結局「自分のため」なことのような気がする。でもまぁ根本的に、自分が嬉しくない「人のため」なんていうのは、嘘くさいもんな~
オキエは友達のため(=自分のため)なら、いつでも遊びにつきあう覚悟です。
余談ですが・・・
昔、綾部にある児童心理治療施設の理事長先生に聞いた話です。
児童心理治療施設:
児童福祉法に定められた児童福祉施設で、心理的問題を抱え日常生活の多岐にわたり支障をきたしている子どもたちに、医療的な観点から生活支援を基盤とした心理治療を中心に、学校教育との緊密な連携による総合的な治療・支援を行う施設です。
なんせずいぶん前の話で間違ってたらごめんなさいですが、概こんな話だったような・・・
こういった児童福祉施設が新たに建設される場合は、必ずと言っていいほど住民の反対があるんだそうです。オキエの知り合いの児童養護施設の施設長さんも、住民の反対運動では大変苦労されていました。
けれども、綾部ではその反対運動が起きなかった。
もちろん建設的な話し合いの場は持たれましたが、反対はされなかった。
それは何故ですか?と尋ねたときに先生は、これは私の憶測ですが、と前置きされて、グンゼの創始者・波多野鶴吉さんの話を聞かせてくださいました。
波多野は、「善き樹は善き果を結び、悪しき樹は悪しき果を結ぶ」という聖書の言葉から、「善い人が良い糸をつくり、信用される人が信用される糸をつくる」と考えました。愛をもって人心を動かすと考えた波多野は、人間尊重に立った教育を旨とし、優れた人材を工場長や教婦として迎え、工女や職工だけではなく幹部にいたるまで平等の社員教育を行っていきました。教育は事業の手段ではなく、従業員を愛し、一生幸福であることを願って教え導くことが大切であると説きました。
クリスチャンだった波多野さんの平等の教育が今も町に生きているのではないか。
また綾部には大本さんの聖地である梅松苑があって、その信仰も同様に生きているのではないか。
先生のお話は、とても衝撃的でした。
町の顔は、その歴史が育んだものなんですね。
そんな優しい綾部ですごした楽しい休日。
元気をもらって、また明日からの日常を「愛」を持って、がんばろう。