50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

俳句講座(一日目)

 

 

秋晴れの今日、京都造形芸術大学までおでかけをしたオキエです。

 

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綺麗で立派でおしゃれな大学です。

さすが、芸術の大学。

 

本日は、俳句の社会人講座を受けるためにやってきました。

藝術学舎 | 京都造形芸術大学がおくる社会人のための公開講座

 

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面白かった!!

 

えー面白かったんや!?と自分で驚いています。

寝るかと思ったけど寝なかった。

(危ない瞬間はあったけど)

 

とにかく石神主水先生のお話が、面白かった。

そして受講生の皆さんが、とっても個性的でいい人達だった。

 

 

石神先生の俳号は「主水」。

 俳句を詠むときは、名前ではなく俳号を使うのはなぜか。という問いから、講座が始まりました。

 

俳句の座は様々な階層を排除して、一個人として座に座るのがルール。江戸時代、名前は階層そのものだったので、どんな身分の人も俳号を名乗ることで一個人として同じ座についたんだとか。

 

俳諧から俳句へ、そして近代俳句が今日に至るまでの系譜も学びました。

 

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近現代俳句の始まりは正岡子規

そこから高浜虚子河東碧梧桐に引き継がれ、実に様々な流派に分かれていきます。

 

どれが正しいというのはない。

 

先生は高岡虚子の定型律派(客観写生・花鳥諷詠)で学んだそうですが、皆さんは自分はどの流派が合うのか、いろんな俳句を読んで歌って見つけてください、とおっしゃっていました。

 

なるほど。

 

こうやって歴史を知ることで、俳句というものの輪郭がぼんやり見えたような気がしました。

 

 

そして・・・

 

正岡子規さん、なんと松山出身。

愛媛旅行にまた新たなエッセンスと目的地が加わってしまいました。

子規記念博物館

 

だいたい、己の意志とそれにリンクする縁の持つ力ってすごいねんって。

 

「愛媛に行きたい。」と思いだしてからこっち、愛媛の所縁にどれだけ逢っていることか。

 

①愛媛に住んでいる娘の友達がうちに泊まりに来る。

②友達のお店に行った流れで訪れた中江藤樹記念館で大洲市との所縁展を見る。

近江聖人の町、安曇川 - 50女の遊び方

③大好きな雪組・綾風咲奈ちゃんの出身地が西日本豪雨被災地の大洲市と知り、ふるさと納税する。

それぞれの所縁 - 50女の遊び方

正岡子規先生を学ぶ。

⑤講座の後のお疲れさん会で愛媛出身のおっちゃんの隣に座って酒を飲む。

⑥今一番お気に入りのハンカチタオルは今治タオル。

 

今が人生で一番愛媛を引き寄せてる私。

行く以外に何の選択ができる。

 

 

話がそれたな・・・

 

 

お待ちかねのランチタイムは学食へ連れて行っていただきました。

 

廊下を歩くと見つかる、さすがの芸術大学

 

いろいろ、いる。

 

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壁にかかる、たんぱく質

 

すごい。

 

 

おなかすいた・・・

 

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オキエの本日のメニューは、からあげカレーにハムサラダを添えて。490円。

 

安い!!

さすが、学食。

 

昼からの授業では、実際に高浜虚子の句を読んでみんなで解釈をしてみたり、プレ句会をしたりしました。

 

虚子さんの句は、奥が深くて読み取り側の力量が問われるけど、でも楽しかった。

 

プレ句会は、まずそれぞれが詠んだ句を無記名で全員で回して、その中から各自一番好きな句を決めて発表する、という形でした。

 

秋の穂よ 寒くはないかと 問うてみて

 

オキエの書いたつたない句を上げてくれる人が二人もいて、恥ずかしいやらありがたいやら、でも素直に嬉しくて。

 

人それぞれ書く句も選ぶ句もバラバラで、ああほんとみんな一人一人違ってユニークな存在なんだな、と心底納得しました。

 

帰り道、大学から見た夕日はとても美しいコントラストを描いていました。

 

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美しい・・・。

こんな今の情景と感動する気持ちを言葉で表すことができたら素敵やなぁ。

 

と思いました。

 

明日は実際に皆で自然散策をした後、いよいよ句会です。

ドキドキするけど、楽しみだ。

 

 

 

そんな社会人のための造形芸術大学・藝術学舎。

 

air-u.kyoto-art.ac.jp

 

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今回オキエの受けた講座は、

「日々の生活に寄り添う四季の扉を開ける 俳句の入り口・秋」

二日間、15,000円。

 

 

ちょっと、はまるかも。

 

他にも受けてみたい講座がいくつかあるし。

 

ちょっとちょっとちょっと。

 

なんか、ドキドキする。