50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

月組最高!!(花も嵐も踏み越えて)

 

 

台風一過。

さわやかな秋晴れの中、電車が動きませんでした。

 

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ヤバい。

 

朝から焦ったオキエです。

 

チャーミーめ。

ちゃーぴーに会いに行きたいのに。

 

 

 

今日は、宝塚歌劇団月組エリザベート」の千秋楽。

月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

この公演はトップ娘役の愛希れいかちゃん(ちゃぴ)の退団公演なので、千秋楽では公演後、サヨナラショーが行われます。

 

kageki.hankyu.co.jp

 

なので、京都のBiVi二条(TOHOシネマズ二条)で公開されるライブビューイングに行くつもりでした。

BiVi二条 | JR 山陰本線(嵯峨野線)・京都市営地下鉄 東西線 二条駅に隣接した商業施設

 

電車が止まれば国道も混むので、どうしたものか考えあぐねていましたが、あっさり復旧。電車の中は混みあいましたが、無事に目的地に時間どおりに到着しました。

 

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思い起こせば今回のエリザベート、台風で2回も中止になりました。このチケット難の公演で、観劇の機会を奪われてしまった方の無念を思うと言葉もありません。これも立派な被災です。

 

お見舞い申し上げます。

 

そして自然災害が起こるたびに、出動して最大の努力で私たちの暮らしを守ってくださる警察や消防団ライフラインや交通網の関係者の皆さん、心から感謝します。

 

 

 

到着した時間はランチタイム。BiVi二条に行けば、オキエは必ず韓国料理「季朝園」さんで食事をします。大好きです。

 

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今日のオーダーはサイコロステーキ丼+ミニ冷麺、1,280円(税別)。

 

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冷麺はちょっと寒かったな。

もう10月なんだもんね。

お肉は食べやすいお肉で、あったかくて美味しかった。

 

パワーをつけたらいよいよ、館内へ。

 

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エリザベート、とても良かったです。

 

オペラを使う必要もなく、普段見ない(珠様じゃない)見どころな場面が否応なしにスクリーンに現れるので、とても全体像がつかみやすく、物語りと音楽に集中して楽しめました。

 

おかえりなさい美弥ちゃんフランツ、とっても素敵だった。

「誰かお願い、フランツを抱きしめて。幸せにして。」と星に祈りを捧げる程に悲劇の王の哀しさが見事に表現されていました。そしてフィナーレでお見せになる笑顔はもう菩薩の領域。

 

ありちゃんの「闇が広がる」の低音パート、大好き。

ほんとうに良い声で、雷に打たれたように響く。オキエもゴスペルでソプラノからテナーへ鞍替えしようかと考えるくらい、この頃は低音パートの魅力に惹かれてる。難しいんだろうけど。

 

うみちゃんのヴィンディッシュ嬢、素晴らしい。

映像も含めたら過去4公演のエリザベートを観てるけど、病院訪問の場面はうみちゃんのが一番好き。

 

あと特筆すべきは、今回で同じく退団される組長のすーさんのゾフィー、今までで一番怖かった。さすが!!と思う。とことん怖いゾフィー、最高。

 

 

そして、トート。

大画面だからかしら、珠さまの一挙一動に釘付けになりました。

 

こいつら・・・

勝手にさっさと結ばれろや。

周りに迷惑かけすぎやろ。

 

と、温厚で博愛型で平和主義者のオキエは時々思うのですが、だからこそ趣深く、まぁそれも含めて楽しいかな人生。といったところなんでしょうか。

 

なんだかんだ言うけど。

好きなのよ。

 

 

オキエはパニック障害を発症していた時期があり、その頃はちょっと鬱の傾向もあったのだと思います。だから、エリザベートが結婚披露宴の席で黒天使に囲まれていく場面や、ルドルフが「闇が広がる」を歌うシーンなどは、ほんとうに良くできてるなぁ。と思っています。

 

自分が闇に沈んでいく時の感覚が、舞台で見事に表現されていて、初めて観たときは心底驚きました。

 

だから観るのが怖くもあった。

 

とても大好きな名作だけど、あまりにも恐怖がリアルによみがえるので、いつも身構えて観ていました。

 

でも、今回の月組エリザベートは怖くなかった。

 

ちゃんとお芝居として、その「怖さ」や「悲しさ」「苦しさ」を客観的に観て、そしてその感覚を距離を置いて味わえた。お客さんとして、経験できた。だから、本当に楽しかった。

 

これはオキエが回復してきている、というのもあると思うんですが、珠城さんの絶対的なお日様みたいな存在感が大きいと思うんです。

 

珠ちゃんとなら、黄泉の世界も怖くない、みたいな。

 

私がそれだけ珠ちゃんを好き、っていうのもあるんでしょうが、同じ「好き」でも闇に繋がる「好き」もあります。

 

私は珠ちゃんを見ていると、明るい陽だまりの中で少女とわんこが遊んでいるような、とてつもなく優しく強くおおらかな気持ちになれる「好き」を感じます。

 

そんな珠ちゃんトートと行く闇ツアー、本当に素晴らしかったです。

(けっして珠トートが優男に見えたとか、そういう話ではなく!!)

 

 

 

ちゃぴのサヨナラショーは、いずれもしっとりと歌い上げる歌で心に染みるものばかりでした。

 

ベルサイユのばら「白ばらの人」、1789「神の裁き」には心震えた。

 

人が人を真摯に思う心の尊さがダイレクトに伝わって、ちゃぴとのお別れが悲しくて泣くというよりは、その歌の素晴らしさに震え上がりました。すごい娘役さんだったんだな、ということを最後の最後に改めて理解しました。

 

ラストはとってもとってもいい笑顔で、ドリームガールズを組子の皆さんと明るく歌って踊って幕が下り。

 

東京宝塚劇場・千秋楽のライビュチケットも、「何が何でもゲットせねば。」と静かに誓いを立てながら、帰路につきました。

 

 

 

なんだかなぁ。

 

 

ちょっと叫んでもいいですか。

 

 

月組、好きだーーー!!!

 

 

 

 

そういえば・・・

 

突然ですが、思い出した。

 

たしか去年の今頃、のぞ様のプレお披露目公演「琥珀色の雨にぬれて」を愛知県芸術劇場に見に行った前日も台風だったような気がする。

雪組公演 『琥珀色の雨にぬれて』『“D”ramatic S!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

去年のフェイスブックに同じようなことを書いてる。

 

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花も嵐も踏み越えて行くがオタクの生きる道。

 

そしてまた明日からも、ぼちぼち頑張る決意をしているオキエでした。