「愛しとおよ。」
CS解禁になった、珠様の「カルーセル輪舞曲in博多座」の楽園の場面エンドレスリピートで体調回復を目論むオキエです。
月組公演 『長崎しぐれ坂』『カルーセル輪舞曲(ロンド)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
「むっきゃあああー!!」
たしかに元気は出ます。脳が何かを分泌しているのがわかります。でも今日もあり得ないくらい暑かった。
そんな中、奈良に行ってきました。
よみがえる奈良ホテルに行った時の失敗の悔しさ。
2度と同じ過ちは犯さず、今回はちゃんと急行に乗って行くことが出来ました。
何事も経験やね~
しかし暑い。
鹿たちも「やってらんねぇ。」です。
昨日の夜、奈良時代に蓮から曼荼羅を織ったという中将姫の物語を思い出していて、実際にその曼荼羅が存在していることを知ったオキエ。
しかもその曼荼羅が現在特別公開されていて、それが今日まで、というので、今イチの体調とこの猛残暑の中ではあるものの、どうしても観ておきたかったので、がんばって行くことにしました。
奈良国立博物館に着いた頃の時計は12時ちょっと前。先にランチにしようと思いましたが、良いお店を探す元気も、行列ができていた釜飯屋さんに並ぶ勇気も無かったので、ちょうど向かいにあったフレンチカフェに入りました。
ムッシュぺぺ 公式ホームページ|古都奈良にたたずむフレンチ・カフェ
可愛くておしゃれなお店。
玉ねぎのスープグラタンセットをオーダーしました。
飲み物までついて税込み1,990円。
美味しかったです。
玉ねぎスープがめっちゃ大好きなオキエの胃にやさしく染みわたっていきました。
パワーを得たところで、さぁ、いざ奈良国立博物館「糸のみほとけ展」へ。刺繡(ししゅう)や綴織(つづれおり)など「糸」で表された仏の像を集めた特別展です。
会えました。
幼いオキエが胸をときめかせてうっとりした「當麻曼荼羅」に。
奈良時代、中将姫が蓮の糸で織ったといわれている「綴織當麻曼荼羅」。
撮影は禁止なので、絵葉書を購入しました。
うっすらとですが、わりとしっかり模様が見えます。
そして、江戸時代に刺繍によって模写された「刺繍當麻曼荼羅」。
刺繍の高等技術がふんだんに使われているそうです。
すごい。
こんなん織らはったん。
あの絵本の「ちゅうじょうひめ」がますますもう一度読みたくなってきました。
絵本「ちゅうじょうひめ」の絵を描いておられたのは、日本画家の高畠華宵さん。
高畠華宵さんの作品も追いかけてみたいな~
ほかにも様々な曼荼羅絵を見ていて、なんとなく「コンピュータープログラム」を思い出しました。
この世は誰かの手によって、曼荼羅というハードに文言(お経や言霊・解釈・音・概念)というソフトをプログラムして創られた創作物なのかしら。文言(ソフト)の種類によって、私たちはどんな世界にも住めて、そしてそれらの集合体こそが宇宙なのではないかしら。
自分の創りたい世界のソフト(文言)はちゃんと自分で選ぼう。例え、途中までは選べない環境にいて、自然と刷り込まれたソフトがあったとしても、それは交換できる。ハード自体はきっと悲しいくらいに機械的で裏切らないから、ちゃんと自分でほしい現実にあったソフトを選んでいこう。
そんな事を、ビルとサリーの事例などと照合させつつぼんやり考えながら、外に出たら再び猛残暑。
「猛残暑さん、もうええざんしょー!!」と、この子が言っていました。
そして常設の仏像館へ。
ちょっと退屈。
仏像も仏具もその背景や景色や関わる人たちの手や物語の中にあってこそ、と思うので、こういう所で一同におそろいになられていても楽しみ方やありがたがり方がわからない。
まだまだ未熟なわたくしめです。
数々の奈良の名所に未練を残しながらも見向きもせずに、暑さの中を逃げるように帰路に就く私を呼び止めた、東向商店街の銀杏や。
暑さに負けてかき氷、宇治金時ミルク。
「奈良氷室の純氷使用店」ってあったのですが、氷の神様である氷室神社と同じ氷を使っているっていうことなのかな?
めちゃくちゃ美味しかったです。
最初はちょっとおっきいなぁと思ったのですが、ふわっふわだったのでそんなに多くありませんでした。
きっと、今年最後のかき氷。
奈良の神様の恵みをありがたく幸せに頂いて、本日のお出かけ終了です。
さて
本日の旅費計算は、というと。
交通費、JR410円×2 近鉄620円×2
国立博物館入館料、1,500円
ランチ、1,990円
かき氷、750円
絵葉書、140円×2
合計 6,580円
今日は、奈良ホテルに日帰り一人旅したあの時より、全てにおいてずっと旅慣れていた自分を発見しました。
習うより慣れろ。
そして、初心忘るべからず。
あの時のドキドキ感や節約精神を思い出して、いつまでも新鮮な気持ちで旅をし続けたいな、とも思いました。
旅の神様、エンジェル、いつもありがとう。
そしてこれからも、よろしくね。