今日は京都の百貨店・髙島屋に、母と娘の三世代女子でおでかけしてきました。
昔から、京都の百貨店といえば「大丸」か「髙島屋」。
オキエが子供のころは、家族そろってよく百貨店に遊びに行きました。
当時は百貨店は買い物する場所じゃなくて、ちょっとよそ行きの服を着て、お嬢様気分でいろいろなものを見て楽しむ場所でした。
でも、小学校の卒業式の時に、母親のお古のスーツを着ろと言われて、髙島屋で「新しいワンピースが欲しい」と泣いたことがありました。
オキエはずっと服装には無頓着だったのですが、クラスのボス女集団にオキエの服はダサいと噂されて可愛い服が着たかったのです。
理由は話しませんでしたけど。
そして、買ってもらえませんでしたけど。
愛しいリトルオキエ。
買ってあげたい。
まだ細かったその身体に可愛い服を着せてあげたい。
そして今から15年くらい前、オキエは髙島屋の地下で紀伊國屋のブルーベリージャムを売っていたこともありました。
Blueberry Fields 紀伊國屋 |ブルーベリーフィールズ | 琵琶湖を見下ろす小高い山の中腹にある無農薬、無除草剤のブルーベリー農園とレストランです
「デパ地下」
それは日々ミラクルなまでの様々な人間模様が交差する不思議の国。
クレーマーおばさんの定期出現、
試食バトルの敗北、
釣銭詐欺集団の存在、
謎のクイズおじさん、
神の化身のお姉さん、
ストーカーの逃げ足の速さ、
ホームレスのおじさんたちとの交流…
いろんな30女販売員体験記があるのですが、いつかどこかで魂の記録として書けたらいいなと思います。
そんな思い出の髙島屋に、今日は娘の浴衣を買いに行ってきました。
今年のお誕生日プレゼントです。
浴衣は「いつか彼氏ができたら買ってあげよう。」とずっと思っていたのですが、なかなか買ってやれるタイミングが回ってきそうにないので、もう今年買っときました。
親切でプロフェッショナルな呉服売り場のお姉さん達のおかげで、納得するまで試着を繰り返し、楽しく気持ち良い買い物ができました。「さすが、髙島屋。」って思うところです。
そして、
たぶん、
今日は父も一緒にいたと思います。
お線香のにおいがしてました。
お盆だしね。
いろいろ見れたね。
楽しかったね。
ランチは7階ダイニングガーデンへ。
「本家・尾張屋」さんで蕎麦定食、1,450円(たぶん)。
御用蕎麦司 本家尾張屋 (HONKE OWARIYA) | 寛正六年(1465年)創業
でた、京都。
創業何百年かもうわからんレベル。
美味しかったわ~。
店長さんぽい方に「やっぱり美味しいですね。」と言うと、とても恐縮されて嬉しそうにしてくださってびっくりしました。老舗なのに、言われなれているだろうに、ああいうリアクションされるとは思ってなくて、こっちまで嬉しくなりました。
そういえば、髙島屋の販売員教育、なかなか厳しかった事を思い出しました。お客様の気持ちを大事にすることを徹底して言われてたように思います。
最後は地下の「おこわ米八」さんで晩御飯用のお弁当を購入。
5種類のおこわの中から3種類、好きなおこわを選べました。
うなぎは極力食べないようにしているのですが・・・
美味しそうさに負けてしまいました。
これも美味しかったわ~。
久しぶりの家族で百貨店、いろんな思い出が浮かんではまた消えて、絵にかいたような「昭和の家族の楽しみ方」が与えてくれた安心感みたいなものを思い出しました。
おじいちゃん、
おばあちゃん、
お父ちゃん、
みんなが生きていた時代。
今はいない懐かしい人々と過ごした時代を思い返して、今日明日はゆっくり過ごすとしましょうか。
掃除はせなあかんけど。
さすがに。