かやぶきの里 | 京都 美山ナビ | 日本の原風景が残る山里、美山町の観光情報サイト
今回は、心のままというよりは、目的がはっきりしているお出かけです。
本日の主な目的
①かやぶきの里散策
③美山牛乳のソフトクリーム
もう楽しみすぎる。
眩暈がするくらい楽しみでした。
心配していた道も、ライダーの息子が教えてくれた通り走ったら、何の不安も喚起せず安心に走ることが出来ました。そして結構近かった。
(月読橋から府25→府19→国162→府38)
キラキラ光る桂川沿い道を走り抜けて、山深い町、美山に到着。
かやぶきの里~❤
いまでは里山の地域おこしの先駆けとして全国に知られている美山。
しかし、かやぶき屋根はかつては貧しさの象徴とされていて、このかやぶき屋根で町おこしをしよう、という気運が高まった時に、その趣旨を町の人々が受け入れるまでには多くの葛藤があったそうです。
まずは 地元のお地蔵様、そして八幡様に、ごめんくださいのご挨拶。
美しい眺めだな~。
と思いながら歩いていると、なにやら楽しそうな看板発見。
小さな藍美術館
THE LITTLE INDIGO MUSEUM | ちいさな藍美術館
この地域で一番大きなかやぶき屋根のおうち(築200年)の中の、藍染工房と美術舘。
さっそく見せていただくことにしました。
オーナー、新道弘之さんの作品がお出迎えしてくださいます。
工房。
新道さんが考案した染の手法を、直々に説明していただきました。
「昨日は一斉放水だったからすごい人だったけど、今日はあまり人がいないからゆっくりできるよ。どうか楽しんで行ってくださいね。」と、新道さん。
※一斉放水:春と秋に行われる地域住民の火災予防講習と放水銃の一斉点検
閑散期トラベラー、見参!!
工房の見学の次は、2階の美術館へ。新道さんが長年かけて集めてこられた藍染のコレクションが並んでいます。
かやぶき屋根の内側も見ながら、日本の藍染の歴史や地域性を知ることができるスペースと、世界中の藍染が展示されているスペースを、ゆっくり楽しみます。
フランス(19~20世紀)
ノルウェイ(20世紀)
ドイツ(20世紀)
1793年にスイスの画家が描いていたスカーフ。
1793年・・・。
1789の4年後。
※ヅカネタ
ほんとうに楽しかったので、メッセージを残しました。
あ~
幸せだなぁと思いながら歩いていると、風にそよそよゆれる花の上にちいちゃい虫が。
まるで私みたいだなぁ。とぼんやり思う田舎道。
そうこうする間にランチタイムになったので、2番目の目的地へ向かいました。
美山自然文化村 河鹿荘
予約なしでもジビエが気軽に食べられるお店です。
5年前くらいに一回来たことがあって、その時食べた親子丼が本気で美味しかったので、今日も乞うご期待です。
明るい店内、窓の景色も美しく。
鹿づくし、ステーキとロースト。みそ汁に名物美山プリンまで付いて1,850円。
美味しかった。
美山鹿はあっさりした味で、とても食べやすいと思います。
美味しい美山の幸がわかりやすく説明されていました。
お腹がいっぱいになったあとは、大きなロビーでのんびりして。
そして、本日のイレギュラー、
お風呂へ。
河鹿荘には大浴場と露天風呂がついているのです。
※温泉ではない
やっぱり素通りできないやん。
お風呂の神様に失礼やん。
めっちゃ幸せ用意して待っててくれたはんのに。
ここでも安定の閑散期トラベラッキー、オキエひとりきり。
深い山と藍い空。
なんとお月様が見えたので、月見風呂。
風と木々がじゃれる音と、鳥の鳴き声と、湯とオキエがたわむれる音だけ。
他は何もない世界。
私が宇宙で、宇宙が私な世界。
マッサージ機設置という喜びまでいただいて、現実にもどってから向かった最終目的地。
美山道の駅
の中にある、美山のめぐみ牛乳工房
まさかの定休日。
定休日が毎月第3月曜日になったんだって。
もちろん他の場所でも美山牛乳ソフトクリームは売っていたけど、
ここで食べたかったの。
閑散期トラベラーの泣き所、定休日。
しばらく落ち込んで現実を直視できなかったけど、ここで落ちたら今までの幸せまでが薄れてしまう!!と気をとりなおして、斜め向かいの直売所でお土産を買いました。
ワインを買いに行かなくちゃ。
ソフトクリームについては、目的の三大柱のひとつでもあって、もう食べる気満々だったので、帰り道の日吉町にある道の駅でいただきました。ここも美山牛乳のソフトクリームだったので、一応目的は達成。
この日吉町の道の駅と日吉ダムも、いずれゆっくり散策したい場所のひとつです。
最後に今日のお会計タイム
ちいさな藍美術館 入館料 300円
かえで御膳 1,850円
お風呂入浴料 500円
(タオル 150円、バスタオル 500円)
美山ソフト 310円
バスタオルを購入したので、本日の旅の出費は 3,460円
それプラス、ガソリン代、お賽銭代、お土産代。
ソフトクリームでちょっとくじけた部分もあったけど、今日もいちにち、ほんとうに幸せで楽しかった。そんな気持ちでツイッターを見たら、作家の田口ランディさんのこんな言葉が目に飛び込んできました。
誰にもなにも期待しないで一人を楽しんでいると、だんだん感謝があふれてくるね。なんてたくさんのことに恵まれていたんだろう、かつても、いまも。まるで感謝が足りなかった。
— 田口ランディ(Randy Taguch) (@randieta) 2018年5月21日
なんか、わかる。
ひとりを楽しめば、いろんなことが見えてくる。
今日はなんだか、やっと自分自身を取り戻せたような気がする。