50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

天使がくれた25年目の和解

 

 

ゴールデンウィーク最終日。

 

エンジェルに導かれて、近所のレストラン・キッチンGOOD!!のミニライブに行ってきました。

GOODなエンジェル運営出会い系サイト - 50女の遊び方

 

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歌と演奏は、先日の藤原邸ライブで天使の歌声を聴かせてくれたChiseちゃん&クローバーの皆さん。

藤原邸・寝ても覚めても天使たち - 50女の遊び方

 

 

 

ブログにも書きましたが、藤原邸ライブの日は、オキエがエンジェルに孤島に閉じ込められてガミガミ怒られる夢を見た日でした。

 

「お前は俺がこうやってちゃんと何でも願いを叶えてやってんのに、なんでいちいち自分はだめだ、自分には出来ない、って思うんや。なんでお前がそんな風に考えるようになったのか、原因を突き止めるまでここから出られへんぞ!!」

 

うへー。

 

 

あれから一か月。

真面目なオキエはその答えをずっとずっと考えていました。

 

 

そして、4~5日くらい前から、ふといくつかの父とのエピソードを思い出していました。それが、今朝になってすいすいつながってきたのです。

 

 

「大人がしっかり遊んで楽しく生きていないと、子供は大人になりたがらなくなる。」

そんなことを言うところが、私の一番好きだった父。

 

そして、それを自分の与えるものの範疇の中でしか母や私に許さなかったところが、一番嫌いだった父。

 

 

子供がまだ小さいとき、岡山のつんこの家に何日か泊りがけで遊びに行ったことがありました。もちろん子供もつれて。子育ての話がいっぱいできて救われたし、子供同士も仲良くなってみんなで本当に楽しい時間をすごしました。もちろん旦那もそれを当たり前に賛成してくれて、私たち家族には何の問題もなかった。

 

けれど、父だけが「嫁が何日も家を空けるなんてことするな!」と、ものすごく怒ったのです。

 

ショックでした。

 

「大人がしっかり遊んで楽しく生きていないと、子供は大人になりたがらなくなる。」

 

 大好きだったあなたの教えてくれた言葉は、女性には適用されないのか。

 

当然、従えるはずもありません。

 

それから私と父の関係はぎくしゃくしていく一方で、父が不治の病で入院して、上辺だけの親交を取り戻すまで、口を利かない日が長く続きました。

 

父が亡くなった時も、正直言ってちっとも悲しくなかった。私は冷たい人間なんだな。と、ぼんやり思っていただけでした。

 

 

そして、現在。

 

私は自由に旅や毎日を楽しみながら、心のどこかにいつも重い軛を打っている。

 

これは、人生を好きなように楽しむことを愛した父と、それを許されなかった母(女性)の二つの生き方がオキエの心の中で葛藤しているのだ、ということまで、なんとなくわかってきました。

 

人それぞれ様々な環境の中で、そんな関係性や役割分担のルールも、それがどちらにとっても幸せな事ならば、それはそれでいいし、けっしてそれが悪い事だとは思わない。母がそれを無理なく幸せに受け入れていたなら、何も問題は無い。

 

けれども、子供は違う。

 

私は、違う。

ふたりの間のルールは、私が望まない限り、私には適用されない。

 

私は心の深い部分で、父の望んだ女性像を受け入れたいと思うことも、そうなりたくないと反発することも、それができない自分をダメだと思うことも、もうそろそろやめたいな、と思い始めていたのかもしれません。

 

「なぁお父ちゃん。悪いけど、私は私のままでいたいんよ。ほんでな。もしこんな娘でもいいんやったら、もうそろそろ仲直りをしたいと思うんやけど。」

 

なんとなく、空に向かってつぶやいてみました。

 

 

 

何の答えも受け取れないまま、時間がきたのでライブに出かけて行きました。朝からずっと泣いていたので、出るのがちょっとおっくうになってたけど、せっかくエンジェルが手配してくれたライブだし。

 

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ほんとうに癒される、天使の歌声の姫君たち。

 

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そして、

 

お客さんとして来ていたTaikiさんが、スペシャルゲストとして急きょ「ハナミズキ」を歌ってくれることになりました。

ミュージックサプリ - 【ハナミズキ】 ボーカル 《Taiki&chise》 カホン 《ばんちゃん》 ...

 

 

 

歌を聴いている間に、父にはもうとっくの昔から愛しかなくて、何のこだわりも無く私の幸せしか願っていないことが、はっきりとわかりました。

 

こだわっていたのは私のほう。

許していなかったのは私だけ。

 

あとからあとから涙がわいてでて、最後に入ったのにたまたま一つだけ空いてた(エンジェルに用意してもらっていた)一番前の真ん中の席で、おんおん泣きました。

 

 

  

「大人がしっかり遊んで楽しく生きていないと、子供は大人になりたがらなくなる。」

 

 

父が私にくれた言葉が、時に反発の力も借りながら、私をこんなに素敵な場所まで連れてきてくれたんだね。素敵な人生に、運んでくれたんだね。

 

 

 

さて

 

今日のこの一連の出来事で、エンジェルから出された宿題の答えは出たと思うのですが、これで私の悲観癖が緩和するのか、果たして孤島から本島に戻してもらえるのか、それはまだちょっとわからない。

 

わからないけど、今この瞬間の私は幸せで、きっとまた明日からも面白いことが待っていて、そんな日々を私はちゃんと進んでいくような予感がしています。

 

 

エンジェル。

今日は本当にありがとう。

ついでにもうひとつ。

どうか、関東の旅、予定通りに行けますように。