今日はオキエの暮らす街の中心地、亀岡駅周辺を歩いてみることにしました。
亀岡にひとつだけある美術館、みずのき美術館 へ行ってみたくて。
みずのき美術館は、母体である障害者支援施設みずのきに開設された絵画教室(1964年〜2001年)から生まれた作品の所蔵と展示、そしてアール・ブリュットの考察を基本に据えた美術館として、2012年に開館しました。
「アール・ ブリュット」
正規の美術教育を受けていない人による、何ものにもとらわれない表現。
高名な画家の絵を飾っていない美術館。
はっきり言って、最初は物珍しさだけで全く期待をしていませんでした。
でも、感動した。
美しい建物と、そこに飾られた絵画の数々。
心をそのままに表現された作品の強さと美しさに魅了されました。
今日飾られていない、みずのき美術館所蔵の他の作品も、デジタル画像で観ることが出来ます。
心や思い、視点や見方は人それぞれ、全く違う宇宙。その深淵さに圧倒されました。
素晴らしかった。
またゆっくり行きたいと思います。
入館料400円。
お腹がすいてなければもっとゆっくりいたいと思ったのですが、空腹に耐えかねて、花より団子を地で行くオキエの人生です。
美味しいお肉が食べたくて、駅のほうに戻ってアムールさんでランチ。
レストランバー アムール|欧州創作料理と豊富なドリンク JR亀岡駅から徒歩3分
亀岡牛ステーキランチコースを食べることにしました。
亀岡牛は実は何かのコンテストで全国1位になるくらい美味しいのですが、量産していないので全国的に出回らず、あまり知られていません。
だけどホントに美味しい。
今日は電車で来たので、ワインもいただくことができました。
そして安定のステーキ写真撮り忘れ。
出てきた瞬間、動物になるので無理もない。
なので、カット面だけでもごらんください。
おいしい・・・。
ホッコリ。
デザートとコーヒーがついて2,300円、グラスワインは600円です。
お腹が落ち着いたところで、亀岡駅の真ん前にある南郷公園を散策しました。亀山城跡を深く包み込む森を見ながら、外堀の遊歩道を歩きます。
美しい~
のんびりできます。
お弁当を持ってきて、食べている人もいました。
深い森が守る亀山城跡は、いまは宗教法人大本さんが所有されて、緑も自然もすべてそのまま大切に管理され、受け継がれています。
大本公式サイト【グローバル】トップ ・Oomoto Official Site【Global】TOP
大本さんは地域にとても開かれた団体で、オキエもお正月の七草がゆをいただきに行った時のことをブログに書きました。
そしてしばらく歩いて、王地山稲荷大明神(まけきらい稲荷)へ。
勝負運の神様。
江戸時代、将軍上覧の相撲大会で負け続けていた亀山藩に、ある時とても強い力士が登場して勝つ、という奇跡が起こりました。殿様が褒美を出そうとしたところ、その力士は忽然と消えてしまい、それが王地山稲荷の化身だったということです。
亀岡の地酒・丹山酒造さん前を通過。
オキエは日本酒があまり好きではないので入りませんでしたが、酒造見学や利き酒もできるそうなので、お好きな方はぜひお立ち寄りください。水の美味しい亀岡のお酒ですから、きっとすごくおいしいと思います。
そして・・・
この散策ルートの果てにあるカフェMimi。
オキエの隠れ家、しょっちゅう行ってるけど新作のケーキをまだ食べてなかったのでスルーできません。
一気に旅モードから日常モードに転換。
でも、やっぱり大好きなお勧めカフェです。
亀岡市民になってはや30年。なのにこうやってゆっくり街を歩くのは初めてで、まだまだ知らない魅力がたくさんあることがわかりました。
帰る場所があるから旅は楽しく、
そして旅をするからこそ見えてくる地元のいろいろな側面。
探求心がまだまだふくらむばかりで、胸いっぱいのオキエです。