50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

幸せは連鎖する

 

 

心がじんわり幸せになるニュースが飛び込んできました。

 

宝塚歌劇団月組トップスター

瀬奈じゅん 特別養子縁組で母親に

www.daily.co.jp

 

30女~40前半女オキエのマイブームは社会貢献でした。

 

志(こころざし)教育、人物教育などに関心のあるお友達がたくさんいた影響で、とにかく社会貢献しないと生きる値打ちがないくらいに思っていました。

 

内村鑑三氏の「後世への最大遺物」が愛読書だったわけですから、筋金入り。

 

「何人にも遺し得る最大遺物―それは高尚なる生涯である」

 

内村鑑三 - Wikipedia

後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)

後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)

 

 

50女になったオキエのこの体たらくはいったいなんでしょうか。

てへ。

 

この30女の社会貢献の行きついた結論が「児童養護施設でのボランティア」でした。燃え尽きるまでの2年間、週に1回、多い時で3~4回通いました。

 

虐待や育児放棄、様々な事情で親と暮らせない子供が当時で3万人と言われていました。そういった子供たちは里親と暮らして家庭的な環境で擁護を受けるのが世界では一般的な考え方で、アンジーの三人の養子もよく知られている話です。ですが、日本ではほとんどの子供が福祉施設で育ちます。

 

施設で集団生活するより、やはり子供は家庭で育つほうがいい。けれど日本にはなかなか「里親制度」が根付きません。その背景には様々な事情がありますが、やはり一番の問題点は「社会的偏見」だと思われます。

 

そんな中、元タカラジェンヌ瀬奈じゅんさんが特別養子縁組を公表されました。

 

拍手喝采、と言いたいところだけど、その決断があまりにも尊くて、調子いい賛辞など無意味に思えてしまう。瀬奈さんとご家族の未来に楽しいこと、幸せなことがたくさん起こるように祈るだけです。

 

あさこさん(瀬奈さん)・・・。今も昔も、最高にかっこいいです。お幸せに!!

 

 

私の児童養護施設での2年間の経験は未熟さも相まってほんとうに辛いものでした。親のように慕ってる職員さんが退職する日に泣き叫ぶ小さな女の子の姿が今も心に焼き付いています。これって、また捨てられたと思うんじゃないの。

 

自分のあまりにもの無力さにいつしか耐えられなくなっていました。

 

それからは里親会やNPO・NGOの団体の、現場の最前線で愛と勇気を持って挑んでくださる皆さんの背中を小さく支えることくらいしかできていません。

 

 

そして50になって、オキエの今の社会貢献に関する考え方は、少し変化をしました。

 

幸せは伝染する。だから、まずは自分から勇気を持って幸せに生きなくてはならない。

 

背伸びせず、まずは自分が自分らしくしっかり楽しく幸せに生きよう。もし目の前に元気のない人、困っている人が現れたら、微笑みを投げかけよう。できることがあるならば、喜んで手を貸そう。みんなの幸せを応援しよう!

 

 

ということで。

 

 

明日からの九州の旅、がんばって楽しんで、いってみよっっ!!