50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

ラベリング理論とブリュレ

 

 

寝ても寝ても寝てるオキエです。

 

五十肩の痛みが「刺すような痛さ」から「打撲的な痛み」に代わってきたので、就寝中に目を覚ますことがなくなりました。

 

ので、ここ数か月分の睡眠不足を補うかの如く、寝ています。

 

 で

 

 

寝ると寝るの合間に、読書をしました。

 

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オープンダイアローグとは何か

オープンダイアローグとは何か

  • 作者:斎藤環
  • 出版社/メーカー: 医学書
  • 発売日: 2015/06/22
  • メディア: 単行本
 

 

なぜ人は、“対話”だけで回復するのか。

依頼があったら「24時間以内」に精神科の「専門家チーム」が出向く。そこで患者・家族・関係者をまじえて、状態が改善するまで、ただ「対話」をする――。
フィンランドの一地方で行われているシンプルきわまりないこの手法に、世界の注目が集まっています。この手法に、かねて「人薬(ひとぐすり)」の効用を説いていた斎藤環氏が魅入られました。

《結論から言いましょう。いまや私は、すっかりオープンダイアローグに魅了されてしまっています。ここには確実に、精神医療の新しい可能性があります。》(本書12頁)

《経験を積んだ専門家ほど、その手法と思想を聞いて「これは効かないほうがおかしい」と感じてしまうのは無理もありません。私自身が文献を読んだだけで、これほど入れあげてしまったのもおわかりいただけるでしょう。それほどこの「開かれた対話」には確たる手応えがあったのです。》(本書14頁)

オープンダイアローグの第一人者セイックラ氏の論文と、斎藤環氏の熱情溢れる懇切丁寧な解説が融合。生き生きとした事例、具体的なノウハウ、噛み砕いた理論紹介で、話題のオープンダイアローグの全貌がわかる一冊です。

 

とてもわかりやすいように書かれていますが、なにぶん専門書なのでオキエにはちょっと難しめです。根気よく少しずつ読み進めたいと思います。

 

 

今日はこの本の中に出て来て気になった「ラベリング理論」について書いてみようと思います。

※直接オープンダイアローグとは関係ない事です。

 

 

「ラベリング理論」について。

ラベリング理論社会学者H・S・ベッカーが構築した理論で、しばしば逸脱理論として適用される。ある人物の特性は、その人物の行為ゆえというよりも、周囲から貼られる特定のレッテルによって決められる。ひとたびレッテルが貼られると(ラベリング)、その人物はそのラベリングのもとにアイデンティティと行動パターンを形成するようになる、という理論。

 

これは本当に力を持つ呪いの一種だと思います。

よくコーチングの方の話などでも見かけます。

 

まわりから「あなたはこういう人だ」と言われた結果、そういう人になってしまうという効果です。これはネガティブに使えば逸脱者を作り、ポジティブに使えば人材育成に役立つとされています。

 

「あいつはダメなやつだ。」「あの子は悪い子だ。」と周りがいう事で、ダメなやつや悪い子が作られて行ってしまうとしたら、これほど恐ろしい事はありません。

 

更生した非行少年の話で「自分を変えた人との出会い、言葉との出会い」というような記事を読んだりしますが、それは負のレッテルを周りからがんじがらめに貼り付けられている中で、ポンと違うレッテルを貼ってくれる人が現れた、あるいは今までのレッテルを剥がしてくれる人が現れた、ということなのかもしれません。

 

オキエにも、

 

「私って本当に〇〇なんです。」(ネガティブな事、内容は忘れた)と言った時に、「えー、そうかな~?」と言ってくれた人がいて、

 

その時に魔法が解けたような感覚を経験しました。

 

様々な問題が当事者内では解決しにくいのも、わかる気がします。狭い世界にいてはレッテルを貼っている、貼られている、という自覚は、なかなか難しいものだと思うからです。

 

だって・・・

目の前に現れているネガティブな事象は疑いようもないわけだし(疑う手段を知らないわけだし)。

 

たぶん、宗教やセミナーによって第三者の視点が入ることで、急激なレッテルの貼り替えが起こって、その瞬間まま奇跡が起こるので、みんなその神様や先生を信じちゃうんじゃないかな。という気もします。

 

これは全ての人に平等に与えられた単なる手段と思うけど。

※オキエは奇跡を起こす宗教者より暮らしに寄り添う宗教者の方が好きです。

 

で、このレッテルは、「あなたはできる」など、ポジティブな使い方をすれば人材育成に役立つ、といわれていますが、オキエはそれもちょっと好かんのです。

 

人を思うようにコントロールしようという意図は、例えそれが善意であっても、たぶん持たないほうがいいと思う。

 

その人の持つ特性のどこに光を当てて見るか、だけの問題で、

 

できるだけ健康的で良い部分に光を当てて、それを正直に伝える、に留めるのがベターなように思います。

 

なるべく人も物事もニュートラルに見つつリスペクトするのが、一番公平で平和的な態度という気がします。


良くも悪くも心から望まないレッテルを貼られるというのは窮屈でしんどいもの、不本意な自分を演じなくてはいけないのは悲しい事なのではないでしょうか。

 


余談ですが、

 

オキエは若かりし頃、自分を探して宗教やセミナーに色々と手を出しましたが、やめる時によく「やめたら(やらないと)不幸になるよ。」と言われました。

 

それもレッテルを利用した呪いの一種ではないのかな。

 

自分の心に正直になって、やめたいと思った時にはやめた方が幸せになれるんじゃないかな、と、オキエは自分の経験から、思っています。

※それを言った人に数年後「私は今こんなに幸せです。」というお手紙を出しました。それくらい強気で己でつけたレッテルを尊重しよう。

 

 

 

さて

 

夜になって、娘がアイスクリームを買ってきてくれました。 

BRULEE(ブリュレ) | アイス | オハヨー乳業株式会社

 

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こ・・・

これは、壮一帆様がコマーシャルなさっているアイスクリームでは!!

 

www.youtube.com

 

えりたん、美人~!!

 

この美人さんが前田慶次や大長老プルキルやっててんで~

宝塚ってすごすぎるで~

 

めっちゃ美味しかったです。

 

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また食べよう。

 

私は私であることが、ほんとうに、幸せ。