今日、みりりんが宝塚大劇場を卒業してしまいました。
このことについて書きだすと、小浜の旅が100年前の出来事になってしまいそうな気がするので、明日落ち着いて書くことにしたいと思います。
ということで
小浜の朝はコメダ珈琲から始まったオキエです。
※コメダ珈琲は亀岡にもありますが、いつか名古屋の本店に行ってみたいです。次の月組小箱公演がちょうど名古屋だし。
さて、旅の二日目。
この日は鯖街道起点を真っすぐ行かずに左に曲がって、小浜の古い街並みを散策することにしました。
鯖街道の次に、丹後街道という道に出くわしました。
丹後街道:
福井県南西部と京都府北東部を結ぶ街道。福井県敦賀市から若狭町,小浜市,高浜町を経て府県境の吉坂峠を越えて京都府舞鶴市にいたる。
小浜は誰もが通る本当に豊かな港町だったわけですね。
戦火を逃れたこの港町には、古い建物がいっぱい残っていて情緒があふれています。しかもその古い建物のほとんどが現役で、そのまま人が暮らしているので、昔にタイムワープしたような不思議な感覚にすらなります。
特に「小浜西組重要伝統的建造物群保存地区」は、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。今回はその小浜西組を歩いてみました。
高島歯科医院(昭和14年建築)
都菓子舗(昭和元年建築)
石窯パンの郷こころ(明治時代の町家)
ここのパン、ホームページを見たらめっちゃ美味しそうですやん。
買いたかった。
食べたかった。
車で行ってたら絶対買って帰ったのに。
こういうのが電車旅の弱いところなんだよなぁ。
※でもなんと京都の上賀茂や下賀茂でここのパンを扱ってる店があるらしい。これは要チェック。
「こころ」さんの目の前にいらっしゃった八幡神社さんに、ご挨拶。
神護景雲三年(奈良時代)に創建された神社で、300年続く「放生祭」は若狭最大の秋祭りなんだそうです。
快く迎えていただき、ありがとうございます。
こちらは小浜町並み保存資料館(大正初期)、かつての雑貨屋さん。
ここは中も昔のままで、無料で入れて見せてもらえます。在中しておられた案内人の女性の方がとても親切で、いろんなお話を聞かせてくださいました。
この町は江戸時代初期まで後瀬山城というお城の城下町でしたが、京極高次が海の近くに新たな城を築城したため(小浜城)、その後は商人の町として繁栄していくことになります。
付喪神さ~ん、いらっしゃいますか?
こんなに五右衛門風呂らしい五右衛門風呂、初めて見た。
歩く道々に、時々現れる標識。
海と共に暮らす町ならでは。
警報が出たら海抜10mまで逃げろ、と書いてありましたが、旅行客はどうしたらいいんかな。どこに逃げたらいいかわからないもんな。こういうのも前もって調べておくべき?
この門をくぐって真っすぐ行けば、常高寺。
京極高次の正室で浅井三姉妹の真ん中の姫、お初様(常高院)のお墓があるお寺です。
「江 ~姫たちの戦国~」大好きだった。上野樹里ちゃんが好きなので。お初様は水川あさみちゃんが演じておられましたね。
行ってみたかったけど、時間が足らなかったので今日はあきらめました。お初様、この若狭の海をどんな気持ちで眺めていたんでしょうか。
そしてたどり着いた次の目的地、町並みと食の館・酔月。
明治期の料亭を改修した建物で、今もこちらで食事ができますが、普段は一般に無料で開放してくださっています。
外では映画が撮影されていましたよ。
カフェメニューをいただいて、一休み。
そして最終の目的地、三丁目のまち並み(元茶屋町)を歩きました。
もっとお店などにも入ってみたかったのですが、今回の小浜の旅は、これにてタイムアウト。
夜に亀岡の友達のライブを聴きに行く約束をしていたので、早めの切り上げになりました。
欲を言えば常高院にも行きたかったし、東小浜駅から若狭彦神社・若狭姫神社にも行ってみたかったし、箸作り体験もしてみたかった。
※小浜市は塗り箸の日本一の産地で、その生産量は年間80万膳。
でもまぁ、想像以上に素敵だった小浜の町で十分遊べて楽しかったし、お天気も良くて、ありがたかった。
今回の心残りは、またいつか訪れるためのお土産にしておこう。
そんな事を考えながら、ローカル線を乗り継いで、のんびり帰ってきました。
小浜線では「おばませんキャラ号6」に乗れちゃったラッキー50女。
※平成30年夏まで、敦賀駅と西舞鶴駅の間を1日1~3便が走り、嶺南6市町をPRする。
ツヌガ君(敦賀市)、へしこちゃん(美浜町)、わかさ梅ぼう(若狭町)、さばトラななちゃん(小浜市)、うみりん(おおい町)、赤ふん坊や(高浜町)
みんなかわいいね。
行政&鉄道関係者の皆さん、お疲れさまです。
心残りの一つ、作れなかった塗り箸は、買うことにしました。
「箸職人・的場さんの手描き模様のお箸」
かわいい~
箸職人的場さんってどんな人なんだろうと調べてみたら、なんとこの的場さんの本がクラウドファンディングで資金を集めて、出版されているんだとか。
福井で出版できる本屋を!小浜で出会った若狭塗箸職人の生き様と想いを残し伝える書籍化プロジェクト - クラウドファンディングのMotionGallery
あかん・・・
こんなん好き・・・
読みたい・・・
こうして夢はまた次の夢へとつながっていきましたとさ。