豊岡市旅が想像をはるかに超えて面白かったオキエです。
昨日のコウノトリの郷・城崎温泉に続いて、今日は出石まで皿そばを食べに行きました。
豊岡駅からバスでおおよそ30分。
犬も歩けば皿蕎麦屋にあたる、出石。
しかし!!
皿蕎麦だけの町かと思っていたら、大間違い。
面白そうな観光施設やお店が色々とあって、50女的町ぶら規模としては最適クラスの町でした。
そんな事とはつゆ知らず、全く何の知識もないままぶらぶら歩きだしたオキエの目にまず最初に飛び込んできたのは、出石家老屋敷。
あ。
こういう建物、なんか好き。
江戸時代後期の上級武士が住んでいた、というこの邸宅。
大名行列の諸道具が展示されています。
ホンマに上級武士がいらっしゃってビックリした。
SNS映えに向けたサービスですね。
上級武士の皆さん、まさか我が邸宅でいつかこんなことが起こるなんて夢にも思わなかったでしょうね。
一見平屋の建物の中に、なぜか階段が現れました。
この階段は上に上がってから閉めることが出来るそうです。
隠し部屋ですね。
そしてこの部屋からは人の出入りがよく見えた(向こうからは見えない)。
また、押し入れの中には隠密の出入り口が・・・
隠密って、ほんまにいたんか。
なんかまだ信じられてない。
人間の可能性って無限大すぎるやろ。
横の窓からは皿蕎麦屋も見えました。
お目当ての皿蕎麦をどこで食べようか迷っていたので、ここに決定。
それにしても良い天気。
昨日のゲリラ豪雨が嘘のようです。
まさかこうなるとはなぁ。
帽子持ってきてないよ。
武家屋敷を出てから、「こりゃちゃんと本気出さなあかんやつや。」と思い直し、改めて散策マップをよく読んで目的地をいくつか設定し、向かった永楽館は設備工事のために臨時休館日中。
なんじゃそりゃ。
こちらは近畿最古の現役の芝居小屋です。
公演の無い日は見学ができるはずだった。
とても素敵な建物だったので、せめて門だけでも撮ろうとしてたら、工事のおじさんたちが工事の道具を全部よけてくださって、自分たちもどいてくださった。
人の親切に出逢えるのもまた旅の醍醐味ですね。
次は出石資料館。
明治時代の豪商のお屋敷跡です。近世の出石藩ゆかりの資料などが展示されています。
そこから10分ほど歩いたところにある宗鏡寺。
沢庵和尚所縁の寺だそうです。
沢庵和尚は、宮本武蔵の師匠として有名ですね。
※ただしそれは吉川英治先生の創作で、史実ではない
月組では光月るうさんが演じておられましたね。
キャスト | 月組公演 『夢現無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-』『クルンテープ 天使の都』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
広くて美しい庭園を歩いて回って、「鶴亀の庭」を眺めていたまでは良かったのですが・・・
ここでまさかの「蛇」に遭遇。
そのあとはただ順路を猛ダッシュで駆け抜けました。
でも「心字の池」の前では、思わず一旦停止。
ジョン・エヴァレット・ミレーの「オフィーリア」を思い出した。
けど、そんな物悲しい気持ちも「蛇」への恐怖で一瞬にして消え去り、再び猛ダッシュ。
もうめっちゃ怖かった。山のふもとの寺院や庭園は、夏でも(夏だからこそ)長そで長ズボン運動靴で拝観すべき、と肝に銘じました。
お寺を飛び出して安全を確保、道々にちりばめられた歴史を楽しみながら再びゆっくり歩きます。
明治時代初期の時計台、辰鼓楼。
この町の歴史を見て来たんですね。
印刷所の横には「延命地蔵」さんがいらっしゃいました。
なんて氣のいいお地蔵さんなんだろう。
大切に信仰されているのがよくわかる。
お地蔵さんに名刺もらっちゃいました。
今まさにこの瞬間への言葉。
大切に胸に刻みます。
そして念願の出石蕎麦のお店へ。
さっき武家屋敷から見つけた入佐屋さん、お店の佇まいも素敵でいい感じ。
手打ち出石皿蕎麦、五皿に卵と山芋が付いて900円、追加は一皿140円。
美味しかった。
めっちゃ美味しかった。
シンプルにお蕎麦の美味しさを楽しめました。
また行きたい。
でも他のお店のも食べてみたい。
一皿ずつ食べて回れるスタンプラリーとか、あったらいいな!!
お蕎麦の後にはお土産物屋さんのイートインでそば茶プリンをいただきました。
まんま蕎麦茶の味でした。
でも美味しかった。
車で来てたら買って帰りたかったくらい。
面白くて怖くて楽しくて美味しい出石の旅、これにて終了。
大雨で運転見合わせをしていた山陰線が運転を再開した頃に、オキエは豊岡から亀岡に向かう電車に乗りました。
それにしても
ほんまに豊岡は面白かった。観光の町のそれぞれの特色がちゃんと明瞭化されてて、わかりやすく面白かった。このわかりやすさは観光産業を運営するうえで強みだと思う。豊岡駅を拠点にして、ルートが立てやすい。
そして、今回は行けなかった玄武洞公園。
※帰りの電車の中でその存在を知ったので
なかなか勉強になりました。
明日明後日は久しぶりに俳句の講座を受けに行くので、旅費はまた週明けにでもまとめて計算したいと思います。今回の旅から学んだ教訓もいくつかあるので、ゆっくり振り返っていこう。
ただし、おぼえてさえいれば。
メモとかしておいた方がいいの、わかってるけど・・・
今日はもうあかん。
寝ます。