50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

通学路の旅

 

 

おひとり様クリスマスイブのオキエです。

 

せっかくなのでどこかにケーキを食べに行こうと思って着替えてお化粧したのですが、吹きすさぶ木枯らしの音を聞いて断念しました。

 

無理。

 

木枯らしに 財布のひもを 締められて <おきゑ>

 

ありがたいんだか、ありがたくないんだか。

 

なので、いただいた美味しい紅茶といちごのカントリーマームでおうちクリスマス。

 

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3枚食べたらショートケーキと同じくらいのカロリーかな?4枚まで大丈夫かな?

 

 

今日は、「通学路ひとり旅」をした日の事を思い出しています。昨年夏、オキエは思い立って小中高と通った東山の通学路を三十数年ぶりに歩いてみたのです。

 

旧月輪小学校(統廃合のため、廃校)。

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旧月輪中学校(統廃合のため小中一貫教育校・東山泉小中学校として統合)。

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小学校と中学校の真ん中くらいにある日吉ケ丘高等学校。

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月輪学区は東福寺泉涌寺のある古い町です。東山区は坂道が多く、京都市内の中でも空家率がNo.1なんだそうです。

 

紅葉で有名な東福寺・通天橋を反対側から見ながら12年間歩いた道。

 

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高校生だったオキエは、考え事があるといつもこの橋の上でぼんやりしていました。

 

小学生の時、友達と忍者修業した東福寺の外壁の植え込み。

 

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変わらない景色がそこにあって、「おかえり、よく来たね。」と、とても喜んでくれているように感じました。

 

行ってみて一番驚いたのは、「懐かしい」という気持ちには全くならずに、まるで今もここで暮らしているような錯覚に陥ったことです。

 

今の日常のほうが、遠い遠い場所に思えました。

 

身体も子供の頃のままの元気さを取り戻したような軽さに感じられて、何もかもがあの頃のまま、完全なタイムワープが起こりました。

 

「故郷は片時も私と離れることなく共に歩んでくれていたんだ。」

 

嫌な思い出だらけだと勝手に思い込んでいたけれど、故郷は、私をとても大切に育んでくれていたんだなぁ。ということが、分かったような気がしました。

 

 

などと

 

昔を懐かしんでポロリと涙を流しながらまったりしていたら、旦那が突然、高圧洗浄機を買って帰ってきました。

 

このあと「大掃除」という名の大海原に放り込まれたのは言うまでもありません。

 

 

サンタクロースがくれた、楽しいクリスマス。

 

今はこの町で、この家で、生きていられる幸せに感謝します。