昨日の旧北桑田郡ドライブの余韻を楽しんでいるオキエです。
ハム工房で買った美味しすぎるソーセージ。
地元野菜のボロニア ソーセージをお弁当に入れたところ、お昼ごろに娘から「ソーセージうま!!!!!」とメッセージが届きました。
ほんまそれ。
いただいたギフト注文書を眺めては思案にふけっています。
そして
綺麗だなぁと感動した枯木で一句詠もうとするのですがなかなか浮かばず。
新緑や紅葉とはまた違った、この「美しい」と思う感じを表現するにはどんな言葉を選べばいいんだろう。
高村幸太郎さんの詩を思い出しています。
あなたはだんだんきれいになる(智恵子抄)
をんなが附属品をだんだん棄てると
どうしてこんなにきれいになるのか
年で洗はれたあなたのからだは 無辺際を飛ぶ天の金属。
見えも外聞もてんで歯のたたない
中身ばかりの清冽(せいれつ)な生きものが
生きて動いてさつさつと意欲する。
をんながをんなを取りもどすのは
かうした世紀の修業によるのか。
あなたが黙つて立つてゐると
まことに神の造りしものだ。
時時内心おどろくほど
あなたはだんだんきれいになる。
何の迷いもなく四季の営みを行う條々の自由さと不自由さと、それらを自由とも不自由とも定義しない潔よさをほめたたえたいんです。
そんな句がいつか詠めるといいなぁ。
でも今はまだ未熟者なので、未熟そのまんまの一句。
山女神 ベージュのレースの ショールかな <おきゑ>
ショール:三冬の季語
三冬: 初冬・仲冬・晩冬の3か月。陰暦の10・11・12月。
「かな」という切字を用いると、切れの直後に余韻が生まれます。俳人は、「や」「かな」「けり」で俳句が切れると、その切れた部分に生じる独特の余韻を楽しむのだそうです。
余韻:
① 鐘などを鳴らしたとき、音の消えたあとまで残るひびき。
② 事が終わったあとに残る風情。
③ 詩文などで言外に感じさせる趣や情緒。余情。
なるほど。
余韻を楽しもうとするなんて、オキエも俳人に一歩近づけたのでしょうか。
うふ。
わかってる。
持って帰ってきた仕事、せなあかん。
夜仕事 余韻に逃げこむ 師走かな <おきゑ>