♪ いつ~も~待って~いる~
「何を?」
「ファントムCDの発売を。」
オキエです。
今日は伊藤園様の抽選で当たったファントム貸切公演に行ってきました。なんとお友達も当たっていて、娘も入れて4人で観劇という楽しい一日になりました。
そわそわドキドキしながら、まずはみんなでランチ。
宝塚駅から劇場に向かう途中、必ず通る商店街「ソリオ宝塚」の中にある、定食屋さん「八まき」。ヅカファンならみんな知ってる(でも私は今日まで知らなかった)美味しいお店です。
この店の人気メニュー、だし巻き定食920円。
美味しかった!!
一本一本オーダーが通ってからちゃんと巻いてくださるので、同席者と同時にオーダーしても、出てくるタイミングがずれます。
素晴らしい。
大劇場に到着したら、巨大なおーいお茶がお出迎えしてくれました。
「ほんとうにありがとうございます。」一礼。
礼儀を重んじる女、オキエです。
今回は、約5万枚の応募があったそうで、倍率は48倍。
貸切公演は、スポンサー企業商品のお土産や、サイン色紙が当たる抽選会や、終演後のトップスターのご挨拶など、通常公演にはないサービスがあるので楽しいです。
私たちもお茶のお土産をいただきました。
ありがたき幸せ。
本日のお席。
チケット運には定評のある娘が引き当ててくれた席、2階2列目のS席。
おおお・・・
良く観える。
もちろん今日も泣きました。
前回はわけもわからず泣きましたが、今回はわけがわかって泣きました。
エリックは、魂でクリスティーヌと繋がっている、お互いに出逢うべくして出逢ったということを直感で全てわかっているのですが、「彼女が僕という幻想から目覚める事が出来てよかった。」といった感じの、その直感を否定するような言葉も使います。
魂と思考の中で苦悩するその心の行ったり来たりが、とても悲しかった。
でも、結局魂には逆らえず、あまりにも素直に正直に生きてしまった。
ああ。
生きるって、魂がゆさぶられることなんか。
なんとなくそんなことを感じながら、あとからあとから流れ出る涙をぬぐいもせずに観ていました。
(正確にはハンカチを落としてしまってぬぐいたくてもぬぐえなかっただけですけど)
なんかな。
人生観が変わるかも。
オキエは今まで悲劇が大嫌いでした。
たぶんこれからもそんなに好きにはなれないと思う。
でも、悲劇は怖くない。
そこにもちゃんと愛がある。
悲劇は悲劇である理由があって、それはとても尊いものなんだ。そこにいる誰もがそのままで、美しいんだ。
全てが世界の大切なカケラなんだ。
本当は「悲」も「喜」も、「光」も「闇」も、私たちが頭で分けて考えているようなものでは無いんだ。
そんなふうに感じました。
(今現在、言語化できるせいいっぱい。)
劇が終わって悲惨な顔をした四人組。
みんな遠方から集まって長い帰路が待っているというのに、なんだかすぐにバイバイする気になれずに、今度は宝塚ソリオ横の宝塚阪急の中のベーカリーカフェで夜ご飯を食べました。
これも美味しかった。
観劇の後、ひとりで余韻に浸って色々考えるのも好きだけど、経験をシェアできる事もほんとうに幸せで楽しかった。四人四様、みんなそれぞれに自分のファントムがあって、それでいて、分かり合える何かもあって。
素敵な友人たちと娘に心から感謝をして、私のファントムが終わりました。
(いやでもチケットあったらまだ何回でも行くけど)
人生観を変える悲劇の余韻の中を泳いでいると、娘が突然大笑いをしだして、何を見ているのかと聞けばこちら。
月組公演 『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
あー・・・
もー、明るい!!
明るくて、可愛くて、愛しい。
大好き!!
大好きな、世界のカケラ。
♪ いつ~も~待って~いる~
「何を?」
「ON THE TOWNが大阪に来る時を!!」