今日は「二条城まつり2018」開催中の二条城に遊びに行ったオキエです。
二条城
それは「犬も歩けば国宝(文化財)に当たる」場所。
※盲導犬及び聴導犬等の補助犬以外の犬は入れません(二の丸御殿は全ての犬が入れません)。
唐門【重要文化財】
「あら。前に来た時よりも綺麗じゃない?」
一緒にいたN氏とA子が不思議そうに言いました。
そうです。
この唐門は50年に一度修理をするらしく、ちょうど5年くらい前に2年近くかけて修理されていたのです。
二の丸御殿【国宝】
中は撮影禁止です。
慶応3年、15代将軍・徳川慶喜が諸藩の重臣を集め大政奉還を発表した歴史的な部屋です。その時の様子が等身大の人形を使って展示されていて、これはなかなかの見ものです。
たくさんの外国人ツアー客が説明を受けながらゆっくり歩いています。
N氏とA子を振り返れば、国宝などには見向きもせずに「あの団体はどこの国の人たち(何語をしゃべっている)か。」を当てるのに一生懸命でした。
しょうがない。
みんな何回も来てるしね。
二の丸庭園
美しい。
でも俳句を詠むための季語は見つけられない。
お堀の鯉
「コイノエサ」が自動販売機で売っていてびっくりしました。
やるなぁ京都市。
天守閣跡からの眺め
いい天気、いい眺めです。
そしていつものように「文化財もいいけど、こういう何気ない建築美にうっとりするんだよな~」と言いながらシャッターを切りましたが、実はこちらも立派な重要文化財でした。
失礼いたしました。
「二条城まつり2018」期間中は夜間特別公開(ライトアップ)もしているそうです。
とっても綺麗だろうな、と思います。
そして出口に近づいてきたら「京の名産品展」。
一番行きたかった場所にやっとたどりつきました。
工房 杉の華染
京都名店会 一覧|京の味と工芸の老舗 京都名店会のお店の紹介|京都物産出品協会
西陣織の絹を北山杉の葉で染めた、天然の草木染のストール・スカーフのお店。
以前のお仕事でたいへんお世話になった方の奥さまや子供さんたちが手がけられている工房です。
もう何年も前に一度ストールをいただいて、それが傷んでからずっと新しいのが欲しかったのですが、店舗が無いのでなかなか手に入れる機会が得られなかった。先日久しぶりに奥さまにお会いして、「二条城まつり2018」で販売すると教えていただいて、買いに来ました。
きれいなの~
だいすきなの~
散々迷って今回は生成りっぽい色を選びました。
一枚一枚手で染められているので、全部違う色だから、ちゃんと一枚一枚鏡の前で合わせて確認して決めました。
目的が果たせて幸せいっぱいのランチタイムは、ふらふらっと歩いて見つけた二条城横のイタリアンのお店に入ることにしました。
TRATTORIA nudo.
狭い階段を三階まで上がったところにあるカウンター8席の小さなお店でしたが、中は綺麗でおしゃれで料理も美味しかったです。
本日のパスタランチはオードブル盛り合わせとスープ・パン、そしてパスタまでついて1,100円。
ホタテとほうれん草のクリームソースをチョイス。
プラス500円でデザートと飲み物がつけられます。ティラミス。
美味しかった。
いやほんと美味しかった。
ありがたき幸せでした。
所用を済ませてみんなと別れたあとに、一人立ち寄ったのは、亀岡一の秋の名所。
鍬山神社(くわやまじんじゃ)
「金の秋」の冠の通り、ほんとうに見事な紅葉の名所です。
ここはオキエにとっても思い出深い大切な場所です。
娘七歳、息子三歳の七五三に、健在だった両家の両親も全員そろって一緒にお参りをしました。
そのあとすぐに父が亡くなり、旦那の両親も順番に旅立ちました。
父はあまり孫の行事には参加しない主義だったけど、この時だけはなぜか思い立ったように来てくれたのです。
我が家に唯一残る、4人のじじばばに囲まれた子供たちの写真。
大切な宝物になりました。
以来、めったに来ないような人がたまに何かで来たりすると「お願い、死なないで。」と思ってしまう癖がつきました。でもそれで今まで死なれたことはないので大丈夫みたいです。
鍬山宮
どうやったら綺麗に写真が撮れるのか、四苦八苦。
写真を撮るのがとっても上手な友達に聞いたら、「とにかく数だ。」と言っていました。
鍬山神社では11月の一か月間だけ一般に紅葉拝観を受け付けています。
(拝観料 300円)
紅葉は、温かい日が続いたので色づきも一旦ペースダウンしたでしょうか。
さらなる見ごろは来週くらいに来るかな?
紅いじゅうたんの上を歩きながら考えます。
でも・・・
なんか・・・
御所も含めて格式の高いところや美しいものばかりを続けて観てると、世俗的なものが恋しくなってきた。
新世界に串カツ食べに行きたい。