50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

保津川下り

 

 

心地よい秋晴れの中、ようやく念願の保津川下りに行ってきたオキエです。

ようこそ保津川下りホームページへ(保津川遊船企業組合)

 

 

ちょっと前に、馬堀駅近くにある亀岡牛レストラン・牛楽でお食事をしたら、保津川下り乗り場まで送迎してくださる、という情報を入手しました。

亀岡牛と冒険譚 - 50女の遊び方

 

ので、まずは牛楽さんでランチからスタート。

京都亀岡牛肉専門レストラン牛楽

 

今日はステーキを食べようと思って行ったのに、結局ミンチカツ。だって好きなんだもん。

 

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一緒に行ったT子さんは、ばっちりステーキ。

 

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おなじみのN氏はビーフシチュー。

 

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やっぱり好みは人それぞれですね。

 

食後、ありがたく送っていただいて、たどり着いたるは保津川下り乗り場。住所や名前を記入して、チケットを購入。

 大人一人4,100円。

 

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今日は水量も少なく穏やかな気候なので、ゆっくり下る感じですね。

水量が多い場合は一時間ちょっとで到着する時もあるみたいです。その時々によって優雅バージョンやアドベンチャーバージョンなど、色々楽しめると思います。 

 

乗船までの待ち時間は10分ほどでした。

紅葉が見ごろを迎える頃には一時間待ちとかになる場合もあると思います。

 

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マイクで呼び出され、いざ船へ。

 

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ドキドキわくわく、出発です。

 

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最初に見えてきたのは、保津の火祭りが行われる請田神社。

 

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大木や柵が大雨や台風の被害で折れたり取れたりしたままです。

 

コースマップ

 

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次に見えてきたのは烏帽子岩

 

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このように色々な形の岩が現れるたびに船頭さんが教えてくれます。他にもイノシシ岩、ライオン岩、かえる岩、オットセイ岩、スヌーピーそっくりな岩もありました。

 

これは解説ではナイアガラの滝って言ってはったんやけど。

マップを見たら小鮎の滝になってるやん。

 

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このように船頭さんトーク炸裂、面白かったです。

 

船を漕いで保津川を下ると1キロやせるそうです。なので繁忙期などは一日に三回下って3キロやせる。でも終わったらビール飲んで4キロ太るのだとか。

 

 

あ、鴨?あひる?発見。

 

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 保津川の守り神様、不動明王

 

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船旅の安全を船上から祈願します。

 

明智光秀軍が本能寺に攻め入る際に歩いたと、言われているハイキング道。大雨以来、通行止めになっている区間。道路がごそっと落ちています。

 

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そして山津波跡。

 

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ひどい。

 

他にも何か所も倒れた木々や崩れた岩肌がそのままになっている場所がありました。

 

 

以前豊田さんに説明してもらった、大昔に作られた人工の水路の壁。

保津川下りと楽々荘/自然と共に生きる - 50女の遊び方

 

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深い渓谷の中を船は進みます。

 

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美しい。

 

自然の中で生きている私たち。

 

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穏やかな中にも時々現れる急流や浅瀬の岩だらけの場所。船頭さんたちの表情にも緊張感が現れます。こうしためりはりがあって、1時間50分飽きることなく楽しく過ごせます。

 

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亀岡市京都市の市境。

 

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トロッコ列車が通過するときは楽しそうに営業スマイルで手をふってくださいね、とお願いされましたので、そうしました。

 

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「こんなおだやかな保津川ですが、実は日本一治安の悪い場所なんですよ。」と船頭さんが話し出しました。

 

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「えっ・・・」

 

「実は先週も一人死んでるんですよね。確か、先週は科捜研だったかな。」

 

「なんや~」

 

この絶壁はテレビの刑事ものやサスペンス物の撮影によく使われる場所なんだそうです。クライマックスシーンですね。なるほど。

 

こちらは書物岩。本を横に積んだ時のような模様(地層)が見られる場所です。正式にはチャートという堆積岩だそうです。

 

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用心して防寒対策を完璧にしてきましたが、暑いくらいのさわやかな快晴です。

(気温が18度を下がる日はしっかり防寒をしてきたほうが良いそうです。でも真冬は船自体も囲いを付けてストーブをたいて温かくしてくださるので、雪景色の保津川下りも楽しめます。)

 

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見えてきた、トロッコ列車の鉄道橋・保津川橋梁。

 

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日本で現役の鉄道橋としては一番古いらしい。

 

保津川の神様が、よく来たね、とほほ笑んでくださっているみたいです。

 

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他にも書ききれないくらいいろいろな楽しみが起こりましたが、それは実際に行ってみて、ぜひ多くの方に経験していただきたいと思います。

 

そして

 

船旅の終盤は、売店船の登場で一気に盛り上がります。

 

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うおー

テンションあがるあがる。

 

オキエは焼き栗を買いましたが、ちょっと失敗だったかな。スルッてむける感じじゃなかったので、その場で食べられませんでした。(家に帰って食べました)

 

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こっちにしたら良かった。

めっちゃええ匂い・・・。 

 

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T子さんとN氏は甘酒をいただかれ、ほっこりした頃に京都・嵐山に到着です。

 

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保津川下り、最高に楽しかったです。

人が多くて待ち時間が長くても、がんばって桜や紅葉の季節に来る値打ちはあると思いました。

 

そして観光客で押し合いへし合いの嵯峨嵐山

 

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ですが、一歩裏道に入れば古くからある普通の住宅地。みんなの共通の知人で昨年お亡くなりになったWさんが住んでおられた町です。

 

なので、Wさんの物まねをしながらWさんの行きつけの、町の人が集う喫茶店「カフェタカハシ」へ行くことにしました。

 

 

サイフォンで入れる珈琲の美味しお店なんですが、ちょっと甘いものが欲しくておぜんざい。つぶあんぎっしり。

 

 

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今日は本当に楽しかったですね。

ありがとう。

 

幸せな気持ちでみなさんとバイバイしたあとは、人の波をかき分け表通りを駅まで歩きます。

 

天龍寺

10年くらい前に入ったことがあるけど、すごく良かった記憶がある。

 

 

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東向大黒天(三秀院)の門横の大黒天様像。

 

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亀峰山・平成院さんの積み石。

 

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平成院さんのツィート

 

目立たない場所での静かで優しい祈り。

 

 

 

 

トロッコ列車の嵯峨駅

 

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の中にあるSL広場

 

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と、西日本最大級のジオラマ京都。

ジオラマ京都JAPAN のご紹介 | 嵯峨野観光鉄道

 

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窓から中をのぞいたら、かなり大規模で面白そうで入ってみたかったけど、ちょっとお疲れだったので、それはまたこんど。今日は外に置いてあるジオラマだけ見ました。

 

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いつか孫が出来たら一緒にこよう。

※でも横にトミカプラレールの売り場があったのでタイミングを良く図らねば。T子さんも嘆いておられた。

 

 

 

 これにて本日の亀岡牛からの保津川下り、そして嵯峨嵐山散策は終了いたしました。

 

 

 

ふだんの暮らしの空間と観光という空間が混ざってなんだかモードのスイッチの切り替えが上手くいきませんでしたが、それはそれで面白い一日になりました。

 

保津川下りは文句なしに楽しいし。

 

またどこからか乗ってみたいお友達やお客さんが訪ねてこられたら、お供したいと思っています。

 

 

 今夜はゆらゆら川の揺れを思い浮かべながら、ぐっすり眠りにつきたいな。

 

明日というスペシャルな一日に、向けて。