50女の遊び方

50代女性・関西人。己の人生にひたむきに向き合う魂の記録。

たまごのお姫様

 

 

インドアライフ3日目のオキエです。

今日は気候が良くて気持ちよくてずっとうとうと、夢と現実のはざまを行ったり来たりしていました。

 

 

外から雨音が聴こえてきたとき、小林麻美さんの歌「雨音はショパンの調べ」を思い出しながら、大島弓子さんの漫画「綿の国星」の夢を見ました。

 

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綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)

綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)

 

 

この中の「ミルクパン・ミルククラウン」というお話に出てくる「ヒニン猫」の夢でした。避妊された猫が一生懸命「母性」を思い出そうとするお話です。

(めっちゃざっくり言えば)

 

夢の中でその「ヒニン猫」はいつしか私のおなかの中に住んでいる「たまごのお姫様」と重なっていました。たまごのお姫様は長い間ずっと、毎月必ずひとりぼっちで大広間に降りてきて、恋人と出会うのを待っていました。

 

けれども、もうそれもおしまい。

 

 

ちょっと待って。

私、いよいよ閉経ですか。

 

 

なんだか急に悲しくなってきた。

 

考えてみれば、今まで私の身体のシステムは、ちゃんと勤勉に働き私を動かし続けてきてくれた。誰に感謝されるわけでも、私に手厚くねぎらわれるわけでもなく、時に邪険に扱われながら。

 

ずっと当たり前のように思ってたけど、私の中で生きている細胞の一つ一つ、全ての機能の働きがあってこその今の私の幸せなんだ、と、でもそれも移りすぎていって変わっていってしまうのだ、と、考えたら涙が出てきた。

 

 

 

今日はたまごのお姫様が私にお別れを言いに来たのかな。

 

いやだ。

寂しい。

 

(´;ω;`)ウゥゥ・・・

 

今日はちゃんとありがとうを言おう。

 

 

人はこうやって出会いと別れを繰り返し、人生を進んでいくのか。私、今ある全てに感謝が足りてないんとちゃうか。

 

 

 

いや、しかし

 

気温がちょっと変わるだけで思考がすっかり秋モードに切り替わってる。

 

さすが四季のある国・日本に生きる50女のオキエでした。