え・・・
どう受け取ったらええんやろ・・・
朝から頭が混乱したオキエです。
天気も迷走しているということなのでしょうか。
そんな天気予報とはうらはらに、今日は最高にハッピーな気分のおでかけ。やっと美容室に行ける日なので、るんるんでした。嵯峨嵐山にある美容室のいつものネガティブオーナーは、最近庭仕事に没頭する羽目になっているらしく、よれよれに疲れてはりましたけど、カットの技術は相変わらず素晴らしかったです。
ハレルーヤー!!
本日も期待を裏切らない可愛いらしい仕上がりにご機嫌。
(注:当社比)
美容室を出た時間がちょうどランチタイムだったので、嵯峨嵐山駅を食事時に通過するときには必ず入るお店、さがのやさんへ行きました。
観光地駅の真ん前だけど、地元の人もいっぱい来る普通のお食事処。
今日のオキエのオーダーはヒレカツ定食840円。
美味しいです。
大好きです。
ほっ、とする、ふつうのごはん。
さて
今日はここからまた嵯峨野線京都行きに乗りまして、さらにおでかけ。JR丹波口駅で下車、5分くらい歩くと見えてきます。
京の花街、島原
島原、西門跡。
「太夫があとで裏門の柳の下に来ておくれやすと言うたはります。」
そうです。
宝塚歌劇団雪組「るろうに剣心」の舞台に出てきた場所でもあります。
ももちゃん太夫、綺麗~
桂小五郎と朱音太夫がこっそり会っていたのは「裏門」ですが、実際には「大門」と「西門」しかないので、この西門が裏門に当たるのかな~?それとも他にもっと門があったのかな?
ちなみに、実際に桂小五郎と馴染みだったのは桜木太夫という方で、その方は後に伊藤博文の愛妾となって、伊藤氏暗殺ののちには西賀茂で尼になられたそうです。
素敵な方だったんでしょうね。
まずは島原の鎮守の神、島原住吉神社にてお招きの御礼のご挨拶。
当時の面影が残る道を散策します。
そして、現在特別公開中の揚屋、「角屋」さんへ。
※普段は2階部分が「角屋もてなしの文化美術館」として公開されていますが、この期間中のみ2階部分は閉館となり、普段見ることのできない一階部分などが公開されています。9月14日(金)まで。
お客さんの要望を受けて置屋から揚屋に「送り込み制」で太夫や芸子が送り込まれてきたんだそうです。
(知らなかった。)
各場所でガイドの方が説明してくださって、入場料、600円。
ここは料理の準備をする場所。
広い!!大きい!!
お客さんの刀をお預かりする場所。
一見さんお断りの角屋では、現金は月締めの後払い。この帳場は、現金は扱わず、予約どおりお客さんが来たのかどうかを確認するための場所だったそうです。新選組と維新の志士達が鉢合わせしないように、繊細な注意がはらわれたそうです。
すごいね~。
大義をかけて闘っている人たちの元で、町人はしたたかに生きていたんだね~
町人万歳!
そして、西郷隆盛が使用したといわれているたらい。
出た、西郷どん。
九州で散々お目にかかってきたけど、こちらにもそりゃいらっしゃいますよね。
第二次世界大戦中、空襲による大火事を避けるため、京都の木造建築がのきなみ解体指示を受ける中、このような由緒あるたらいが残っている場所を本当に解体していいのかどうか?軍の上層部が決断を下せないまま終戦を迎えた、ということで、角屋の建物は守られました。
西郷どんが守ってくれた京都の財産なんですね。
そして、客室。
飲めや唄えやのどんちゃん騒ぎが毎日行われたんですね。
見事な松が見えるこちらの客室は、なななななんと。
ななななななんと、
芹沢鴨が最後の宴席を開いた場所。ここで酔いつぶれた芹沢鴨は、その直後に暗殺されました。
見た見た、その場面見た!!
雪組公演 『誠の群像』『SUPER VOYAGER!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
でやってた!!
はっちさんがええ気分で酔っ払った後、のぞ様たちに暗殺されてた!!
うわーーー!!
舞台の舞台!!
感動の連続です。
猫も歩けば国宝にあたる角屋さん。
次は2階に常設されている文化美術館にも行ってみたいです。
(1階公開期間中は閉館)
お客さん用入り口の横には、新選組がやらかした跡も。
商いも命がけの時代だったんですね。
角屋さんを出た後は、街の様子を見ながらぶらぶら。
お風呂屋さんもあります。
湯の宿・松栄「誠の湯」
https://www.yunoyadosyouei.jp/bath
ここは昔お風呂好きの友達ファミリーと一緒にしょっちゅう来てたけど、まさかこんなロケーションの中にあったとは知らなかった。(いいお風呂です)
驚き。
おそるべし京都。
大門のほうにも歩いて行ってみました。
今宵京の夜空を真紅に染める島原の太夫たち・・・
その朱音太夫(桜木太夫)を抱えていた置屋さん、「輪違屋」も現在特別公開中。
※9月30日(日)まで
なんと、現役のお茶屋さんでもあります。
こちらも解説付きで入場料600円。
太夫たちが書いた手紙の下書きを飾られたふすま。
恋文だらけ。
読めなくて残念。
島原は遊郭とは違って文化村的な役割も果たしていたところなので、島原の太夫ともなれば学識が高く文化芸術的にも優れた人でないとなれなかったそうです。
才色兼備な上に和歌、連歌、俳諧、琴、琵琶、笙、書道、茶道、香道、華道、貝覆い、囲碁、双六までこなしたと言われている伝説の太夫、吉野太夫が書いたといわれている書の掛け軸。
解説の方が意味も説明してくださいましたが忘れました。
こちらは近藤勇が書いたといわれている書。
にわにわさん・・・
2階も見せていただけるのですが、撮影はNG。
看板になっていた、本物の傘の紙を貼りこんだふすまがある「傘の間」や、本物のもみじの葉を型にして壁の模様を塗ってある「紅葉の間」など、とても粋で素晴らしかったです。
そして太夫が過ごしていた部屋には太夫の打掛が展示されていました。
見ごたえありました。
すごかったです。
神社仏閣だけじゃない、京都の町人の力を見せつけられました。
謎の天気予報に則したように、時おり雨音などが聞こえてきながらも、なんとか傘をささずに歩くことが出来ました。
しかし、蒸し暑い。
休憩せな。
水分取らな。
ということで、地図アプリでカフェを探して歩いて来てみたら、ここにたどり着きました。
え、ほんまにカフェ?
情報がこれだけしか表示されてない。
おそるおそるドアを開けて「ここはカフェですか?」と聞いたら「そうですよ。」と答えが返ってきました。
良かった。
なんか斬新なカフェ。
今年はもう食べられないだろうと日曜日に思ったばかりのコレにまた手を出してしまいました。
かき氷、700円。
すごい。
かかってるん、お茶やん。
食べ進んでいると、中からあんこと白玉が登場。
今日は色々とビックリする日やな~。
今までになかったタイプのかき氷。
美味しかったです。
いや~
今日も暑い中、がんばって行って良かった。
ほんとうに感動した。
世界がどんどん広がっていく。
今日の旅費
JR
行きは240円+200円
帰りは410円
さがのやランチ840円
角屋入場600円
輪違屋入場600円
かき氷700円
水100円
お賽銭
合計 3,690円+お賽銭
そして
京の太夫が登場した宝塚歌劇版「るろうに剣心」が、まさかの早霧せいな再びの主演で新橋演舞場・大阪松竹座で公演されます。(ちぎちゃん以外の男性役は男性が演じます)
これもおどろいたな~
もちろんしっかりチケットゲット済み。
ちぎちゃん、観に行くよ!!
再びちぎちゃんの殺陣や身体能力の高さが見れるなんて夢のようで幸せすぎる。
楽しみで楽しみでしかたないよ!!
さぁ
お米洗って、寝よう。