「おかえり~!!」
外国で暮らしているお友達のランちゃんが日本に帰ってきたので、一緒に遊んできたオキエです。
なんと関西に帰って来る前に、オキエが今一番行きたい箱根の温泉に「富士山見ながら入ってきた。」そうで、私の激しい羨望のまなざしを受けて「フフン」と笑う、相変わらず強くて美人のランちゃんでした。
ランちゃん
結婚してからニュージーランド在住で、時々日本に帰ってくる。
世界中を旅する冒険家。つい最近ではイランに女一人で行ってきたという強者。お腹がすいていたり機嫌が悪くなると、天使のような微笑で天然の毒舌をふるうので、周りがにわかに緊張しだす。でもとってもわかりやすい。彼女がNZに帰るときはいっつも悲しくなるけど、冷静に考えたらトータルで会っている日数は、たぶんかなり多い。
今日は共通の友人N氏も誘って、三人でランチに。
「お昼、何食べたい?」
適当に、イオンの3階のレストラン街とかでいい??
と、言おうとしたオキエに、
「美味しい和食が食べたい。」と、ランちゃん。
「落ち着いた雰囲気のいいお店で食べたい。」と、N氏。
ほんとうに心地良く生きることに打算を許さない人たち。
めんどくさいけど、尊敬する。
ということで、まずはイケメンシェフの雅さんでランチをすることにしました。
春満開ランチ。
これだけのお皿に、シェフのこだわりがいっぱい乗せられています。
山菜の下ごしらえの仕方の違いなども、いろいろと教えてもらいました。
そして、オキエの隠れ家、MIMIでデザートとコーヒー。
庭の新緑が美しく、MIMIファミリーの皆さんともおしゃべりが出来て楽しい時間になり、ふたりとも、とても喜んでくれました。
そんなランちゃんが、昨年の夏に帰国してきた時には、ふたりで愛知県・蒲郡市に旅行に行きました。
その時に、たまたま偶然訪れた蒲郡クラシックホテルに魅了された事が、オキエのクラシックホテル巡りの始まりになったのです。
最初は、ただ「竹島に行ってみよう。」と思っただけでした。
八百富神社でお参り。
ここはここで、とても神秘的で美しい場所でした。
これから行かれる方に一言だけアドバイスを申し上げますと、蚊がひどかったので、夏場は虫よけスプレーが必須と思われます。
そして、マップに書いてあった「クラシックホテル」に、なんとなく行ってみることにして。
菊池寛、志賀直哉、川端康成、谷崎潤一郎といった作家が作品の中で描いた蒲郡。
実は、このホテルに何泊も無料で泊める代わりに、小説に「蒲郡」という地名を登場させてもらうという、「タイアップ」方式をとっていたんだそうです。
窓から見える美しい竹島。
猛烈に感動しました。
当時のまま残る、エレベーターの指針版。
そして、ホテルの従業員のお姉さんがとっても親切なのも嬉しかった。
インテリアの説明や、「写真をお撮りしましょうか?」という心遣いまで、ほんとうに大歓迎されているんだ、と思えるおもてなしをしてもらいました。ただお茶しに行っただけのお客さんやのに・・・。
もう一度、ぜったいいつかは訪れたいクラシックホテル、ナンバーワンです。
筋金入りのトラベラー、ランちゃんへの憧れが、今のオキエのひとり旅の原点かもしれません。
いつまでも、刺激をビシバシくれるカッコいいランちゃんでいていただきたいものです。私も、お土産にくれた目の周りのシワ取りクリーム、がんばって塗って若返っておくから!
次の帰国も、心から楽しみに待っているよ!
補足:蒲郡は宝塚歌劇団月組トップスター、珠城りょうさん(珠様)の出身地です。